グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

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金融商品取引法が導く先は・・・

2007-09-27 13:46:28 | Weblog
いよいよ、金融商品取引法が施行になり、金融機関はそれへの対応に大わらわのようだが、果たしてこれで消費者に適した金融商品を、安心して買える様になるかというと、?なのだ。仏、作って魂入らずの喩にならなければよいが。売る側もゼスチャーだけではだめで、法律も、真に機能するよう、これからも練らなければならないだろう。どちらもあまりに過度に走ると、かえって使い勝手が悪くなり消費者の利益にならない。日本の個人の資産形成が、さらにこれで他国に遅れを取ることにならないよう祈りたい。

大リーグ終盤戦は、めちゃっ面白い!!

2007-09-25 13:46:12 | Weblog
この3連休は、ヤンキースとレッドソックスの地区リーグ優勝争いの試合に釘付けになり、他のことは手付かずの3連休となってしまった。それにしても、大リーグの試合はおもしろい。3点や4点離していても、すぐにひっくり返る。傍から見ていると、そのくらい引き離されると、選手ももう内心あきらめ気分ではと思ってしまうのだが、ところが全く違う。そんな点差はまったく気にせず、がんがん打ってきて、あっという間の逆転だ。11対12とか、大量点の奪い合いになり、大味の試合といえなくもないが、選手がテンポよく全力でプレーするので、見ているほうも妙に乗ってくる。優勝争いにはすでにいない相手のチームが真剣にプレーしているのも好感が持てる。ここ数日、日本選手の活躍がややかすんでいるのは、唯一の不満だが、シーズン終盤の優勝争いは、エキサイティングそのものだ。

今年の観客数が、史上最高を更新したのも十分うなずける中身の濃さがある。

日本の政治は、ベルサイユ宮殿鏡の間限定政治

2007-09-17 15:27:36 | Weblog
福田康男は、そもそも政治家にはなりたくなくて、50過ぎまで丸善石油のサラリーマンだった。二男が急逝し、やむを得ず親父のあとを継ぐため国会議員になったという。70を超えているが、閣僚は官房長官経験のみ。官房長官のときの高飛車な答弁や記者への辛口発言がどうも嫌味っぽく聞こえて、見下しているようで庶民の味方という感じがしない。

一方、麻生の方は、アキバ・オタクで人気を博しているが、出自はいわずと知れた超名門。夜の会合は、銀座の超限定会員制クラブや一流のフランス料理レストランばかりという、いわば銀のスプーンをくわえ、生まれてきたような、安倍さん以上のお坊ちゃんだ。アニメを読んだり弁舌はべらんめい調で、一見庶民派みたいだが、全然〃。いわば貴公子として生まれてきたような人だ。

こんなんで、日本の社会は、本当に世界の中で他の国と戦って競争に勝っていけるのか。あの、階級社会と見られてきたイギリスでも、サッチャーやブレアは、庶民・労働者の家庭から、大変な苦労をして這い上がってきたと聞く。今のブラウン首相も然り。真の貧困や苦労を味わったことのない人が、格差をなくすといっても、ただ口先だけで何の響きもない。

ゆで蛙、いつまでたってもゆで蛙。


びっくり仰天、安倍首相辞任!!

2007-09-13 08:00:36 | Weblog
昨日お昼過ぎ、安倍首相、辞任表明というニュースが飛び込んできました。いやー、びっくりしました。何で今のタイミングでというのが、正直な感想です。

しかしやや無責任ですね。参議院選敗北後に即続投表明、内閣改造、所信表明演説、職を賭す発言、そして昨日は午後代表質問の予定でした。

やめるタイミングは、いただけません。耐え切れず放り出したといわざるを得ないですね。参議院選敗北も、すべて安倍総理の責任とはいえない、時局がやや振り子を戻したともいえる状況の中で、政局(やめる時期ではない)を読み誤った、まだまだ政治家ではなかったともいえるのではと思います。結局は、総理の器ではなかったということでしょう。小沢党首との党首会談も実現できないことを、やめる理由と口にしていましたが、それが辞任に至るなどというのは、もう燃え尽きた人の言うせりふですね。

本来であれば、頑張って頑張りぬいて、衆議院の2/3の再議決でテロ特措法を通し、燃料給油を一時休止してでも継続させるべく国際貢献に向け努力するのが筋であるのに、そうなる前に国際社会の信頼も失ってしまった構図です。国民に対する顔向けもできないというやり方ですね。

小泉首相の、郵政解散のときのせりふ「それでも地球は動くとガリレオはいった。ここはいっぺん国民に聞いてみようと決断した。」という力強い言葉が今でも耳に残っています。ブッシュ大統領のように、支持率最低でも、かえるの面にションベン的づぶとさも度を越すとと思ったりもしますが、ブッシュ、小泉の対極にいるようなか細さで、本当に残念です。松岡農水大臣の自殺と同じように、外からはなかなかその人の内面はわかりませんね。

小泉首相は、久々に5年政権を続けてくれたわけですが、安倍さんは一年足らず・・・、これからまた、ころころ首相が変わる以前の状態に戻るのでしょうか・・・。

安倍政権は死に体に。

2007-09-04 15:52:53 | Weblog
遠藤農林大臣が不正請求問題で辞任。若林氏が就任したが、この方3人の農林大臣が辞任するたびに、急遽大臣を仰せつかるのだが、何かお気の毒だ。今度は兼任でないから腰をすえて農政に取り組めるのだろうが、もともと農林官僚出と聞く。まー、無難というところなのだろう。

その後の安倍首相のインタビューなどを聞いていると、電話の音声応答のようで、まったく響きがない。もうすぐ臨時国会で、参議院を取った民主党が手ぐすね引いて待ち構える中、さらに格好のえさを与えてしまった。内閣改造による浮揚は一気につぶれてしまった。そしてこの政治と金の問題は、まだまだぞろぞろ出てきそうで、これからが思いやられる。政局運営は困難を極め、年内解散に追い込まれるシナリオが現実味を帯びてきそうだ。