長刀鉾 絵図
7月17日は、京都の祇園祭です。
今年から、祇園祭の山鉾巡行は、17日の先祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)の
2回に別れ、それぞれ、巡行がおこなわれます。
これを記念して、宝塚市清荒神の市立中央図書館では、「祇園祭・山鉾絵図展」が
開かれています。
これらの図絵は、1985年(昭和60年)に京都名所行事絵図刊行会が発行したもので、
所蔵していた清荒神清澄寺・鉄斎美術館が宝塚市に寄贈したものです。
山鉾は装飾が新しくなるなど、年とともに少しずつ変わっていきます。
絵図は、1980年から84年にかけての山鉾31基の様子を描いたものです。
前後左右の四方から見た図は、およそ3%に縮尺され、
建築の設計図のような精密さです。
この「山鉾絵図展」は7月の27日まで、同図書館で開かれています。
15日、今宵は「宵々山」です。
賑わう祇園祭も、さることながら、静かな図書館で、精巧な山鉾をみるのも、
それなりの趣がありました。