ダイビングの過去ログを見ていたら、こんな記述があった。 「○○年8月31日 晴れ 南風 台風通過後のうねり有り 気温31℃ 水面水温27℃ 水底水温26度・・・・・生きてて良かった!」
自分の記録だが、?と思い、よく読んでみると・・・
この日、台風がやっと通過してくれて、久々のオープンウォーターの講習をビーチで行ってる。
「生きてて良かった!」と走り書きを残すほどの事件は、この . . . 本文を読む
石垣、川平のアパートに住み始めてまもなくの事だった。 ある日玄関のドアの新聞受けに、摘んできたタンポポのような可愛らしい小さな花が挟んであった。
「?」と首をかしげつつ、何故か捨てる気にもならず、手に取りコップに挿した。
それから数日、私が部屋にいると、ガタッと物音が玄関の方からした。
気になって玄関に行ってみると、ドアの新聞受けのふたの部分から、覗いている目があった。
「!」 . . . 本文を読む
沖縄の梅雨が明けたようだ。
日差しがグンと強くなり、南の島の本格的な夏が始まる。
石垣でダイビングの講習に使っていたビーチには、アイゴ(エグワー)の仲間がたくさんいた。 アイゴ・ゴマアイゴ・ヒフキアイゴ・サンゴアイゴなどなど、珊瑚の瓦礫の中を泳いでいた。
アイゴの仲間は、鰭(ひれ)に毒棘がある。
危険な生物に名を連ねるが、ダイバーはまず被害はないだろう。 釣りなどはかかった魚を . . . 本文を読む
昨日は大学時代の友人たちと、三回忌を迎える共通の友の墓参をしてきた。
文学部に所属していた私たちの中で、在学中のアルバイトがきっかけとなり、友は畑違いの建築設計の道を歩み始めた。 1級建築技師の資格も取り、事務所も構えて、全国を駆け回る生き生きと多忙な毎日を送っていた。
そんな友が病に倒れ、逝った・・・
まさに、駆け抜けるような早さで。
友の墓標には「ありがとう」と文字が刻まれ . . . 本文を読む
前回、記事をUPしてから、考え込んでしまった。
重いテーマで自分には到底抱えきれない・・・
でも、自分なりに一括りつけなくてはどうしようもないのも確かだ。
慰霊の日とした6月23日、60年前のこの日に沖縄での戦闘が終わった訳ではない。
日本が敗戦を認めた8月15日以降、9月に入ってからようやく終結をみる。
全島を焦土と化し、甚大な犠牲者を出した沖縄戦の悲劇は有名無名数限りない . . . 本文を読む
明日、23日は「沖縄慰霊の日」だ。
60年前の4月、圧倒的な戦力を以って、ついに米軍は沖縄本島に上陸し、以後軍司令部のあった首里一帯で激しい戦闘を繰り広げた。
5月5日の日本軍の総攻撃は失敗に終わり、首里の西、安里と東の運玉森の防衛に全力を傾けるも、21日までに占領される。
首里を中心に最後の戦闘を行って「玉砕」するか、更に後退するかの選択をするにあたって、一日でも長く戦うことが本土 . . . 本文を読む
これは関東の海での話。
漁協のおじさんに頼まれて、航路ブイの位置の修正をやる事になった。 この海は定置網を仕掛けている為、航路の目安となるブイを打っている。
そのブイを固定している土嚢が嵐などで流されたりするので、時々見回り、位置を直さなければならない。
11月半ば、気温15℃、水温19℃ とログにある・・・・
3人で岸から水中を流し、土嚢やブイの位置をコンパスで確認しながら沖 . . . 本文を読む
石垣に住んでいたアパートの浴室には風呂桶がなかった。 シャワーだけだった。
どうも、湯船に浸かると言う習慣がない為の仕様のようだった。
まぁ、体を温める必要もないからかも知れない。
しかし習慣とは恐ろしいもので、汗をかけばすぐシャワーを浴びていた毎日であっても、ふと湯船に浸かってのんびりしたいな~と思う事がよくあった。
しかし、それは私だけの願望では無かった事は、ある日 . . . 本文を読む
ディズニーのアニメ映画『ファインディング ニモ(ニモを探せ)』を私は、当初『ファイティング ニモ(戦うニモ)』だと思い込んでいた。
確かに英語力もないが、「Find」と「Fight」を間違えていた理由も、私なりにあるので説明をしようと思う。
私は海に潜る時、いつも海に対して「お邪魔させて頂きます」の気持ちでエントリーする。 だから、「魚影が少ないから面白くな~い」なんて事、思ったことが . . . 本文を読む
前回の日記で、ハングルが表示されていない。 (涙
コメントでSOSを発信。
ハングル混在の素敵な『アヂュモニ日記』を書いてられるhiroさん(TB参照)が即、救いの手を差し伸べてくれた。 (アリガトウゴザイマス)
どうやらカスタム仕様のテンプレじゃないと、ハングルの表示はできないもよう・・・
しかし、ビギナーの私にはカスタマイズするのは、ちと厳しい。 (滝涙
エントリー本文 . . . 本文を読む
よくある話だと思う。
ブームになっていた韓国ドラマ『冬のソナタ』をそれほど話題になってるならば、ちと見てみるか~とかなりミーハーな気持ちで見たのが、最初だった。
ヨン様には引っかからず(笑) 突っ込み所の多い点も韓ドラの特性と大いに楽しんで、そして涙してエンディングを迎えた。
ただ韓国語の美しさに感動して、魅了されてしまった。
韓国語を知りたい!と心底思った。
5年ほど前に韓国を . . . 本文を読む
石垣にダイビングの講習を受けに一人の青年がやって来た。
彼は聾唖と言うハンディがあった。
彼の講習を受入れる事が決まってから、インストラクターとアシストの私は手話の勉強を始めた。 勉強と言っても、時間も無い上、教えてくれる人もいない。 初歩的な手話の本を購入して、基本中の基本、あいうえお50音を表す指文字を覚えるのが精一杯だった。
二人でついしゃべりたくなる口を封印して、指文字を練習し . . . 本文を読む
石垣では、6月下旬から夏至にかけて吹きだす南風を「夏至南風(カーチバイ)」と呼ぶ。 四季の変化があまり無い南の島ではあるが、夏本番のスタートを告げる風だ。
真夏の間は「真南風(マハエ)」が吹き、9月下旬から10月にかけては「新北風(ミーニシ)」が吹きだす。
この風が秋の訪れを教えてくれる。
沖縄にいる時、方位を示すウチナーグチ(沖縄の言葉)がとても興味深く、未だに記憶に残っている . . . 本文を読む
海の中のダイバーが自転車に乗っている訳じゃない。
ダイバーは水面・水中で推進力を得る為、フィンを足に付けている。 足とフィンが一体となってキックが出来ていると、傍で見ていても美しい姿だ。
特に水中では、足の付け根からゆったりと動かすような大きなストロークでキックしないと、折角のフィンの効果が無くなってしまう。
小さな子のバタ足みたいに足を動かそうとしたり、(女の子に多いが)自分の . . . 本文を読む
ある日、私はボートダイビングの準備の為、お客様用のウエイトベルトを腰に3本巻き、両手にそれぞれ3本と自分の器材を入れたバッグを持って、フロート桟橋をボートに向かって渡っていた。
自分の体重プラス50㎏近い付加のせいか、ゆらゆらしている桟橋の中程でビーサンの鼻緒が抜けてしまい、バランスを崩し、そのまま海に転落した。
その時は、何故海に落ちる羽目になったのかは分からず、本当に一瞬の出来事だ . . . 本文を読む