夏休みのサンフラン3日目は国道1号をビッグサーまで南下するドライブ。
フォーシーズンズホテルからグロトロをズリズリ引きずりながら
ユニオンスクエア近くのHertzレンタカーへ。
待ってたクルマは予約しておいたキャデラックSRXではなくて、こんなクルマでした。
スタッフはインフィニティのどこに不満があるの? ってな感じでしたが、
キャデラックを3台乗り継いだ、私どもとしては残念至極でありました。
カーメルの街に向かうフリーウエーで目撃した最初の予兆はこれでした。
あれっ・・・・・!!!!
赤い丸っこいのに抜かれたーーーーーー。
クォーーーーーン
80マイルで走行するインフィニティーをさり気なく抜いてったのは
そう、Alfa Romeo Giulietta SZ。
ありゃりゃ~、今度は右からJaguar XK-Eが・・・・
何やら、とんでもなくビカビカ、しかも速い!!
スピードを100マイルまで上げて、ようやく追いつきました。
白髪の老紳士、フリーウェーを右へ左へスラロームしながら飛んでいきます。
品の良いドライブとは言い難いですが、ドライバーの年令と風体があまりに素敵で
微塵の嫌らしさも感じさせないのはさすがとしか言いようがありません。
SZの紳士とともにカーメルの街に突入してみると
目映いばかりのカリフォルニアの陽光と乾いた風が爽やかで
昨年の5月に訪れた時と、さほど変わらぬ様子でありました。
向こうに停まってるのはPorsche 997 4.0 ,,まぁ、この街の光景としては普通。^^;
あらら、ビカモノの356が路駐。
SZにXK-E、そして356・・・いったい、この街でなにが起こっているんだぁ~!?
あれっ、Porsche 356の三角窓になんか書いてあります。
何々?
「2012 CARMEL CONCOURS CLASS WINNER FOR SALE」
ここまで読んで、初めて理解しました。
全くの偶然、本当に偶然に、、カーメル・モントレー・クラシックカー・ウィークに紛れ込んでしまった!!!!
何たる幸運、、何たる幸せ!!
皆が前々からこの日を目指してカーメル旅行を計画するのだそうですが、
たまたま、旅行に選んだ日が、その日だなんて。
車マニアにとって、この幸運さ加減といえば、まさに宝くじに当たったのごとく、
歓喜の雄叫びをあげそうになりました、、イヤ、あげたかも。
街はといえば、なるほどイタリア料理屋の店主だって歌い踊るの大騒ぎ!
完全に町ぐるみ、まるまる一週間のクラシックカー祭りなのでありました。
この店にランチにやって来た老夫婦のロールズロイス。
文句なしのカッコ良さ、まったく気取りやムリムリ感がありません。
同じ交差点をこんな車も。
手前が大型のクラシックアルファ、奥のフェラーリはさすがにレプリカでしょう。
さりげない路駐も For sale!! 安い!!
かつて、σ(^^)が乗っていた懐かしのDino GTSも。
このスモールベントリーはわずか250万円ほどでFor sale。
V8サウンドを撒き散らすJaguar XK120。
アメリカンレストアーと言えば、コテコテ&ビカビカ、
オリジナルなんて糞食らえの、こんな代物ばかりだと誤解してました。
しかしながら、これは偏見に満ちたジャーナリストからの誤った刷り込みでした。
アメリカ人、ノンシンクロMTの操縦は上手いし、
メカに詳しいし、塗装やメッキの頃合いのセンスも抜群なのでありました。
カーメルの興奮冷めやらぬウルトラハイな状態を維持したまま
チェックインしたのがコチラ。
Hyatt Carmel Highlands
もちろん、大挙してやってきているであろう
日本人モータージャーナリストの滞在者もゼロ。
素晴らしく落ち着いた、アメリカとは思えない
飛び切りフレンドリーなサービスが売りのヴィラでありました。