韓国、最悪のシナリオに急傾斜しつつあるのではないのか
米朝交渉、非公開で開始。米国はロシアに仲介を求めた形跡あり
評論家の宮崎正弘氏のメルマガ記事を引用させてもらう
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月12日(金曜日)
韓国、最悪のシナリオに急傾斜しつつあるのではないのか
米朝交渉、非公開で開始。米国はロシアに仲介を求めた形跡あり
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韓国に親北大統領が誕生したことにより、北朝鮮は熟柿が落ちるのを待てば良いと考えているようだ。
韓国の未来は「最悪のシナリオ」に急傾斜しつつあるのではないか。
「一国家、一言語、両制度」という南北朝鮮の統一構想はもともと金日成が言い出した二段階革命論に則っており、韓国は戦後冷戦期の「反共」の国是を既に捨て去り、北が呼びかける「民族主義」のもと、反米に急傾斜している。
なにしろ在韓米軍はもはや邪魔であり、THAAD配備で中国を怒らせたのは、米国が悪いからだという北朝鮮の洗脳、情宣工作に引っかかって、従北派の大統領を選んでしまった。
いまは「皆の大統領になる」などと、ありきたりのことしか発言していないが、統一へ向けて文政権は暴走を始めるだろう。
しかもやっかいなことに米国は韓国を見限りつつあり、空母を派遣しているのは非公開交渉をにらんでの武力威嚇戦術と北朝鮮は捉えている。
盧武鉉の亡霊が復活した韓国は、まず中国へのご機嫌取りをはじめ、米国とは相当投げやりな外交関係に移行するだろう。
日本にとっては極左の反日、反米、親中、従北政権がとなりに誕生したわけで、未曾有の軍事的危機にいずれ直面することになる。
米国は日本の安全保障より自国に届かないミサイル開発を凍結させれば、そのまま北と妥協する可能性が日々濃くなってきたように見える。
韓国が比類のない悪夢の時代に入っていっていることは間違いないだろう!
文在寅氏についてはまだよくわからないが、ある種のファンタジーの世界に生きている人のようである。文大統領が共に歩んだ盧武鉉大統領が「狂気の人」と米関係者から評されていたように(その後日本の鳩山首相はそれ以上の奇人と評されていたようであるが)現実的には考えられない思考の持ち主であることは間違いないようである。
これが今の韓国の現実なのかもしれない。そのファンタジックが何処まで通用するのかと言うと疑わしい。文大統領が対話しようという北の金正恩にどれだけの対話の能力があるのかは極めて疑わしい。彼の祖父の金日成や金正日はまだ対話する力があったが、金正恩がどれだけ、北朝鮮全体を掌握しているのか極めて疑わしい現実である。極度の強権政治で国民をねじ伏せているが、人心がそこにないことは明らかである。中国を頼りとすると言っても、中国共産党自体がすでにその末期を迎えている。
反日政策を基本の一つのように据えているが、歴史を見れば反日政策が如何に空虚なものであるかは明白である。対米制作も、トランプ大統領を見くびってはいけない。
今のままではファンタジックな世界で国家的瓦解状態に陥る事は火を見るより明らかであろう。
韓国国民は自国が今いかに不安定な状況に立たされているかと言うことに自覚がほとんどないように見受けられるが大丈夫なのだろうか!今のままの状態が推移することだけはあり得ないことを忠告しておきたい。
日本はよほど慎重な対応が必要な時である。幸い安倍政権は極めて安定した状態にある。何でも反対を叫ぶ気違いのような野党もどんどん衰微して行っている。但し、油断は禁物である。各界が結束して一つになって最悪のシナリオも想定しての対応の準備が必要である。
家庭連合はどうするの?
ファンタジーな世界におぼれていては韓半島の危機をもろに受けるのは家庭連合かもしれない。それくらいの情勢だと思う。