グァテマラ日本人学校

日々の学校の様子をお伝えいたします。

グアテマラ現地公立小学校訪問

2019-03-06 11:46:42 | 日記
 毎年、本校では学校交流会を行います。今年度は、長い付き合いのオーストリア校、初めて訪問したアンティグアのグリーンスクール。
2校とも私立校です。設備が整っており、大変すばらしい環境です。本校のように小さな学校にとっては、うらやましいくらいです。
そこで、日本文化、オーストリアの文化、グアテマラの文化をお互いに紹介し合いました。とても有意義な時間を過ごすことができました。
来年、再来年は、もっと交流の幅を広げることはできないかと、今年は、まず教員が候補の学校を下調べをすることにしました。
 2月17日、本校からそれほど遠くないソロラ県を大使館領事と共に訪問しました。まず、ソロラ県教育事務所を表敬訪問し、懇談しました。
ここでは、JICAシニアボランティの方にご協力いただきました。
 続いて、美しいアティトラン湖の周辺にある村の一つ、サンルーカストリマンという村の学校にお邪魔しました。村といっても、公立校23校、私立校5校ある大きな街です。
 最初は少し奥にある小学校へ行きました。正門も、塀もなく開放的な小さな学校です。子どもたちはめざとく我々を見つけるとすぐに興味津々で近づいてきました。みんな素朴でかわいい目をしています。授業を見学後、私は書道の紹介をし、子どもたちの名前を一人一人書いてあげました。
日本の書道は初めてで関心が高まったようです。

                         
 この村の訪問は、JICA青年海外協力隊員のご協力で実現しました。続いて隊員のホームステイ先で懇談した後、2校目へ。
にぎやかな中心街にあるためか、先ほどの学校と違い、囲いがしっかりしており、広い学校でした。
 門をくぐったら全校児童が待っていて、びっくり。椅子に座ってまもなくすると、歓迎の行事が始まりました。伝統の踊りや音楽が続き、大歓迎に感動しました。日本人学校の校長と大使館領事がわざわざ来てくれると思ったためか、このような歓迎行事をしてくれたのでしょうか。この大歓迎ぶりには本当に驚きました。これに応えうる用意をしていませんでしたが、壁に大きな文字を書く書道パフォーマンスを披露しました。練習なしのいきなり本番でしたので、満足のいく字にはほど遠いものとなりましたが、日本人を知っていても、その文化はほとんど知らない現地の子どもたちには、インパクトを与えることができました。
 また、JICAの皆さんが作った教科書を使った算数の授業を見ましたが、丁寧に教えている学級もあれば、学級や学校によっては、教科書を活用されていない学校もあるようです。夕方6時にやっと下校です。夕暮れ迫る中、三々五々下校する姿に治安の良さを感じました。2校目の学校の校長先生は、日本の教育に関心が高く、教師同士の交流も望んでいるようでした。丸一日のハードな日程でしたが、大きな成果がありました。

                               
 

3月の朝会

2019-03-06 11:29:30 | 日記
3月1日、朝会
 毎月1日は、校長による朝会です。
 このグアテマラに住んでいても、まだ知らないことがたくさんあります。学校が首都という
都会にあるため、意外と子どもが知らないことは多いのです。日本にあっては、例えば、昆虫が
店で見るものの、どこに生息しているのか、その場所に行ったことがない子どもはいます。
私が普段から言っている、「冷暖自知」、自分で体験して確かめることが大切なのです。朝礼の
場はそのきっかけになればと願っています。

 この日は、「グアテマラのくだものとナッツ」を紹介しました。
マンゴーやパパイヤは南国らしいくだものです。みんな大好きです。おうちの方が、いつも市場
やスーパーで買ってきてくれます。日本に比べてもかなり安く手に入ります。
 では、マンゴーの木は見たことあるかな?パパイヤは?バナナは?
身近にあっても意外と知らなかったと、子どもの反応。ピーナッツが土の中って、本当?
カシューナッツはあんなピーマンみたいな実にくっついていたの?
驚きの連続のようでした。
             
                         
 

2月の読み聞かせ

2019-03-06 11:18:01 | 日記
2月20日
保護者の方のご協力で「読み聞かせ」を行いました。
お二人からそれぞれ絵本を読んでいただきました。最初は、灰谷健次郎作
「せんせい けらいになれ」と宮西達也作「ぼくにも そのあいをください」
次は、田島信元作「365のみじかいお話」から、子どもたちの誕生日と同じ
日から選んだ短い話を読んでいただきました。
ご多用の中、子どもたちのためにありがとうございました。
この読み聞かせは、毎回子どもたちが楽しみしています。これからも興味深い
お話を聞かせて下さい。

            

  

子ども着付け教室開催

2019-03-06 10:35:26 | 日記
2月9日
 今日は、はるばる日本から着付けの先生がみえて、浴衣の着方を教えて下さいました。
 日本の着物の良さを広めようとアメリカやフランスなどで活躍してみえる狗巻里佳さんを講師にお迎えしました。日本の着物は、
民族衣装で有名なここグアテマラでも関心が高いようですが、子どもたちにとっても貴重な機会となりました。私も狗巻先生から
お借りした男らしい浴衣で、現地校訪問に役立てる事ができました。また、後日行われたひな祭り集会でも活用することができま
した。
 狗巻先生、ほんとうにありがとうございました。これからもさまざまな機会に活用します。
 これからのご活躍をお祈りしています。お元気で。
 
                 
 

ひな祭り集会

2019-03-06 09:54:03 | 日記
3月2日
 今年度の最後の行事、ひな祭り集会を行いました。多目的ホールを春らしい雰囲気にして集会が始まりました。
私から、甘酒、菱餅、ひなあられについて、どのくらい知っているのか子どもたちに聞きました。どんな色が使われているの?
なぜその色が使われているの?と、ひな祭りのお菓子や飲み物の意味を考えました。
続いて、子どもたちから、ひな壇の人形の並べ方についてクイズが出されました。参加された方々に人形が渡され、正しい位置
を考えてもらいました。その結果、みなさんは意外とひな人形の正しい場所を理解していないことがわかりました。
 子どもたちは今回の行事でも勉強になる事が多くあり、楽しい時間を過ごすことができました。

                


 また、この日は、授業参観とPTA総会があり、今年のまとめをしました。その後、帰国される堤先生のお別れを惜しむ会を開催し、

思い出話で盛り上がりました。堤先生は、「3年間で、ここでみなさんと出会えたことが一番です」とうれしそうに答えてみえました。

沖縄に戻られても、このグアテマラの生活を時々は思いだし、元気に頑張って下さい。、