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エドウィン・ロドリゲス対アーロン・プライアーJr(2011/01/14)

2011-01-16 17:42:06 | ボクシング
スーパーミドル級10回戦

25歳の新鋭エドウィン・ロドリゲス選手(Edwin Rodriguez)がアーロン・プライアーJr選手(Aaron Pryor Jr)に際どい10回3-0判定で勝利しています。

05年にアマ全米王者、06年に米ゴールデングローブ王者という実績を誇るドミニカ生まれの米国人ロドリゲス選手ですが、この日は殿堂入りの名王者アーロン・プライアー氏の息子相手に苦戦を強いられた夜でした。
初回こそ力強く踏み込んで放つ左ジャブ、右ストレート、右フックのボディでのプレッシャーで身長・リーチで大きく勝るプライアーJr選手を圧しこみますがその攻めはやや強引に見え、入りや打ち終わりにプライアーJr選手の長い右ストレートや左ジャブを食う場面が徐々に増えていきます。
ジュニア選手のパンチに伸びがなく威力もさほどあるようには見えなかったものの、打ち下ろしの右を何度もジャストミートされて一瞬動きが止まる場面もあった4回5回。ボディ攻撃で中盤のラウンドのペースを奪いかけたものの最後までジュニア選手の右で顔面を大きく跳ね上げられる場面は続いていた試合。
8回にジュニア選手に減点があったり最終回に気合の追い上げをロドリゲス選手が見せたりで、ポイント的にクロスしていたのは確かながらもジュニア選手が接戦を際どく制したように私には見えたのですが、公式の結果は意外なものでした。

公式のスコアは96-93、98-91、97-92の3-0ロドリゲス。シロート採点95-94プライアーJr。

ロドリゲス選手は18勝(13KO)。プライアーJr選手は15勝(11KO)3敗。


試合のハイライト動画
Aaron Pryor Jr. falls to Edwin Rodriguez(ESPN)

ESPNの解説テディ・アトラスは97-93
Close Win for Edwin Rodriguez over Aaron Pryor Jr.; Manfredo Manhandles Edouard(John G. Thompson/EastsideBoxing)~96-93ロドリゲス
ESPN Friday Night Fights: Live Updates and Round by Round Coverage(Blake Dreisbach/Bleacher Report)~95-94ロドリゲス


Peter Manfredo Jr. Puts on a Dominating Show in Key West(Cliff Rold/BoxingScene)
こちらの記事によるとロドリゲス選手は4回に肩を負傷し、試合後に病院に向かったとの事
Manfredo, Rodriguez triumph(Bob Barton/Fight News)
Edwin Rodriguez Looks Awful In His Win, Peter Manfredo, Jr. Breathes Life Into His Career With His Win(Tim Starks/The Queensberry Rules)

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-01-16 21:27:42
プライヤーJrは父親と体格も戦い方も正反対ですね。
スピンクスやチャベスなど、親がボクサーだった選手は親とは違うスタイルで戦う傾向にあるようです。
このプライヤーJrも父親のような野生味こそありませんが、長身から繰り出す長いパンチがやっかいですね。
あのプライヤーの息子ということで過度の期待をされているのかと思いましたが、昨日の試合では正直なところドミンゲの引き立て役と目されていたようで。
Unknown (管理人)
2011-01-16 22:14:40
>Unknownさん
ロナルド・ハーンズは父親そのまんまのスタイルでしたし、マクガートJrなんかも方向性は同じ感じしました。(そもそも右と左が違ったりしてて似てるといえるかどうかは微妙でしたけれど)
チャベスJrも左フックのボディブローなんかは生き写しに見えます。
カマチョJrもオヤジさんのテイスト満点ですね。
バスケスJrや今回のプライアーみたいに似てないケースもありますし、一概に言える事じゃないんじゃないでしょうかね。
ケースバイケースかと。

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