墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
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ウォッチメン

2009-04-27 21:21:43 | 映画(わ行)

「大善小悪」

観に行くの遅く、絵描いていたら終わってしまったシリーズ、第2弾。

3時間あまりの大作にしり込みをしていてなかなか身に行かなかった。

レイトショーで観ることの多い私は、さすがにこれだけ長いとすこし気合がいる。

昔は平気だったのに。おじさんにはなりたくないものだ。

少し変わったSFスーパーヒーロー物で面白かった。

作品の長さは、さまざまな設定の説明にある程度の時間をかけているから。

しっかり、ついてゆけば楽しめるはず。

この作品を楽しむには、必要最低限の時間かも知れない。

ロールシャッハ。彼が一番ヒーローのヒーローらしい気持ちを持った人物だったように感じた。

コメディアンの死の真相に立ち向かったところもそうだし、最後はその信念のため、他のヒーローたちとは対立する。カッコよかった。

墨画は、そんな彼を題材とした。

ここからネタばれ含み。マウスドラッグで読んで!

スーパーヒーロー物だけど、未来の設定ではなく米ソ冷戦時代の物。歴史を替えた設定だ。

共産主義の拡大を防ぐため、ベトナム戦争にスーパーヒーロー(Drマンハッタン)を投入したアメリカは、ここで勝利を収める。

ここからすでに史事実と違う。

しかしそれにより更に冷戦が激化し、核戦争の危機に。

そんな中、スーパーヒーローたちは恒久平和のためにどのように行動したのか。

大善(恒久平和)のための小悪(多少の犠牲や反道義的行動)を上手く用いて描き上げている。悪人はいないのだ。

とにもかくにも、長いけどがんばって観て!の映画に出会ってしまった。

だから映画好きはやめられない。

【STORY】

ベトナム戦争、キューバ危機など数々の事件の陰には、人々を見守る“ウォッチメン”と呼ばれる監視者の存在があった。

1985年のニューヨーク、米ソ間の緊迫状態が続く中、政府により活動が禁じられていたウォッチメンの1人、エドワード・ブレイクが暗殺される。

その事件を不審に思い、真相をかぎ回りはじめた“顔の無い謎の男”。

彼が事件を追いかけていく先々で、かつてのヒーローが次々と殺されていく。

1986年に発表され、ヒューゴー賞を受賞するなど、高い評価を受けたアラン・ムーアの名作グラフィックノベルを、「300/スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督が映画化。

goo 映画」で更に詳しく。

こちらから

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1 コメント

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Unknown (erabu)
2009-04-29 19:43:08
De-Noryさん、コメントありがとうございました。

>ロールシャッハ。彼が一番ヒーローのヒーローらしい気持ちを持った人物だったように感じた。
同感です。
しかし、この作品でのラストでの彼の扱いが納得しにくいものを感じました。
ヒーローはヒーローらしい作品こそ相応しいと思うのですが、いかがですか。

墨彩画が渋いですね。

今後ともよろしくお願いします。
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