3月27日(月)
菜花咲く中から子犬現るる
天気晴朗なれども風つよし。突風に思わず立ち止まる春遠し。日曜のトビオマスターズ、どなたかが動画を撮ってくれていてフロントから貸していただく。動画も善しあし美しく優雅に泳いでいたつもりがただ溺れる寸前のごとく無様な姿を発見する。たしか去年も見せていただいた。無様なれども己が泳法の動画を一応コピーする。去年のコピーもあるはずだ。飛び込みなども体を水平にして飛び込んているのを発見、ヤダネ。もう少し美しく飛び込めないものか。頭体伸ばした足という風に。知らぬが仏とはこうしたことでした。でもまあ完泳は完泳、良しとするか。いいえ、良しとするしかないのでした。
パソコンデスク周りの掃除機をかける。足元など知らず知らずにほこりだらけになっている。出しているつもりなどないのに何故してほこりはたまるのだ。ほこりの不思議。
プールへ、見たばかりの動画を頭に描き務めて美しくと手足を伸ばして泳ぎつつも悲しいかな水泳というものは己が姿を確認できない。そのうちどうでもよくなる。1キロ泳ぎ終わる。帰り菜の花の小道を通りポケットカメラで撮りつつ帰る。花粉でズボンが黄色に染まる。
車の中で倒れていたと聞くエスさんの部屋の前でかすかに漏れている台所の明かりからうかがってもなんとも静かなものだ。居るのかいないのかわからない。車がなくなっている病院かもしれない。民生委員を返上していてよかった。一人暮らしの高齢者の安否確認は義務になっている。大体が一人暮らしの高齢者が民生委員になっていたこと自体が不思議。
エスさんから昨日のこれはどうだった、と脇腹で手を振るジェスチャー。走るの止めましたよ自信がなくてと。緊張感には欠くけれど一人で気ままにランニングをしていることでいいこともある。第一にお金がかからない、現地まで早寝早起きして出向く必要性もないこのほうがよっぽど体に悪い。わざわざ雨に走ることもない。Tシャツもたくさんたまったまだ欲しけりゃ買えばいい。買うほどのこともないけれど。それといつでもどこでも走れる。問題はこつこつ走ることに精進することだ。無様ではあるが1キロ泳ぎ続けられるバタフライのように。
そう思うと気が楽になった。確かに小さな完走証一枚貰うのにあくせくすることもあるまい。貰ったっていつもそのままパチンコで留め置きしているだけだ。溜まってくるゼッケンなどまとめて捨てている。富士まで車で飛ばしたこともあってバカだね。ようよう目が覚めたのでした。熱いうちはしょうがない周りが見られないから。
厨房メモ
ここ入居当時余分に支払っていた町内会費が清算されて戻ってきた7万円。ちょっとした春のボーナス。