京都市内岡崎付近を流れる琵琶湖疏水。
夷川(えびすがわ)発電所の上手、貯水池から東を見たところです。
大津市三保ヶ崎から取り込まれた水は、市内の東山付近を流れています。
疏水の周辺は樹木も多く、春、秋には多くの観光客が訪れるところです。
その風景を一度、カメラにおさめて見たいとおもっていたので、秋晴れの好天の日、
電車で出かけてみました。
JR京都駅から市バスで、「東山二条」下車。
北へ少し歩くと、目的地とした疏水に突き当たります。
この疏水の西の端は、鴨川の東側を南北に走る堀川通りに至ります。
疏水の水は、ここから鴨川の側溝へ流れ出ています。
この日は、ここを起点に、東に向かって、平安神宮前まで疏水沿いを歩きました。
疏水沿いの散策道。
向かって右側の道路が「冷泉通り」の車道。左側が疏水です。
水は正面からこちらへと流れています。
わずかな距離ですが、疏水を遡る形になります。
大正3年にできた夷川発電所。
最高出力、300KWの小さなダムで、いかにも年代を感じる発電所です。
発電所の上手は、貯水池になっており、中央に琵琶湖疏水を計画した
京都府知事 北垣国道をたたえる碑が建っていました。
ここから、さらに遡ると、「疏水」は右に折れて南北の流れに変わります。
そして、もう一度、東へ、平安神宮前の大鳥居方向へ折れてゆきます。
紅葉には、まだ、早い京都の町中でしたが、水に映る木々の影が美しく、
「初秋」を感じさせてくれました。
(つづく)