「長良川市民学習会」メモ

徳山ダムの水を長良川・木曽川に流すという「大事件」について学習する「私的」ブログ

告知 6.3 緊急市民学習会 開催

2008-06-03 14:32:21 | 告知欄
長良川に徳山ダムの水は要らない
緊急市民学習会

 添付用 画像

 基調講演 「長良川の環境改善」ってホント?

 講  師  向 井 貴 彦 岐阜大学准教授 (専門:魚類生態学)

● 導水路建設をめぐる情勢と 「市民学習会」の活動報告
              報 告 武藤 仁( 長良川市民学習会事務局長 )
● 市民討論会
              座 長 粕谷志郎( 長良川市民学習会代表 )

 長良川に徳山ダムの水を流そうという計画が、長良川の環境改善という名目で急ピッチに進んでいます。
一方で「長良川・鵜飼・鮎はどうなるの?建設の財源は?」市民の疑問と心配は広がり深まっています。

 4月24日国土交通省は、市民の高まる不安を「配慮して」、常時放流場所を鵜飼場からはずして、長良川下流の伊自良川など下流支川を検討することを突然発表しました。しかし、導水路を建設し長良川にダムの水を流すという本筋は変えず、渇水時には「中流域の河川環境改善」を目的に鵜飼場の上流で放流の仕方を検討するとしています。

 長良川への導水の根拠としている平成6年大渇水における「河川環境被害」のデータを、国はいっさい持っていません。あの渇水時に「魚が大量に死んだ!」などという事実がなかったのは、地元の私たちが一番知っていることです。
また、国は、長良川への導水が「地元の要望であった」事実を明らかにすることもできませんでした。それもそのはず、地元の岐阜市役所もそんな要望書を出したことはありません。

 では、なぜ国は長良川に「要らない徳山ダムの水」を長良川に流そうとするのjか?
この緊急学習会では争点となる「長良川の環境改善」問題を事実に基づき科学的に徹底して議論するとともに、木曽川水系連絡導水路建設の「本当のねらい」は何か?市民討論します。

 

 日 時 : 6月3日(火) 午後6:30~8:45
 会 場 : ハートフルスクエアG 大研修室
 (JR岐阜駅 2階 コンコースをそのまま東奥へ)
資料代として 500円いただきます。

緊急告知 市民学習会 6月3日開催

2008-05-10 14:34:44 | 告知欄
添付用画像はこちらから


長良川に徳山ダムの水は要らない

「緊急市民学習会」
長良川に徳山ダムの水を流そうという計画が、長良川の環境改善という名目で急ピッチに進んでいます。 疑問の世論も広がっています。長良川を守るため、ぜひご参加ください。

       日 時 : 6月3日(火) 午後6:30~8:45
       会 場 : ハートフルスクエアG 大研修室
    (JR岐阜駅 2階 コンコースをそのまま東奥へ)
資料代として 500円いただきます。

基 調 講 演 「長良川の環境改善」ってホント?
講  師     向 井 貴 彦 岐阜大学准教授 (専門:魚類生態学)
● 導水路建設をめぐる情勢と 「市民学習会」の活動報告
            報 告 武藤 仁( 長良川市民学習会事務局長 )
         ● 市民討論会
            座 長 粕谷志郎( 長良川市民学習会代表 )
              
主 催 : 長良川市民学習会  代表 : 粕谷志郎 ( 岐阜大学教授 )
         連絡先 : 武藤 仁/090-1284-1298  〒500-8211 岐阜市日野東7-11-1




5月21日(水)6:30~ ハートフルスクエアー中研修室で準備会をします。ご参加歓迎。

毎日新聞電子版(2008/2/24)より

2008-03-28 01:19:14 | 関連ニュース
毎日新聞電子版 より(2008/2/24)

 記事内容テキスト

徳山ダム建設:長良川に放流、なぜ? 反対する市民団体、市民シンポで明言
/岐阜

◇「説明不十分」が7割--岐阜市議などアンケート
徳山ダムの水を長良川などに放流する「木曽川水系連絡導水路計画」に反対
する市民らで作る「長良川に徳山ダムの水はいらない」市民学習実行委員会
が、岐阜市議と県議、県選出国会議員にアンケートしたところ、回答した議員
の7割が「議会や市民への計画の説明が不十分だ」と考えていることが分かっ
た。実行委が23日、岐阜市内で開いた市民シンポジウムで明らかにした。放
流する理由についても「理解できない」(4割)が、「理解できる」(2割)
の倍にのぼった。【中村かさね】

アンケートは今月1~18日、議員計100人を対象に実施し、岐阜市議2
7人、県議12人、国会議員2人の計41人が回答した。

議会や市民への説明について、7割が「不十分」と回答。「十分」との議員
はいなかった。

また、計画が県や岐阜市にとって「いい案である」と答えた議員もゼロ。4
割が「問題がある」と答えた。

同様に4割が、ダムの水を長良川に放流する理由について「理解できない」
と答えた。放流による長良川の環境悪化を懸念する議員も、7割近くに上った。

導水路は2015年の完成を目指しており、岐阜、愛知、三重、名古屋の3
県1市の事業費負担見込み額は計約480億円にのぼる。事業費負担について
は、半数以上が「分からない」と回答し、「負担せざるをえない」は1割に満
たなかった。導水路の必要性についても6割以上が「分からない」と答えた。

シンポジウムには110人が参加した。実行委代表の粕谷志郎・岐阜大教授
(生物学)は「議員は本音では賛成していないが、国のやることに『右になら
え』で反対しないだけなのではないか。もっと深く議論すべきだ」と指摘。実
行委は「導水路計画によって長良川の環境が大きく変わり、鵜飼(うか)いの
文化的価値もなくなってしまう。計画には、納得できる合理性のある理由が見
当たらない」と、計画再検討の必要性を訴えた。

毎日新聞 2008年3月24日 地方版

(2008年3月24日 読売新聞)岐阜

2008-03-28 01:15:58 | 関連ニュース
よみうり online

★テキスト版
岐阜市で開かれた市民シンポジウム
長良川市民学習会(代表=粕谷志郎・岐阜大教授)主催のシンポジウム「長良川に徳山ダムの水はいらない」が23日、岐阜市の長良川国際会議場で開かれ、参加した市民ら約110人が、長良川を守っていくアピール文を採択した。

山内克典・岐阜大名誉教授が「ヤマトシジミに導水路は必要か」などをテーマに講演。続いてシンポジウムでは、粕谷代表がコーディネーターとなって、徳山ダムから長良川に流す導水路の影響について意見交換した。

参加者からは「ほかの水が長良川に流れ込むと、生態系などが激変する」「徳山ダムの冷たい水を長良川に流しても混ざり合うのにかなり時間がかかる」と批判的な意見が相次いだ。

木曽川水系連絡導水路は、揖斐川町の揖斐川から長良川を経て坂祝町の木曽川を結ぶ延長約44キロ。平常時で毎秒0・7トン、渇水時で同4・7トンが放流される。

(2008年3月24日 読売新聞)岐阜

関連報道 画像版

2008-03-28 01:13:32 | 関連ニュース
関連報道

市民フォーラム アピール

2008-03-28 01:09:25 | 学習会事務局より
市民フォーラム アピール youtubeこちらから

<告知>市民シンポ 3月23日開催!!!

2008-03-23 10:16:48 | 学習会事務局より
<告知欄>このページは3月23日まで常に最初に表示されます。
     新しい記事は次のページからご覧下さい。

 市民シンポ緊急開催

 来る3月23日 「長良川に徳山ダムの水はいらない」市民シンポジウムを開催します。

 「長良川に徳山ダムの水はいらない」シンポジウムのお知らせ

今から7年後の平成27年、徳山ダムに貯められた水を直径4メートルの
地下トンネルを通し、根尾川~長良川~木曽川へ流そうという計画です。
その放流場所は、千鳥橋の下流(岐阜市長良古津)です。
国土交通省の「木曽川水系連絡導水路計画」といいます。

私たちは心配しています。
ダム湖底の水は汚泥して白濁していないか。
また、水温も低く生態系への影響はないのか?
 
お時間のある方は、ぜひお越しください。

「長良川に徳山ダムの水はいらない」市民シンポジウム

☆平成20年3月23日 13:30~16:30
長良川国際会議場(国際会議室)
講演
■ヤマトシジミに導水路は必要か 山内克典(岐阜大学名誉教授)
■導水路と水需要/費用負担    富樫幸一(岐阜大学准教授)

シンポジウム<<長良川に徳山ダムの水はいらない>>
コーディネーター/粕谷志郎 長良川市民学習会代表・岐阜大学教授
パネラー/山内克典、富樫幸一、津田卓二ほか

  こちらをクリック
クリック チラシ表 大きな画像です

 多数ご参加下さい。

チラシ 裏面

木曽川導水の測量員が出火

2008-03-07 02:15:30 | 学習会事務局より
岐阜・各務原で山火事、2万平方m焼く(読売新聞) - goo ニュース

 ★テキスト版
岐阜・各務原で山火事、2万平方m焼く
2008年3月6日(木)17:16

* 読売新聞

 6日午前10時15分ごろ、岐阜県各務原市須衛町の無職白木尚武さん(67)所有の私有林から出火、雑木林約4万平方メートルのうち木や枯れ草約2万平方メートルを焼いた。

 岐阜県と愛知県の防災ヘリコプター計3機、地元消防や消防団などの消防車約20台が出動し、午後1時5分ごろに鎮火した。けが人はいなかったが、近くの住人が一時避難した。

 県警各務原署などの調べによると、現地で地質調査をしていた男性会社員(45)が「吸っていたたばこの火が落ち、燃え広がった」と話しており、森林法違反(森林失火)の疑いもあるとみて事情を聞いている。

 男性は地質調査・計測会社の会社員で、国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所が発注した地質調査を行っていた。

 現場は2002年4月、岐阜市と各務原市にまたがる山林を焼いた大規模火災現場の東側。現場から南へ約150メートル離れた場所に川崎重工業の社員寮(約40世帯)があった。


徳山ダム:市民団体が導水ルートチェック 毎日新聞 20080225

2008-03-07 02:03:55 | 関連ニュース
元のWEBはこちらからご覧になれます。
毎日jp

★テキスト版

徳山ダム:市民団体が導水ルートチェック /岐阜

 市民団体「長良川に徳山ダムの水は要らない」市民学習会実行委員会(粕谷志郎代表)は24日、徳山ダムの水を長良川へ放流した場合の環境への影響を調べる現地調査の一環として、取水口になるとみられる西平ダム湖から長良川の千鳥橋付近までの約30キロ、7ポイントを見て歩いた。

 実行委は「西平ダムの水は、徳山ダムから横山ダム、久瀬ダムをへて流れてくる。いくつものダムを流れてくるため、長良川には藻が多い水が放流されることになり、影響は計り知れない」と話している。【鈴木敬子】

毎日新聞 2008年2月25日


「官僚の不作為」

2008-03-05 18:35:47 | リバーリバイバル研究所
例えば、こんなことを考えてみる。

N川に「特定外来生物X」が繁殖している。
そのN川から隣のK川に水を流す計画があるとする。
流される方のK川には「外来生物X」はいない。


「外来生物X」が水道水、農業用水、工業用水などで利用され暗渠(暗い水路)で運ばれると水路の中で固着して繁殖する。
 ▼この時点で、
 例えば塩素投入、暗渠の清掃等の「社会的な負担が生ずる」
 ▼
 「外来生物X」が剥がれ、また繁殖場所が広がり末端で配管内につまる。水を利用する個人(農家など)に負担が生じる。
 ▼
 「外来生物X」が数年後に大量死して水が異臭を放つ。
  水路、配管の内部が詰まる。
 ▼
  剥がれた部分に新たに「外来生物X」が固着して繁殖する。
 以下、これの繰り返しをおこなう。

 これは、長良川に生息するカワヒバリガイを木曽川に導水することによって「移入」させてしまった場合の影響についての予測なのだが、このことを事前に「官僚」に情報として示したとしたら、被害があった場合には「官僚の不作為」を問うことが出来るのではないかぁ!



薬害エイズ上告審 元厚生省課長 有罪確定へ 官僚の「不作為」初認定(産経新聞) - goo ニュース

判決 要旨 毎日jp より

★テキスト版
薬害エイズ上告審 元厚生省課長 有罪確定へ 官僚の「不作為」初認定
2008年3月5日(水)08:25

* 産経新聞

 薬害エイズ事件で、エイズウイルス(HIV)に汚染された非加熱血液製剤の回収措置などを怠り、投与を受けた大阪の肝機能障害患者をエイズで死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた元厚生省生物製剤課長、松村明仁被告(66)の上告審で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は、松村被告の上告を棄却する決定をした。決定は3日付。松村被告を禁固1年、執行猶予2年とした1、2審判決が確定する。

 官僚がやるべきことをしなかった「不作為」が、業務上過失致死罪に当たると最高裁が認めたのは初めて。薬害エイズ事件では5人が起訴され、すでに元ミドリ十字社長ら2人の実刑が確定。1審で無罪になった安部英(たけし)・元帝京大副学長ら2人は死亡により公訴棄却になり、松村被告に対する判断だけが残っていた。

 第2小法廷は、安全な加熱製剤が供給可能となった昭和60年末から、被害者に非加熱製剤が投与された61年初頭の状況について検討。

 その結果、(1)非加熱製剤でHIVに感染する患者が出ており、エイズを発症すれば死亡することは予測できた(2)非加熱製剤のHIV汚染を医師、患者レベルで見分けることは不可能(3)製薬会社に任せれば安易に販売される具体的な危険性があった-などを指摘した。

 その上で「このような状況では、薬害発生防止のための刑事法上の注意義務が生じていた」と述べ、血液製剤行政を所管していた生物製剤課の課長だった松村被告の刑事責任を認めた。

 松村被告は59年7月から61年6月まで生物製剤課長。60年5~6月の帝京大の患者への投与(帝京大ルート)と、61年4月の大阪の肝機能障害の患者への投与(ミドリ十字ルート)で、計2人を死亡させたとして起訴された。帝京大ルートでは無罪が確定している。


判決要旨

テキスト版
<薬害エイズ事件>松村被告・上告棄却決定(要旨)
2008年3月5日(水)05:43

* 毎日新聞

 薬害エイズ事件で、元厚生省生物製剤課長、松村明仁被告側の上告を棄却した最高裁決定の要旨は次の通り。

 被告と弁護人の上告趣意は、実質は事実誤認、単なる法令違反の主張であり、上告理由に当たらない。

 弁護側の主張にかんがみ、業務上過失致死罪の成否について職権で判断する。

 弁護側は、被告には刑事法上の過失を認めるべき作為義務が存在しないと主張する。

 確かに、行政指導自体は任意の措置を促すものであって、これを行うことが法的に義務付けられるとはいえない。また、薬害発生の防止は一次的には製薬会社や医師の責任で、国の監督権限は二次的・後見的なものであって、その発動については公権力による介入であることから種々の要素を考慮して行う必要があることなどからすれば、これらの措置に関する不作為が公務員の服務上の責任や国の賠償責任を生じさせる場合があるとしても、これを超えて公務員に個人としての刑事法上の責任を直ちに生じさせるものではない。

 しかし、当時広範に使用されていた非加熱製剤中にはHIVに汚染されていたものが相当量含まれており、医学的には未解明の部分があったとしても、これを使用した場合、HIVに感染してエイズを発症する者が出現し、いったんエイズを発症すると有効な治療の方法がなく、多数の者が高度のがい然性をもって死に至ること自体はほぼ必然的なものとして予測された。

 当時は同製剤の危険性についての認識が関係者に必ずしも共有されていたとはいえず、かつ、医師及び患者が同製剤を使用する場合、これがHIVに汚染されたものかどうか見分けることも不可能であって、医師や患者においてHIV感染の結果を回避することは期待できなかった。

 同製剤は、国によって承認が与えられていたものであり、その危険性にかんがみれば、本来その販売、使用が中止され、少なくとも医療上やむを得ない場合以外は、使用が控えられるべきものであるにもかかわらず、国が明確な方針を示さなければ、引き続き安易な販売や使用が行われる恐れがあった。その取り扱いを製薬会社等に委ねれば、その恐れが現実化する具体的な危険が存在していた。

 このような状況の下では、薬品による危害発生を防止するため、薬事法69条の2の緊急命令など、厚相が薬事法上付与された各種の強制的な監督権限を行使することが許容される前提となるべき重大な危険の存在が認められ、薬務行政上、その防止のために必要かつ十分な措置を取るべき具体的義務が生じたといえるのみならず、刑事法上も、非加熱製剤の製造、使用や安全確保に係る薬務行政を担当する者には、社会生活上、薬品による危害発生の防止の業務に従事する者としての注意義務が生じていた。

 そして、防止措置の中には、必ずしも法律上の強制監督措置だけではなく、任意の措置を促すことで防止の目的を達成することが合理的に期待できる時は、これを行政指導というかどうかはともかく、そのような措置も含まれるというべきである。本件においては、厚相が監督権限を有する製薬会社等に対する措置であることからすれば、そのような措置も防止措置として合理性を有するものと認められる。

 被告は、エイズとの関連が問題となった非加熱製剤が、生物製剤課の所管に係る血液製剤であることから、厚生省における同製剤に係るエイズ対策に関して中心的な立場にあった。厚相を補佐して、薬品による危害の防止という薬務行政を一体的に遂行すべき立場にあったのであるから、被告には、必要に応じて他の部局等と協議して所要の措置を取ることを促すことを含め、薬務行政上必要かつ十分な対応を図るべき義務があったことも明らかである。

 かつ、高裁が指摘したような措置(非加熱製剤の販売中止・回収や、医師に不要不急の投与を控えさせる措置)を取ることを不可能または困難とするような重大な法律上または事実上の支障も認められないのであって、被害者の死亡について専ら被告の責任に帰すべきものでないことはもとよりとしても、被告においてその責任を免れるものではない。

 以上と同旨の高裁の判断は、正当なものとして是認できる。


那珂川で漁協が国交省を提訴へ 導水路計画めぐり

2008-02-20 19:23:28 | 関連ニュース
導水路中止求め 提訴へ 

続報 那珂川導水路!!

ヤフー ニュースに載っています

2008-01-20 18:41:43 | 学習会事務局より
ヤフー ニュース

 インターネットに載ったことは全国的な広がりを考えるとすてきなことだ(*^_^*)

市民学習会 毎日新聞報道

2008-01-20 18:38:15 | 関連ニュース
毎日新聞 報道

テキスト版

徳山ダム建設:「長良川に徳山ダムの水はいらない」 市民団体が学習会 /岐阜

 ◇関心高く、150人以上参加

 徳山ダムの建設や長良川河口堰(せき)に反対する住民らでつくる市民団体「『長良川に徳山ダムの水は要らない』市民学習会実行委員会」は16日夜、岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで学習会を開いた。徳山ダムの水を長良川などへ放流する「木曽川水系連絡導水路計画」に反対する市民や計画について勉強する学生ら150人以上が参加。用意した席が足りなくなるほどで、関心の高さをうかがわせた。

 名古屋女子大の村上哲生教授(陸水学)が「ダムは川の環境を大きく変えるが、現状では不確実な情報しかない。その中で私たちは事業者に対し少しでも完ぺきな調査に近づくように意見を述べ、情報の完全な公開を求めていくことが大切」などと講演した。

 その後、同実行委が14日、独自に実施した徳山ダムの水が導水路によって長良川に流された場合の環境影響調査の結果を報告した。導水路計画でダム水の放流が計画されている地点は、トロと呼ばれる流れが緩やかな場所で、流速が毎秒約20センチ~30センチと遅く、プランクトンの死がいなどがたまりやすいことが分かったという。流速が遅いと、水温が違うダムの水と長良川の水が混ざりにくく、生息している生物に影響を与える危険性もあるとしている。

 同実行委は18日、岐阜市に学習会の最後に採択した「導水構想中止に全力を尽くす」とのアピール文を提出し、計画についての情報公開などを申し入れる。【鈴木敬子】

毎日新聞 2008年1月18日

御礼 大盛況 市民学習会

2008-01-17 16:59:51 | 関連ニュース
こちらからご覧ください

画像が大きいのでこのブログでは表示できませんでした。m(_ _)m

市民による環境調査 結果速報

2008-01-16 00:20:43 | リバーリバイバル研究所
こちらからご覧下さい

 注)無料のブログサービスのため画像の表示が出来ませんでした。ご了承下さい。