2015年07月14日
統一家の混乱を克服する為の統全的理解(10)-②
-束草霊界メッセージ事件(序-2)-
1.束草事件 - 艶やかな天宙史的詐欺
束草霊界メッセージは、文字通り束草天正苑で発表された霊界メッセージである。 霊界メッセージの送信者は孝進様、受信者は清平金孝南訓母であった。
9年3月8日、お父様は清平の金孝南氏に、霊界メッセージを発表するように指示された。しかしどのような理由からか金孝南氏はこれに応じなかった。その代わりに梁昌植氏が封筒に入った霊界メッセージを発表した。霊界メッセージの内容は、長文ではあるが、その内容は簡単なものであった。
それは、4人の子女様に対する摂理遂行の責任分担を霊界からのメッセージとして発表したものである、主な内容は
① 顯進様を、世界会長である亨進様の主管下に置く。そして天宙平和連合の活動を推進するにあたっては、必ず亨進様の指示に絶対服従しなければならない。
② 顯進様がお母様に報告しようとする時は、必ず亨進様を通さなければならない。つまり亨進様の許諾あってお母様に報告することができ、そして、お母様の許諾があってお父様に報告することができる。
③ 顯進様による摂理の歩みの全ては、國進様の監査を受けなければならない。全ての内容は天命であると語られた。
この霊界メッセージと、亨進様の世界会長としての職権によって、顯進様のアメリカ総会長職は剥奪された。そしてこれによって顯進様は、亨進様の指示に絶対服従しなければならない立場になってしまった。これに関する霊界メッセージの内容の一部を紹介する。
<束草霊界メッセージの内容の一部 9年3月8日 束草>
14人兄弟の末っ子である亨進様を真の家庭の子女達の中心として立てられました。全ての摂理機関の中心であり、家庭連合の摂理機関の中心である家庭連合世界会長である亨進様を、真の父母様の絶対権限により、真の父母様の代身者相続者として任命し、全ての真の子女のアベルの中のアベルとして祝福しました。
真の家庭の全ての子女達は、年齢や役職を超えて、この真の父母様の決定を天命として受け取らなければなりません。したがって真の家庭の全ての子女達は、主要な公的行事がある時は亨進様と相談し、亨進様を通して父母様につながる伝統に従わなければなりません。
仁進、顯進、國進も、亨進がたとえ弟ではあるが天の法度を尊重し、各種の事案を亨進様に必ず報告し相談した後、父母様につながらなければなりません。
次に世界平和統一家庭連合と天宙平和連合に関する意見です。亨進様は真の父母様の代身者相続者として、真の家庭の中で最もアベル的な位相でありながら、同時に世界平和統一家庭連合の世界会長です。したがって、韓国、日本、アメリカをはじめとする全世界の大陸会長、および国家協会長は、亨進様の指示に従わなければなりません。
國進様は専攻を生かし、真の父母様が設立された全世界の全ての営利、非営利機関企業全般に対する監査権があり、今後、真の父母様に直接報告しなければなりません。
資料:http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/mRnK/653
「束草霊界メッセージ事件」の真実、2011年11月20日
前北米会長梁昌植会長解明書からの抜粋
1年前の 8年4月18日、亨進様は世界会長に登極した後、理由もなく顯進様のアメリカ総会長職を奪うことにより、アメリカ摂理を焦土化させようとした。仁進様は、お父様だけの権限であるアメリカ理事会の委員任命権を簒奪した。
事件の1ヶ月前の2月24日「顯進様がアメリカ総会長である」と言及されたお父様の指示に逆らい、亨進様、國進様、そしてお母様を前面に立てた教権勢力は「アメリカ総会長はお父様が任命した顯進様ではなく世界会長である亨進様が任命した仁進様であると主張した」この反乱の実体をお父様は全くご存知なかった。お父様は、梁昌植会長が霊界メッセージの発表を終えてすぐ、全く予想できなかった発表をされた。
お父様の発表は顯進様にとっては過酷な内容であった。 500人の指導者が集まった席で、お父様は顯進様を叱責されながら、顯進様が行われていた活動の中止とアメリカ総会長職を剥奪された。霊界メッセージの内容には、顯進様は活動を中止するようにというものはどこにもなかった。
半年前の 8年11月10日、お父様は顯進様に無限の祝福を与えられた。天正宮とメリオットホテルにおいて、二度も顯進様を指導者の前で称賛し励まされたのである。 それだけではない、お父様は顯進様の活動を絶賛されながら、顯進様の活動は神様の摂理史の新しい出発であるとされた。さらにその年のクリスマスイブの日、顯進様、國進様、そして亨進様を立たせ、神様と父母様と顯進様を中心に侍り一つにならなければならないと指示され、父子協助時代における長子の権威を立てられた。
資料:み言選集604巻200〜205ページ 2008.12.24.
天正宮 新しい神殿と祖国光復
クリスマスの1ヶ月前には、顯進様に194カ国の特別巡回を命じられ、必ず世界平和統一家庭連合の創設を完了し、基元節勝利の基盤を整えることを指示された。
お父様は、霊界メッセージ事件の1ヶ月前の2月23日、194カ国の巡回を心配されながらアメリカ総会長としての責任を果たすことを指示された。そして3月1日顯進様は194カ国巡回のため日本に旅立った。しかし8日に、突然束草天正苑に呼び出され、本体論の教育を受けていた約500人の教会幹部が見守る中、叱責と共に全ての公職を剥奪されるという事件が起ったのである。
お父様が顯進様に対し心変わりされた期間は2月24日〜3月7日であると思われる。この12日間において、お父様は顯進様に対する全ての期待を捨て、公職を全て剥奪された。 お父様はこの12日間に、誰からどのような内容の報告を受けられたのだろうか。500人余りの教会幹部が見守る中、叱責と共に顯進様の全ての公職を剥奪されてしまわれたのだ。
お父様は194カ国巡回の中止と、総会長職を剥奪しながら叱責した。さらにお父様は、顯進様はカインアベルの原理を知らないとされ、お父様の下で1年間、原理の勉強をすることを命じられた。
しかし8年7月29日から9年2月24日までの、亨進様と國進様そして教権勢力による「お父様に対する反乱事件」に関しては一言も叱責されることはなかった。むしろお父様は、多数の教会幹部が見守る中で「亨進と國進がお前を助けはしても、何も間違ったことはしなかったではないか」と顯進様を責められたのだ。しかしそのみ言に対して顯進様は一言の弁解もされなかった。
それから2年たった11年11月20日、梁昌植会長は束草霊界メッセージ事件を解明しながら「顯進様がお父様から活動を中止させられた決定的な理由はその1ヶ月前に、顯進様がお父様の命に従わずアメリカ理事会を招集したこと」が原因であると主張した。この主張は事実なのだろうか?それとも偽りなのか?今、明らかにされなければならない。
お父様が顯進様を叱責した理由のすべてが事実であるならば、顯進様の活動中止は必然的であった。しかしお父様が顯進様を叱責した理由が、偽りの報告を基にしたものであったならば、真の家庭の解体と統一家の現在のあきれた状況の責任を誰が負わなければならないのか?