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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

驚愕のメロウドメバル

2015-03-22 10:29:13 | 釣りレポ 2015

宮城県の釣りもけっこう経験してきました。
それでも未体験で、ぜひやってみたい釣りがあと2つあります。
そのうちのひとつが、活きメロウドを餌にするメバル釣り。

こちらがメロウド。イカナゴ(コウナゴ)の東北地方での呼び名。
仙台湾のフィッシュイーターにとって、メロウドは一番のご馳走だそうです。
メバルをはじめ、いろいろな魚がメロウドを常食にしているとのこと。

今日も鳥の海は穏やかな天気です。
こんな天気なら、釣果に関わらず楽しい釣りになるだろう、という謙虚な思いでいました。

お世話になったのは、つり丸でもお馴染みの大海丸。前にヒラメで乗ったことあります。
日曜ですが、釣り人は3人のみ。ドタキャンがあったのですが、それでも少ない。

隣の根回り五目の船は活況です。メロウドメバルよりもアイナメ、カレイが人気?

船宿仕掛けはこちら。
胴付3本針仕掛けで、伊勢尼を使うことや長い枝素はウタセマダイ仕掛けとそっくりです。

前日に、拓洋丸船長からも素針仕掛けをいただきました。
これで仕掛けの準備は万全!(^^)

さらにサビキ仕掛けも用意。
事前の針生さんのアドバイスでは、すでに雪代が入り濁りがでているので、メロウドよりもサビキに食いが立つこともあると聞いていました。サビキはいろいろあるのですが、この時期の鉄板はこのサビキ、黒毛サメ腸です。

船のイケスには、たっぷりのメロウドが用意されています。
船長から、「死んだり弱った餌は食いが落ちるから、どんどん元気なの使ってね!」とアドバイス。
貴重な活き餌ではありますが、お言葉に甘えて、ガンガン使わせていただきましょう(^^)

小一時間ほど走って、ポイント到着。
まわりには船はいません、大海丸ポイントか?水深は40mほど。
ロッドは、オモリが50号なので、ヒラメ竿にしようかマダイ竿にしようか迷ったのですが、一番しなやかな調子の、海攻マダイリミテッドS270をチョイス。リールはカルカッタ800F。

さて、投入合図が出てから、メロウドを針につけます。
これが難しい、ぬるぬるにょろにょろで元気にのたうちまわる、まるでドジョウ^^;
針に刺すのも一苦労。
メロウドは砂に潜る魚なので、頭の固いところに針をうち、やっとこ投入です。

仕掛けを落としていると、反対側のおじさんはもう取り込んでますよ。
上がってきたメバルをみると、、、で、でかい!(@_@) それが3点掛けでしょっぱなからびっくり。

底から1mほど棚を切って待つと、すぐに私の竿もガクガクーッ!!
マダイ竿が激しく揺さぶられますよ、えらい派手なアタリ。
ちょっとずつ巻いて、追い食いを狙うと、しっかり付いたみたいで重い。

わたしもしょっぱなから3点掛け、しかもでかい。

狙っていた尺メバルもあっさりとゲット^^;

釣果欄には18-30cmと書いてあって、18cm主体だったらヤダなぁと思っていたのですが、この釣果はうそっぱち(笑)でしたね。18cmなんて居やしない、25-30cmの良型ばかりです。

アタリは続きます。ホントにメバルがでかい、しかも太って体高があるMM(メタボメバル)ばかりですよ。おそるべし、亘理のメバル。

釣ったメバルをバケツに入れると、こんなメロウドゾンビを吐き出します。
海の中にはメロウドがうじゃうじゃいて、それを食べてるんですね、まさにマッチザベイトの典型釣りですよ。

「あまり上げるとアイナメきませんから、底からちょっと上で待ってください」と船長。
そうか、アイナメも混じるのね。では底から50cmで待ちましょう。

すると、ゴゴゴン!という強烈なアタリ。
楽しい♪

いやー、狙い通りにアイナメが釣れちゃいます。
これまた良型、45cm。
メロウド餌、おそるべし。

だいぶメバルも釣れたし、せっかくだから黒毛サメ腸サビキも使ってみようかな、でも、もうちょっとメロウドの泳がせもやりたいし、、、と考えていると、もたっとしたアタリがきました。

メバルともアイナメとも違うアタリ、なんだろう?と思いながら竿を立てると、根ガカリしたように動かない。さらにテンションを加えると、ゴンゴン!と動き出した、魚ですね。
でかそうなので、慎重にリフティングすると、今度は下に向かってドドドン!と突進。慌てて糸出して対応して、魚が止まったところで浮かせに掛かると、竿先からフッと力が抜けてしまいました。
なんと、針はずれ。

こりゃ悔しいですね、何だったのだろう?
こんなことがあると、サビキ釣りにチェンジするわけには行きません。
メロウド餌で釣り続けます。
メバルが何尾かあがった後に、またもやモターッとしたアタリで、ズズズン!と突進。
軽く合わせを入れて針を刺してから、慎重にやりとり。
だいたい相手の予測は付いてはいたのですが、浮いてきた魚を自分でタモ取り。

マダラでしたよ。

家に戻って計ると3.86kg。こりゃ重いはずだわ。

いままでマダラは350号オモリにごっついタックルで釣ったことはあるのですが、50号オモリでマダイ竿で釣ったのは初めて。
この引きは面白いですよ、青物みたいなスピードはないけど、重戦車のような突進がありました。

クーラーに入らないので、いったんメバルを外に出して、タラを入れて、その上からメバルをパズルのように組み合わせて入れます^^;

もうこれで満足。
では、サビキ仕掛けに変えようかな、と思ったら、ここで新たな問題が、、、
サビキでずらずらーっとメバル釣っても、クーラーに入らない^^;;
満願を2回もすれば、クーラー溢れちゃいますよ。

というわけで、メロウドの泳がせ仕掛けはそのままに、竿を変えました^^;

カレイ釣りで使っている、Fリチャーズロッド。
この柔らかなショートロッドでメバルを釣れば、引きが増幅されて楽しいだろう。
たくさん釣るより、楽しく釣ろうというためのロッドチェンジです。

しかし、メバルが数尾釣れた後に、またズドン!
こりゃ引きますよ、ロッドは満月、ドラグはズルズル。

マダラさん、2尾め。

こりゃクーラー入らない、どうしよう、、と思いつつ、置き竿にしてマダラの血抜きしていたら、またもや竿がズドン!

マダラさん、3尾め^^; 楽しすぎる♪

このマダラ2本は、大きなクーラーを持っている常連さんに頼んで、引き取ってもらいました^^;

そんなこんなで、なるべくのんびり、時間をかけて数を釣らないようにしているのだけど、ついにクーラーは一杯になってしまいました。

これにて打ち止め。

隣のおじさんの釣り方みたり、いろいろ話をしながらすごします。
隣の人は、メロウドを針につけるときにおがくずを使ってます、こりゃ便利ですね、メロウドが滑らない。さすが地元釣り師だね、と言うと、「そこにありますよ」との答え。

なんと!船におがくずが用意されてるじゃないの!
気づかずに、暴れるメロウドの針刺しに四苦八苦してましたよ、というご愛嬌も^^;

みんな十分に釣ったので、ちょっと早上がりになりました。
1時間ほど走って港に帰ると、大海丸が一番乗り、他の船に比べて、ダントツに釣れていたようです。

私の釣果は、メバルが30尾くらい、それにマダラとアイナメで、ダントツのスソ^^;
他の2人は35Lクーラー2つ分ほど釣ってましたよ。

メロウド餌は、確保も難しいし、活かしておくのも気をつかいます。
大海丸では、港から船に電源を引き込んで、エアポンプを一晩中動かして、餌を活かしています。

メロウド餌を使う船は、荒浜港でも一部の船に限られます。すごく面白い釣りなんだけど、なぜかお客さんが少ないのは、このところの釣果がいまいち(それでもトップで60尾前後)のせいかもしれません。

しかし、関東のメバル釣り師から見ると、活き餌で尺メバル混じるで大型がバリバリ食うなんて、夢のような釣り場ですよ、ここは。
驚愕したのは、そのサイズ、釣れっぷり、体型なんですが、この後に家に戻ってからはその味覚にまた驚愕することに。それは追って触れることにします。

そんなこんなで楽しい釣りが終わり、港に戻ると、なんと針生さんが迎えに出てきてくれました。
飲み物と帰りの車中音源を差し入れてもらい、感謝感謝です(^^)

温泉にでも浸かりましょうか、というんで、この後は「わたり温泉 鳥の海」へとGo!ですよ(^^)

[荒浜港 大海丸]
http://www.taikaimaru.com/
集合は船付場

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2 コメント

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まいどッ!(^^) (リョウ)
2015-03-25 22:23:36
マダラって釣れるんですね~(^^)
東北あついですねッ!(´∇`)
リョウくんゑ (calm)
2015-03-26 06:21:32
東北のマダラはジギングでも釣れるよ!(^^)
寒いけど熱いです、東北。

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