「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<986>『チュノ』 ~パク・ギウン君

2010年02月27日 | チュノ
 テハは、愛する妻へウォンが出身で合った事に衝撃を受ける。

 漢陽への護送中、テギルとテハの間で交わされた会話が興味深い。

 

 両班の子息であったテギルは、家であったオンニョンを真剣に愛しただけあって、「両班だとかだと、何がそれほど重要なのか? 心が通し合えばいいじゃないのか?」と当時としては物凄く革新的なテギルに対し、テハは、「いくらそうだと言っても、世の中の根本を変える事はできない。」とあくまでも身分秩序の維持は、当然だとする保守的なスタンス。 

 しかし、テハから、「君はこう言う世の中を一度でも変えようとした事があるのか? かわいそうな民を困らせ、やくざのように生きてたんじゃないのか?」と追求されるテギル。

 これに対し、テギルは「当たり前じゃないか! お前らがそんな風に作った世の中で、それなりの暮らしをしようとするなら、そうするしかないだろう!!」と吼える。



 人として扱われず、明日の希望もないたち。

 そして、社会の変革を夢見て「(ノビ)団」に入り、秘密の指令書の命ずるまま、両班の暗殺を続けるオッボクたち。

 

 しかし、15話では仲間のボンイ(チョ・ヒボン)と二人の両班を狙撃したところを、背後から別の二人の男たちに刀を突きつけられる。

 指令が洩れたのか?狙撃者を捕まえる罠だったようだ。

 絶体絶命のオッボクたち・・・

 そこに現れた若いナムジャ。

 

 

 

 その登場は、『善徳女王』の時のビダム(キム・ナムギル)を彷彿とさせる。

 軽い身のこなしで、ささっと敵をかたずけ、オッボクたちの危機を救ったこの謎の男・・・


 役名はまだ不明だが、2008年MBC制作の『ラブ・トレジャー ~夜になれば(わかること)』(全17話)でキム・ソナ姉さんが演じたオ・チョヒの弟ギュンを演じたパク・ギウン君だわ。

 

 2007年の映画『同い年の家庭教師~レッスン2』にも出ていたっけ・・・

 関連過去記事 → こちら 


 オッボクたちの危機を救った「謎の男」は、警戒するオッボクたちに微笑を浮かべ、「兄弟たちに(お初に)お目にかかります。」と挨拶をする。

 

 更に、「私が密書を送っています。」と告げる。

 


 つまり、「団」が「その方(그분 /クブン)」と呼んで敬っていていた党首って事?

 ボンイもチョボクも思いもかけぬ「その方」の登場に喜びを隠せない。

 

 だた、オッボクだけは、いまひとつの表情だが・・・


 謎の男は、矢を飛ばしてだけの指令を詫びる。

 恐縮しまくるたちに、同じ境遇なので(身分の)上下はないとして、爽やかに微笑む。


 その夜、らの集会に顔をだした謎の男は、「団」が起こす革命によって、「が両班を働かせる世の中. 皆が王になる世の中を作るだろう。」と語る。

 


 全国に団員が数千に達し、精鋭のが 1万人も集まったら、宮廷を討つ事が出来るはずだと・・・


 自分もだとする謎の男だが・・・沸きながらも学識と武術を身につけ、更に,礼儀正しい高貴な姿に、たちは一層の信頼を寄せる。
 
 女であるチョボクに尊敬語を使い、また、自分の前にかしこまって座るたちに膝を崩すよう勧めた。


 でも、「団」を操っている黒幕が絶対いると思うんだが・・・

 謎の男だって、だと言っているだけの事で・・・変装している可能性は高い。


 一人、謎の男の話しに疑問を抱いているのはオッボクだけのよう・・・

 

 オッボクが望む事は、が両班を働かせる逆転した社会ではない・・・人としても皆が同じように生きる社会だった。


 この謎の男の正体について、韓国のドラマ・ファンたちの間でも様々に噂されているそうだ。

 以前、テギルが何度か口にした自分の後援者だと言う、月岳山(ウォラクサン) のチァックィの配下じゃないかと見る説や左議政が懇意にしている妓生(キーセン)のチョン(ソン・トウン)の配下ではないかと言う説など・・・

 

 「反正」にしろ「革命」にしろ、またぞろ多くの血が流れる事になる。

 『チュノ』はどのような終盤をむかえるのだろうか?

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