torcha-n が3D出力品の仕上げをやっている間ちょっと休めるな~と思っていたら、そうはいかない
前回まで
ワンフェス出展のお手伝い2012年夏その2 3DCGの立体出力5 第17回(出力)
中子の製作
ガレージキットの用語には鋳造から来ているものが多い、中子というのは、鋳造の用語で中空の鋳造品を作るため内部に入れる型です、今回作るのは「寄せ中子」といわれているらしい (ブログに描く前に、一応ネットで検索したのですが、よくわからない、ネットで調べればなんでもわかるというわけではないというのを改めて感じました、専門書で調べるしかないようですがそこまでする気はない)
仕上げを待っている間に作るようtorcha-nから連絡がくる、キットを量産するためにはそういうのが必要だなと思っていて手つかずだったけど、ようやくスタート
今回作るのは、ジョイントを入れる穴用の中子、シリコーンゴムで型取りできないこともありませんが耐久性が低く実用的でないと考えているので、中子方式の型にします
torcha-nと玉才では方式がちがっていて、torcha-n式では無理と思うので、玉才式で作ります、これで失敗したら、また文句言われちゃうね
torcha-n式は、凹み、溝をパテ埋めしたジョイント部品そのまま使うというもの、パテ埋めが可能なのか、耐久性はあるか、キャストの硬化熱に耐えられるのか、などの問題がありますが最大の問題は、必要数を用意することです、このような細かいもののパテ埋め仕上げを10数個もやってられません、同じ形状の部品が大量に必要な時は型取り複製するのが普通です、そこで玉才式の登場、原型を作って真鍮棒の軸を入れて型取り複製する方法です、これで耐久性、生産性の問題は解決しますが、型取り複製による収縮、キャスト同士の癒着という別の問題発生が考えられますが、これですすめるしかありません
中子原型の製作
キットのジョイントには海洋堂製リボルバージョイント、イエローサブマリン製関節技が使われているので原型にもこれらを使います
ゴム型に固定する時に固定しやすいように、軸を太くし、抜け止めのくびれを作るためコトブキヤプラユニットを使用します、ゲートが仕上げられていないのはここに注型口をつけるため
軸を延長するためプラ丸棒を継ぎ足します
この状態で型取りして、注型時に真鍮棒に置き換えます
油土で凹み、溝を埋める
時間がないので、パテ埋め修正は行わない
一度の注型で数多く生産できるよう原型を多数用意するつもりでしたが、各2個づつが限度でした
時間がないので型取りは、両面型取りをやめて切り分け式で行う
プラ棒で注型口、真鍮線で空気抜き穴を作る
今回ここまで
今回の作業時間 4hours
次回を読む
ワンフェス出展のお手伝い2012年夏その3 キャストキット生産 第2回(中子の製作2)
シリコーンゴム型取り関連の記事
ブログ記事一覧 ワンフェス出店のお手伝い2012夏その1 編
ブログ記事一覧 「ワンフェス出店のお手伝い 河童ガレージキット生産」編
シリコーンゴムによる型取り(流木を型取りする 1回)
ブログ記事一覧 「手首をなんとかする」編
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軸を延長するためプラ丸棒を継ぎ足します
この状態で型取りして、注型時に真鍮棒に置き換えます
油土で凹み、溝を埋める
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一度の注型で数多く生産できるよう原型を多数用意するつもりでしたが、各2個づつが限度でした
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