グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

25.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-29 14:25:34 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・実際の試験と同じ状況で、模擬試験をやる。

研修テキストなどには、模擬試験問題が入っているものがある。あるいは過去問題集も、証券アナリストやCFPではあるが、これらを知識習得のための教材としてばかり使うのはもったいない。過去3年分くらいは模擬試験の問題として活用するのだ。そしてそれらを、実際の試験の数週間前にやってみることだ。私の場合、時間感覚をつかむ上で、制限時間を守って、さらに1週間前には、全く実際の試験と同じ時間帯と環境でやってみた。試験というものはある面、問題や時間配分への慣れという面が大きい。実際の試験の時に、初めて制限時間付でやったなどということは絶対に避けたい。どの程度のタイムプレッシャーがあるのか、厳しい時間内で問題をいかに満遍なく回答するかが、合格のキーポイントなのだ。

時間が足りなくなって、やさしい問題まで残してしまったということはよくあることだが、これほどもったいないことはない。多くの試験は6割取れればいいのだから、この合格ラインあたりでひしめき合っている中で、簡単な問題を残したとなると致命傷になる。その意味でも、本番では時間配分と問題にどう臨むか感覚的なものも含めて、慣れや勘が重要になってくる。

24.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-28 06:30:07 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・山はかけない。

山をかけると、ろくなことがない。2年も3年も続けて出ているから、これは今年も絶対に出ると思って、重点的に勉強していっても、全然出ないことが多い。また今まで全く出ていない問題であり、これは出ないだろうと思って、習得度が浅かったり、計算式に未習熟だったりすると、それらばかりが、出る。こんなことがあると、思わず、出題者の意図を疑ってしまうこともあるが、いずれにしても、山をかけるのは危険だ。私は、これまでの試験準備で、一切山をかけなかった。これによって成功したという感が強い。要するに、カリキュラムなどで習得すべき項目とされているものは、満遍なく理解度を深めておくことが、合格への近道であり、大変大事なことだと思う。


23.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-27 06:35:03 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・ノート作りは最後に強力な武器になる。

私の場合、CFA試験勉強の時には、章末の要約部分をコピーして、それにできなかった部分、弱い部分、重要部分、要約部分だけでは説明不足の部分、図解すべき部分などを、労を惜しまず、加筆して中身を厚くしていった。これを準備期間の後半に行なったが、非常に効率的かつ有効だった。なぜなら、持ち運びやすく、全部が百数十ページのA4バインダーに収まっているため、いつでもどこでも読め、有効に準備ができるからだ。いちいち科目ごとの厚い教科書を運んでいては重いし、全体がシステマティックに流れない。CFA試験の指定テキストでは、1200ページもの大辞典並みの基本テキストがある。

また先ほどの繰り返し勉強にも有効だ。実は問題をやりながらも、9日間や5日間で全カリキュラムを終えているのは、このノートのみを全部読むことによっている。試験準備の最終段階になると、テキストを全部読んでいては、時間がかかってしょうがない。テキストを全部読んでいる段階は、渦潮作戦でいえば、外を非常にゆっくり回っている段階だ。渦潮が錐揉みのように海中に入っていく段階が9日間や5日間でファイルノートを全部読んでいる段階だ。カバーする分量が膨大なため、最後はまとめという形でこのようなノートが必要になるのだ。さらにこのノートの中でもさらに弱い部分、要注意部分、重要部分はマークしている。このマークしている部分を試験直前に、1日で終える。また試験会場にはこれのみを持って行き、往きの電車の中、試験開始前までにどこを見ておく、昼にはどこを見ておくことまで決めて、このノートを使った。自分で自分用につくっているので大変なじんでいるし、安心感もあり、非常に強い味方だ。おかげで、試験当日はゆったりした気持ちで、やることをこなしてしまうと、却って時間があまり、手持ち無沙汰気味であった。実際、すべての項目が入っている形になっているので、ここから出ている問題は当然、数知れず、まさに次から次へとという感じだった。直前では、最も凝縮した形で、あっという間にレビューできてしまうという状況だった。ただノートをつくっている最中はどんどん書き込んでいくので、実際空きスペースに書ききれなくなり、虫メガネで見なければ見えない位まで文字が小さくなってしまうこともあったが、この作成過程は甘んじて受けるべきところだ。

別のやり方として、特に弱い部分やむずかしい部分を抽出してノートをつくる方法もある。ノート作りは人それぞれだし、私も試験によっては、弱い部分や理解しにくい部分を抽出してノートをつくったこともある。要は頭を柔軟にして、その時々の試験にあったノート作りをすることが大事ということだ。

その際、注意することは、労や手間を惜しまないこと。その時つくるのに時間がかかったことはあとで取戻せるし、追い込みの強力な武器になる。


22.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-26 06:40:39 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・基本は、暗記ではないということ

試験勉強をしながら、常に心がけるべきことはまず本質・概念をつかむこと、次に覚えるべきものは覚えるということだ。試験勉強は、暗記ではない。本質をつかまなければ記憶にも残らない。


21.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-25 08:03:46 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・最も効率的な試験準備のやり方は、システマティックにこなしていくこと

試験準備は、意志力や克己心なども必要だが、ある面で必須なのは、全体のスケジュールとカリキュラムを、自分に合った最も有効と思われる形に組み立て、それをシステマティックに、スケジュールを守りながら、こなしていくことだと思う。絶対にスケジュールをはずさないように、しかもそれを機械的に、あたりまえに進めていけるようになれば、連続合格の道は近くなる。

20.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-24 08:22:07 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・わからない箇所は対策テキストの出版元に訊いて見るのも手だ。

独習の場合、わからないところがあっても誰にも訊けない。このような場合の手として、試験対策テキストの出版元に、メールなどで、疑問箇所を問い合わせてみるのがおすすめだ。私の場合、証券アナリスト(日本)や米国のCFA対策テキストの出版元がほとんどのケースで親切にわかりやすく回答してくれた。出版元に訊けば、回答者は執筆者であり、これほど信頼できる回答はない。これによってずいぶん習得できたし、実際に質問した箇所が試験にも多く出た。


村上ファンド、村上世彰さんに告ぐ。-3

2006-04-23 16:41:00 | Weblog
村上さん、やはりあなたは阪神電鉄の株を手放すんですか。阪急がTOBをかける見通しで、もうあとは村上さんがどのくらい高く売れるかで決めるだけと聞いています。

やはりあなたは売り逃げ屋レベルの人だったのですか。ずっと持つつもりといっていましたよね。それが半年くらいでもう売るんですか。とすれば、ずっと持つつもりといっていたのはうそですか。それとも状況は刻々と変わるから、前言った事など、いまは変わっただけの話だということでしょうか。それほど状況変わりました?

ただ単に儲けを得るためだけに、大量に買い占め、営々と築いてきた阪神のブランドは阪急の傘下に入ることを余儀なくされる。阪神電鉄の利用者である大阪の人たちや阪神タイガースファンの気持ちを考えていますか。この資本の変化による社会的な影響を考えているんでしょうか。そんなことは考えるわけもなく、ただ自分だけ儲けられればいいのですか。


このようなことが通れば、あなたは反社会的な危険人物としてますます社会からは遠ざけられ、いっていることとやることが反対の、うそつきのレッテルを貼られることになるでしょう。


19.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-23 11:35:46 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・全カリキュラムを繰り返し、繰り返しやることが大事

私の場合、たとえばCFA(米国証券アナリスト)3次試験の準備では、指定テキストを3ヶ月×1回、試験対策テキストは1ヶ月×2回、19日×1回、12日×2回、9日×1回、5日×1回、1日×1回と8回繰り返し、勉強した。とにかく反復演習、反復勉強だ。その時使用した教材の全ページ数は5000ページを超え、さらにそれを上のとおり何回も繰り返した。またその間、2000問の問題をやり(延べでは3,000~4,000問)、できなかった問題はマークして繰り返しできるまでやり、絶対にできると思ったものはマークを消し、残ったままのできない問題はまたやり、できるまで繰り返すというやり方をした。わからなければわかるまでやるということだ。このスタンスは試験直前まで変えなかった。なお1日平均の勉強時間は5~7時間だった。

既にお気づきと思うが、最初は3ヶ月とかなり時間をかけている。ここが基礎固めの部分だ。1ヵ月、9日、最後は1日まで短縮されている。私はこのやり方が最も効率的なやり方だと思っている。名づけて「鳴門の渦潮作戦」。繰り返す回数を重ねるごとに、全カリキュラムをやり終える期間が短くなる。またこの方法が苦手を残さず、全体を底上げする最もよいやり方だと思う。なぜ5日や1日で全カリキュラムができるかは後にお話する。なお全カリキュラムを12日でできるように、試験対策テキストすべてを通して読んでいながら、期間が短縮されてできるようになるのは、やはり学んだ知識や内容が血となり肉となっている証拠だ。これは不思議なものでこれまで見ると、必ず大幅に期間を短縮してできるようになっていた。

この方法が時間がかかるようでいて、必ず試験に受かる効率的な方法だ。


18.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-21 08:58:20 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・苦手科目や苦手分野を絶対に作らない。

苦手なところほど徹底的にやるべきだ。それが後になって効いてくる。たとえば、CFA試験では1次、2次、3次と繰り返し同じ分野が続くし、CFP試験では税・不動産などは各科目にまたがる分野で、それらが苦手のままだと最後まで逃れられない。それだけ合格する可能性が低くなるわけだ。だから苦手な分野はあって当然などという既成観念は持たずに、わかるまで徹底的にやる、苦手分野は絶対に残さないというスタンスを堅持すべきだ。金融マンにとって、CFP試験の不動産、相続、所得・法人税などなじみがなく、すぐわかるわけがない。証券や銀行のほとんどの社員にとって、クォンツ(統計・確率などの金融工学)、デリバティブ(オプション・先物)などは初めて学ぶ分野だ。要は誰にとってもなじみがなく、難しい分野ということだ。よくこういうところは捨てたという人がいるが、先ほどいったように、2次、3次とずっとついてくるので、逃れられないのだ。これは、どの資格試験でもいえることで、必ずとっつきにくい分野やどうにもなじみにくい分野というものはあるものだが、苦手分野をつくらず、こうした分野を押さえれば他者に優位にたち、合格する確率が高くなる。そして何よりも、合格したあとの自信になり、仕事にも役に立つ。


17.独習で金融最難関資格(CFA,CFP,証券アナリストなど)連続一発合格の秘訣。

2006-04-20 06:49:34 | Weblog
Ⅱ.試験準備の段階

・推奨スケジュールなどプロトタイプのスケジュールは採用しない。

私は、講座コースには行ったことがない。各講座には定型スケジュールがあるが、そういうものでやるべきではないと思う。人それぞれ準備段階では、レベルは違うし、投入できる時間量も勤務状況などにより、さまざまだ。それを一律同じものでスタートさせるのは不合理だ。自分が作ったスケジュールの方が、なじみやすいのではないか。開始時期も含めて、自分にあったスケジュールをつくるべきだ。またスケジュールは調整・変更が必要になると覚悟しておくべきで、フレキシブルにできるようなものとしておく。これが講座コースだとできない。追いつかなくなり、途中で挫折する。

よって、スケジュールは、自分にもっとも適したスケジュールを、自前でつくるべきだ。