れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

あるクルアーン注釈書に関して。

2006-04-25 17:48:19 | Kitaplar
こんにちは。

大学のゼミの方でクルアーン(コーラン)の章句に関する発表される方がおられるので、
以前人を介して頂いた神戸モスク旧蔵書のタタル語クルアーン注釈書(al-Shaykh Nu’umān bin Amīr bin Uthmān, Kalām Sharīf al-Qur’ān al-Karīm Tafsīr Nu’umānī, al-Dūha, 1989(Qazān, 1911. Hīlsīnkī, 1958))を先日久方振りに見ていますと、附録としてテュルク諸語による注釈書のビブリオグラフィーなんてのが収められいるのを見つけました。

同ビブリオグラフィーでは、アラビア文字表記によるものを中心に、ウイグル語・アゼリー語・トルコ語・タタル語などの諸注釈書の名が幾つか挙げられており、「こんな本も出てるのね」などと、今更ながら感心させられることしきりだったのですが。
KazanやIstanbulで出版された書籍に混ざって、一つだけ東京で出されたタタル語による注釈書が紹介されていました。

Ibn Asad al-Hamīdī(Shaykh al-Islām), Qur’ān Tafsīrī[Kur’an Tefsire], Tūkyū, 1950(Qazān, 1905).というのが、その本なのですけれども。
個人的に大変興味深く感じられたのが、この本が日本が未だ敗戦による傷から立ち直っていなかった1950年代の初めに出されている、ということです。

ビブリオグラフィーには同著者による同名書籍が1905年にKazanで出版された旨が記されていることから、同書は日本において1から編集されたものではないのでしょうけど、戦後の混乱未だ冷め遣らざる時期においても、異教徒の地で信仰生活を営むタタル人ムスリムたちが存在した、ということを示す1つの証拠となるかもしれませんね。

個人的には何か面白そうな本ですので、
今度東京へ行く際には、代々木のモスクへも行って、話を聞いてみようと思います。

それでは。


いんしでんつ おぶ るーずなーめむ。

2006-04-24 12:21:53 | Gunlerimden
こんにちは。

Yahooで書いていた頃から時折拝読させて頂いているイスハークさんのブログで、
最近「成分分析 on WEB」なるものが紹介されていました。
なんでも何かキーワードを入力すると、その「成分」を解析してくれるようで。
試しに私も自分に関わるコトバで何通りかやってみました。

まず、このブログの名前でやってみますと、
「れすぃむり るーずなーめむの64%は罠で出来ています
 れすぃむり るーずなーめむの26%は情報で出来ています
 れすぃむり るーずなーめむの5%はミスリルで出来ています
 れすぃむり るーずなーめむの5%は心の壁で出来ています」。

確かに胡散臭い記事ばかりだと自分でも思いますが、「罠」だったんですね。
何の「罠」なんでしょう?

それではと、私のHNの解析をしてみますと、
「Divaneの45%は鉄の意志で出来ています
 Divaneの40%は歌で出来ています
 Divaneの9%は濃硫酸で出来ています
 Divaneの3%は心の壁で出来ています
 Divaneの3%は気の迷いで出来ています」とでました。

「鉄の意志」ですか。そんな大層なものがあるとは思えませんけど。
ただ「歌」というのは何となくわかるような。人前ではよう歌いませんが。

私の本名ではどうでしょうか。
「****の59%は花崗岩で出来ています
 ****の32%は魂の炎で出来ています
 ****の6%は気の迷いで出来ています
 ****の3%は言葉で出来ています」

あららら。硬いといっても意思でなく石になってしまいました。
しかも燃える石。暑苦しいわけですね。

何か当たっているのかどうかよくわからない解析ですが。
ご興味を持たれた方は、ご自分でもどうぞ。

それでは。

読みたい本。

2006-04-22 13:14:01 | Kitaplar
こんにちは。

私が現在研究(というと大袈裟かもしれませんが)しているものが、
「日本植民地のムスリム」というのもあり、
近現代の東アジア・東南アジアのムスリムを扱った本を読むこともあるのですが、
昨年末、こんな本が出ていたようです。
David G. Atwill,The Chinese Sultanate: Islam, Ethnicity, And The Panthay Rebellion In Southwest China, 1856-1873

中国の清王朝晩期に雲南で起きたムスリム反乱(所謂「パンゼーの乱」)を扱った書籍のようですが、
この事件に関する手頃かつ網羅的な研究書があまりないこともあって、
現在私が読みたい本の一つになっています。

ただ、8000円強と「即買い」するにはすこし躊躇われる値段なのですよね…。あう。


それでは。

“Rosen maiden”

2006-04-20 11:10:10 | Gunlerimden
こんにちは。

昨日の朝、某局のニュース番組(?)を見ていると、
俳優のトム・クルーズ夫婦に長女が生まれたというニュースが。
「ふーん」という感じで聞いていたのですが、
娘さんの名前がSuri、「ペルシャ語で赤い薔薇の意味」とかいうそうで。

こういうことを聞くと一々辞書を引いて確かめてみないと気が済まない私。
早速SteingassやHaim(the Larger Persia-English Dictionary, Farhang Moaser, Tehran,1991)の辞書を見てみると、確かにsūrīという単語が。
意味は「red rose」。某番組の話は本当のようですね。

しかし、「薔薇の乙女」ですか。何とも雅な名前ですね。
ペルシャ語の古典文学では、女性を薔薇に例えている事が多いようですが。
私は赤き薔薇gol-e sūrīよりも赤き旨酒mey-ye sūrīの方がいいですけれどね。

それでは。

臨時宴会部長。

2006-04-19 15:29:03 | Gunlerimden
こんにちは。

四月ももう終わりに近づき、今春新しい会社や大学に入社・入学された方の中には、
それぞれの所属元の歓迎会に参加なされた方も多いのではないでしょうか。

私が現在所属している大学院の専攻でも、
そろそろ新入生歓迎会を、という話が出ていますが(やや遅いですけれど)、
助手の方がお忙しい、ということで、私が店の手配等受け持つことに。
で、今少し困ってます。

以前行った店で結構美味しかったところなら幾つかあるのですが、
「料理中心(飲めない女性が多い)」「多人数可」
「安くてうまいもの」という注文全てに合う店、となるとかなり微妙かと。

昨日、これに加えて学部時代の専攻の歓迎会幹事にも任命されてしまいました…あう。
しかも店の条件は上の歓迎会と一緒。

自分の選考の方は、一応以前紹介したワインバーでと考えているのですが。
何かよい店をご存知の方がいらっしゃれば、ご教示下さると幸いです。

それでは。