縛られ地蔵

2016年10月18日 | 東京のお散歩
水元公園のすぐ近くにある業平山南蔵院東泉寺は、縛られ地蔵で有名な寺院です。



在原業平が東下りの際、隅田川で舟遊びをし、船が転覆し多くの死者がでました。
業平は弔いの為に塚を建立したのが元慶年間(西暦880年頃)のこと。
そこに架けられた橋は、業平橋と呼ばれるようになりました。

貞和四年(1348)年に、塚の傍の社に庵を興し東泉寺と号され
家康公入府後、幾たびかの大火や洪水により遭いながらも
関東大震災まで本所の地にあり、昭和二年(1927)に、現在地へ移転してきました。

有名な縛られ地蔵は、元禄十四年(1701)の造立で、当初は普通の地蔵尊でした。

伝承では、享保年間に日本橋の呉服屋の手代が、本所南蔵院の境内でうたた寝をして
その隙に反物をなりました荷車ごと盗まれてしまい、町奉行大岡忠相が、傍にいた地蔵も同罪として縄で縛り市中引き回しにした事が
縛られ地蔵の由来とされています。
(逸話の詳細は省略)











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