各駅停車で

日々の出来事を綴っていきます。
ちょっとピンボケもありかな?

昨夜は中秋の名月

2017-10-05 | Weblog
昨日は、中秋の名月でした、十五夜とも言われます。お月見をしたお宅も多かったのではないかと思います。十五夜と言えばススキですが、ススキは月の神様の依り代といわれています。ただし、昨日の月は満月ではありません、少しだけ欠けています。月齢では、6日が満月になります。

ものの本によりますと、月見の風習は9世紀ごろ中国から伝わったそうです。以来、月をめでる習慣が続いているとのことです。中秋の名月を十五夜と呼ぶのは、太陰太陽暦(旧暦)と関係があります。中秋の名月は、旧暦の8月15日です。旧暦では、月の満ち欠けを基に、暦を作っています。旧暦の1ヶ月は、29日か30日です、これは新月から次の新月までの期間が、約29.5日であることからきています。その半分である15日の月は、満月=十五夜と呼ばれるようになったとのことです。

旧暦では、7月、8月、9月が秋にあたり、その真ん中の8月が中秋となります。中秋の名月って、新暦の9月になることが多いのですが、今年は10月??この理由も暦にあります。地球が太陽の周りをまわる1年の公転周期は365日ですが、太陰太陽暦では1年が354日となり、3年で1ヶ月の誤差を生じます。そのため、閏月のある年を設けて、季節とのずれを調整していました。今年は、閏月があった年で、暦上では5月が2回あった関係で、10月に名月となったそうです。こんなことを調べてみるのも楽しいものです。