グァテマラ日本人学校

日々の学校の様子をお伝えいたします。

再開

2018-08-26 17:53:15 | 日記
 このブログを立ち上げるのに非常に多くの時間がかかりましたことお詫びします。学校の停電により、パソコンがまったく機能しなくなり、その後なかなかブログ再開できませんでした。

 さて、本校では、8月中旬、まだ日本は猛烈な暑さが続いている中、第2学期が始まりました。2学期には恒例の藍染め体験学習が控えており、夏休み中に準備をしてきた子どもたちもいます。その様子は後日お知らせ致します。始業式で話したことは、本校が全国誌である、「海外子女教育」の8月号に載せていただいたことです。以前にも紹介をしていただいておりますが、最近の様子がある程度わかります。掲載した文章を紹介します。

 「北米から南米へとつながる地峡、南西に太平洋、北東にカリブ海と二つの大海に面し、深い緑の森と色鮮やかな鳥や花に恵まれた国、グアテマラ。人口約1600万人。面積は約11万平方㌔㍍で、日本の本州の約半分である。首都グアテマラシティは北緯14度と比較的赤道に近いが、標高1500㍍に位置するため、常春の穏やかな気候である。
 民族構成は、マヤ系先住民が46パーセント、そのほかの先住民が24パーセント、白人との混血であるメスティーソを含む欧州系が30パーセントと、中米のなかでも先住民の占める率が特に高い国である。
 世界的なコーヒーの産地として知られるほか、世界遺産に指定されているティカルなどの古代マヤ遺跡、コロニアル調の美しい街並みが残る古都アンティグアなど、観光資源が多い。
豊かな自然のなかで、マヤの歴史、スペインの遺産、現代文明が鼎てい立りつした多彩な文化を誇るこの国には、未来への大きな可能性が広がっている。現地の教育環境、グアテマラには、インターナショナルスクールや日本人学校をはじめさまざまな国の学校がある。現地の公立学校では、スペイン語のほかにマヤ語をはじめとした先住民の言語も指導している。これらは部族ごとに異なり、マヤ語系だけで国内で二十以上もの言語が存在する。
 公立小学校では学力向上がはかられ、日本からの技術協力でつくられた算数の教科書が国の教科書として使われている。
オンリーワンスクールを目指して 本校は開校以来今日まで40年以上の長きにわたり、熱意を持った数多くの在留邦
人や教職員の努力によって築かれてきた。全校児童生徒数は七人と小規模だが、
教育目標を知・徳・体のバランスがとれ、グローバル社会でたくましく生き抜くことができる子の育成と掲げ、少人数だからこそできることは何かをつねに念頭に置きながら、日本人としてのアイデンティティを保ちつつ広く国際社会で活躍できる人材の育成に取り組んでいる。
《目指す学校の姿》
 笑顔があふれ、仲間のよさを認め合い、自他共に大切にする学校の実現を目指して、
 合いことば グァテマラ を掲げている。
   「グァ」⋮ がんばろう! どんなことも
       「テ」  ⋮ 手をつなごう! どんなときも
          「マ」  ⋮ まっすぐな心で取り組もう
             「ラ」  ⋮ ライバルは自分自身
《本校の特色ある学校行事》
 グアテマラの染織の第一人者である児嶋英雄先生が指南する藍染め体験学習は、開校当初から続く夏の伝統行事となってる。保護者や婦人会も参加するなか、低学年は絞り染め、中高学年からはろうけつ染めでTシャツやバッグなどを作成する。自分でデザインした模様や柄が藍に染まっていく過程は、わくわくドキドキである。
 オーストリア校Instituto AusutriacoGuatemaltecoとの学校交流では継続した取り組みを行っている。互いに学校を訪問し合い、日本とオーストリア、グアテマラの文化紹介のあとは、水泳や球技等のスポーツ交流を行う。昨年度は書道体験や日本の昔遊びを行い、各自が書いた友情を手に集合写真を撮った。
 冬には、多くの在留邦人が参加するもちつき&ジャンボかるた大会がある。PTAが、つきたての餠をあんこきなこ
いそべに味つけし、秘伝のレシピによる出し汁が自慢のお雑煮をふる舞う。校庭を使ったジャンボかるた大会では、百
人一首や慣用句、スペイン語、グアテマラかるた取りで大いに盛り上がった。
 そのほかにも、こいのぼり集会、七夕集会、節分集会、ひな祭り集会など日本の季節にちなんだ行事に取り組み、日々の学校生活を充実したものにしている。」
   
 これからもよろしくお願いします。