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狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

偽善で悪のグローバリズム、しかし米国介入無き環太平洋連携は日本の古来精神を基とする主導で良いかもしれない・・・かつての大東亜共同宣言「相互協力・独立尊重」と、世界の趨勢に乗るのは危険かもしれない事

2017-01-31 21:44:28 | 日本政治・総合 2012~2017
 (2017年2月1日:加筆編集、2017年2月2日:編集)

 グローバリズムは「偽善」で「悪」であるが、今後世界の趨勢がナショナリズムに偏向するならば、各国のアイデンティティ・歴史・伝統・文化を尊重して守り保たれる上での日本独自の「和」の精神を持った連携は良いのかもしれない。大東亜共同宣言にある「相互協力・独立尊重」を基にして目指された大東亜共栄圏の様に。
 大多数が同じ方向に向かう事は危険であると私は常に思っている。普段の生活レベルに於いても、世間の人達、社会が同じ意見を口にしたり行動様式が同じ様である事に、私は客観的に懐疑的に見ている。例としてはデモがある。マスコミや外国のスパイに煽られている事が多い。世間の流行、世界の趨勢に敢えて乗らない方が、却って流されず、独自の「個」を守れるのではないかと思われる。
 昨年(2016年)、イギリスがEU(欧州連合)を離脱し、アメリカ大統領選挙でトランプ新大統領が誕生し、更に今年はフランスの大統領選挙でマリーヌ・ル・ペン国民戦線党首が新大統領となる可能性が高い事、その他オランダやドイツでも総選挙が行われ、それぞれナショナリズムの結果が出た場合には、ヨーロッパではEUの崩壊が起きる等して、ロシアのプーチン大統領と併せて、世界の流れが一気にグローバリズムからナショナリズムに移り変わるかもしれない。
 グローバリズムは「偽善」であり悪である。フリーメーソンの標語「自由・平等・友愛(博愛)」は偽善である。そして、グローバリズムは、その実、「世界共産化」なのであり、更には、共産主義は「ユダヤ主義」なのである。つまり、現代まで、中世から近現代に至るまでの世界の流れは、ユダヤ・イルミナティ・フリーメーソンにより謀られた世界統一政府に向けた「世界共産化グローバリズム」であった訳である。
 自由であれば長短高低太細バラバラとなり平等とはならない。平等にしようと思えば、低い能力のレベルの人を高いレベルに合わさせる事は無理であるが、高いレベルの人の頭を強制的に抑え付けて低いレベルに合わさせる事は可能である。共産主義とはそのようなものであり、一般大衆を皆、低い水準で平等にし自由を失くす。そして、一部の高いレベルの支配者が、その格差の付けられた一般大衆を管理するのである。
 米国も表面的には民主主義の様な顔をしているが、その実、ユダヤに支配されて共産主義化が成されて来た訳である。格差が極端に広がり、一般大衆はプライバシーの侵害等で管理が強化されて来た。ユダヤによるロシア革命から今年は100年となるが、ソ連ははっきりと表面的にも解る共産主義国家、ユダヤ国家となっていた訳であるが、その当時の冷戦状態にあった時にも、実はソ連と米国は地下で繋がっていた、ユダヤ繋がりがあったのである。ソ連、米国共に、ユダヤに支配されていたのである。
 ユダヤによって行われて来た世界共産化であるグローバリズムは、各国の伝統・文化・アイデンティティ・個性・誇り・自尊心を持つ権利の「自由」を失くし破壊をして、「平等」にするものであるので、勿論、悪い事である。それ故、世界の流れがグローバリズムからナショナリズムに変わるのは一見すると良い様に思える。
 しかし一方で、「聖書の預言」として、「戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」(新約聖書・マタイの福音書24章6~7節)と書いているのである。各国のナショナリズム、国益追求・優先、保護主義がぶつかり合って、却って戦争へと発展する可能性があるのである。
 かつて1929年に始まった世界大恐慌から各国が保護主義政策を取る様になり、その後ブロック経済に、そしてナチズム・ファシズム・コミュニズムが誕生し、反ユダヤ、第二次世界大戦、そして現在までの世界共産化グローバリズムと推移していった。
 その世界共産化グローバリズムを進めて来た現在ではリベラル思想が蔓延り、各国ではフェミニズム、ジェンダーフリー、LGBT、同性婚・同性愛等を社会的に認める様な風潮・空気、法律等が作られ、秩序や道徳、伝統、文化、国の在り方、家族の在り方を破壊して来たのである。日本に於いては偽善機関である国連が皇室制度に対して介入をして来たが、国内のリベラル・左翼の者達と共に女系天皇の容認や女性宮家の創設を唱えて日本の国体を破壊しようとしているのである。
 また世界共産化グローバリズムの基、国境を失くし、国家の概念を失くし、国際化、自由化、市場開放、自由貿易経済、金融緩和、多国籍企業等と、富はユダヤ支配層に偏る貧富の格差が広がった。かつての反ユダヤが起こった理由はそこにあるユダヤは、高利貸しと紙切れから生む錬金術と麻薬等のマフィアのやり方を行っている。
 トランプ米大統領が正式に、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)離脱の大統領令に署名した。日本は元々TPPをのらりくらりと避けて来た。2009年2月のG7財務大臣・中央銀行総裁会議において、中川昭一・財務大臣(当時)が朦朧記者会見をメディアに呈したが、IMF(国際通貨基金)やそれからの支持で動く日本の財務省によって嵌められたと言われているが、外国勢力によって嵌められたとする一方で、TPPへの交渉参加を先延ばししてかわす事を目的として日本のエスタブリッシュメントによって嵌められたとの見方もある。因みに、衆議院選挙が年末に行われた2012年、その年に設立された日本維新の会の橋下徹代表(当時)が週刊朝日から出身等とバッシングを受けていたが、これが実は財務省の情報提供によって行われていたとの事であり、その財務省を使ったのが日本のエスタブリッシュメントである。中川昭一氏に対する事と構図が似ているのである。
 そしてTPPの参加を検討し始めたのが、その同年(2009年)の衆議院選挙で政権を取った民主党(現・民進党)である。民主党は、祖父・鳩山一郎・元首相がフリーメーソンであった事と同じく鳩山由紀夫首相(当時)もフリーメーソンであり、小沢一郎・幹事長(当時、現・自由党代表)がロックフェラーの支援を受けていた(現在はロスチャイルドからの支援を受けている)。民主党はフリーメーソンリーの如く、「友愛」を掲げてリベラル思想を基に、グローバリズムを推進して日本の国を世界のものとして提供しようとしていた
 2012年衆議院選挙の前は自民党が「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対」とTPPに反対し、民主党政権は交渉参加に向けた協議を行い前向きな姿勢であった。それが現在では、その構図が逆になっており、民進党が反対し、自民党は意地でも施行しようとしている。
 TPPの危険性は、関税という国の産業・経済・財産・文化等を守る為の防護壁を取り除く事による、農業、金融・投資、医療・医薬品、保険、特許・著作権(知的財産)等の分野での日本の権益や商業秩序等が崩され、会社の倒産で雇用が奪われ、資産が奪われ、ISDS条項による多額の賠償金を支払う事等が挙げられる。
 TPP以外にもRCEP(東アジア地域包括的経済連携)、FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏、APEC(アジア太平洋経済協力))がある。そのどちらにも支那(中国)が入っており、支那が主導権を握る事で日本は不利になる事が予想される。FTAAP(APEC)にはロシアが入っている。
 その他、日本の各国・地域とのEPA(経済連携協定)では東南アジア各国、ASEAN(東南アジア諸国連合)、東アジア各国、EUの締結・交渉中とそれぞれのものがある。
 自動車については、日本から米国への輸出は関税が掛けられているが、米国から日本への輸出は無関税である。日本メーカーは既に今まで米国での生産を増やして来て現地の雇用を増産し、対米輸出も減らして来た。日本の車の性能が燃費等の技術で米国車に負けない自信もあったのだろうが、米国車は無関税であるにも関わらず、日本では売れていない
 日本の牛肉、「黒毛和牛」は世界一の品質を誇っている。「但馬牛」の子牛が日本全国各地に販売されて配給され、各地の牛肉ブランドの源となっている。「閉鎖育種」を守り純粋血統が管理されて大事に維持され続けている。化学肥料や農薬を使っていない有機飼料を与えて育てられており、病気に強く、丁寧に大事に育てられている
 しかし一方で、日本の農業は農薬や化学肥料を使って栽培している農家が多い。厚生労働省が残留農薬基準値を定める等して安全性が高いと言われているが、実は、ヨーロッパの方が農産物の残留農薬基準値が低く厳しいのである。EUとEPAの交渉中とあるが、日本の農産物がヨーロッパの農産物よりも危険である為に、ヨーロッパで日本の農産物が売れない事が予想される。遺伝子組み換えが危険である事は言うまでもない。TPPによって米国からその遺伝子組み換え作物が入り混じって入って来る恐れがあった。今後、遺伝子組み換えならぬゲノム編集作物が出回る可能性もある。
 ところで、南米では白人の米国とカナダを排除したCELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)が存在する。反米の故チャベス元ベネズエラ大統領が支援し発足した。米国への依存からの自立や米国の干渉・介入を排除する事を目的として、南米独自のアイデンティティや権益、資源、産業、文化等を守ろうとしたものである。しかしこのCELACは、2015年に支那(中国)で会合を開き、支那との繋がりを強めようとしている
 その様に、支那(中国)は世界各地に進出して勢力を拡大し、国名に付けている「中華」という自画自賛の言葉どおりに世界の中心になろうと目論んでいる。かつてのアヘン戦争のバネもあるのであろう。
 各国・地域とのEPAの他は、支那(中国)に主導権を握られてしまう可能性が有る為にTPPを推進したいのであろうが、米国が不参加となった為に、市場規模が大きく減ってしまった。一方で、米国の干渉・介入が失くなった分、日本の主導で行えるメリットが生まれた日本の「和」の精神を持った、各国が互いに干渉・介入せずに相互に尊重し合う貿易が出来るかもしれない
 日本は江戸時代は鎖国をして、長崎の出島でイエズス会との関連の無いオランダと清、対馬で朝鮮とのみ貿易を行っていたが、特に江戸ではそれによって困る事もなく、リサイクルシステムが発達して、食料、資源、経済、治安等、社会は安定していた。現在では近代化された事による石油を必要とする機械やエネルギーによって社会が機能している為に、石油の無い日本は貿易が生命線である。大東亜戦争のきっかけの一つが当時日本が殆ど輸入先として頼っていた米国が石油の対日禁輸政策を取った事である。当時も既に石油が無いと日本は生きていけないシステムとなっていたのである。却って近代化をする事がなければ、日本は石油の輸入に頼らずに済んだのである。その近代化も、国家存亡の危機感を生じさせた外圧によるのがきっかけであった。
 エネルギーの輸入だけでは無く、日本国内のみの市場規模では足りない様になってしまっている。輸出で外国に物を売らなければ生きていけなくなってしまっている。昔と比べ、国内の人口が増え、産業が膨らみ、各個人の給料が値上がり、金の量に関係なく、本物の貨幣ならぬ紙切れの紙幣を刷り続けて紙幣が膨大に膨らんでいる。昔の金貨や銀貨は言うまでもなく、1円玉や5円玉と1万円札ではどちらが材料費が高いのであろうか。ただ紙切れに1万円と書いてあるだけで1万円の値打ちが付いてしまうという恐ろしい錬金術なのである。昔の方がモラルにも適い、正常であったのである。
 膨らんでしまったものを元のスリムな状態に戻すのは難しいかもしれない。無駄を省き、贅沢を慎む、貪欲を卑しむ。和と同様、日本自身の歴史から学ぶ。江戸時代の江戸の人々は、皆、幸せで豊かであったのである

 新約聖書・マタイの福音書24章6~7節
  「また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。
  民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」

 本ブログ過去の関連記事
  ・2014/08/28付:「終末期、イルミナティ・フリーメーソンによって計画されている世界統一政府エルサレムと第三次世界大戦」
  ・2015/01/18付:「イルミナティ・フリーメーソンの唱える平和や愛の偽善に騙されてはいけない・・・グローバリズムの罠」
  ・2015/01/18付:「民主党代表選挙、イルミナティ・フリーメーソンのグローバリズム vs 日本のナショナリズム」
  ・2015/01/25付:「米国CIAとイスラエル・モサドはISIS(イスラム国)を使ってイルミナティの世界統一政府樹立計画を進める」
  ・2016/04/17付:「世界共産化グローバリズムを流布する宣伝機関マスコミ・・・映画「ギヴァー 記憶を注ぐ者」に見る今・未来」
  ・2016/04/17付:「秩序・モラル・伝統・文化を破壊する保育園・・・女性解放・男女平等・LGBT・同性婚、大衆迎合、共産化」
  ・2016/07/21付:「イエス・キリスト『戦争・・・・・・これらは必ず起こることです。・・・・・・民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が』・・・聖書の『預言』は『運命』、英国EU離脱」
  ・2016/10/16付:「トランプ氏『クリントン氏は悪魔』・・・ヒラリーはイルミナティとしてグローバリズムを推進する」

 参考文献
  ・2016/01/01付・神戸新聞朝刊:「兵庫で生きる データで見る県内の牛肉 ブランド支える但馬牛 47都道府県に子牛供給 『美しい霜降り』純血主義で守る」
  ・2016/01/01付・神戸新聞朝刊:「兵庫で生きる 第5部『神戸ビーフの聖地~美方から』① 牛飼いの技 未来へ 活況の影 農家激減」
  ・2016/01/10付・神戸新聞朝刊:「兵庫で生きる 第5部『神戸ビーフの聖地~美方から』⑨ 反骨心が突き動かした」
  「図説 世界を驚かせた 頭のいい江戸のエコ生活」(著者:菅野俊輔氏、出版社:青春出版社、出版日:2010/12/15)
 「図説 世界を驚かせた 頭のいい江戸のエコ生活」
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