

今年の台風はいつもと変わっていますね。日本列島を行ったり来たりするめずらしい台風が発生し東北、北海道にまで影響を与えています。今年すでに3回も北海道に影響をあたえるとは驚きです。さらにまた新しい台風が発生しています。いつもより、自然界の強い変化を感じるのが心配です。
この台風の風の強さや低気圧はかなり体に影響があり、若い人は体の新陳代謝が良いので変化はあまり感じないようですが、胃腸虚弱な方や循環器の弱い方、高齢者などにも体調不良をおこすようです。
東洋医学的には季節の変化、天候などの変化も含めて体への影響を考えます。薬局にも、「ここ数日、体調がわるくて、いやになってしまう」と訴える人が多くいました。
「東洋医学的には自然の影響なので台風のせいかもしれません」というと驚いている方もいました。自然環境がこんなに体に影響するとは思っていない人が結構いるんです。
湿度の影響で重だるく感じます。低気圧、雨、曇りでも体が重く感じます。眠くて、だるくて、疲れが取れない感じになります。頭重、めまいまで起きてくる人がいます。胃腸が弱いと、体に水がたまりやすく、むくむこともあります。翌日に晴れるように、台風が通り過ぎれば楽になる人は良いとしても、調子の悪さが残るひとがいます。そんなときは
胃腸の働きを良くし、元気を与え体を温め循環をよくし利水滲湿など湿を取る働きがある漢方薬などで症状が改善したりします。
漢方薬には服用しやすいエキス顆粒などもあります。不調が続くようならばご相談して頂ければと思います。
