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アレキサンダー・バクティン対ノシロン・ルジマトフ(2009/12/25)

2009-12-27 03:00:38 | ボクシング
バンタム級10回戦

元日本&東洋バンタム級王者のロシア人、サーシャ・バクティンことアレキサンダー・バクティン選手(Alexander Bakhtin)が母国ロシア・モスクワのリングに登場。21才のウズベク人ノシル・ルジマトフ選手(Nosir Ruzimatov)との一戦は、終始バクティン選手がペースを圧倒するワンサイドの内容の末9回終了後に続行不能に陥ってTKO負けしたルジマトフ選手がそのまま昏倒し危険な状態に陥る悲劇的な結末となっています。

9回終了後自コーナーに戻ったルジマトフ選手。疲労困憊の様子でがっくりと肩を落としていたものの、レフェリーが試合終了を宣告した場面でも意識はあったように見えました。しかし椅子に腰を落としたまま意識を失いストレッチャーでリングを後にしたルジマトフ選手。すぐに救急車で搬送され脳内の血腫を除去する手術を受けたもの依然昏睡状態で予断を許さない状況は続いているようです。

試合の方は初回からバクティン選手のシャープなジャブ、右アッパー、右ストレートがペースを完全に支配。バクティン選手の正確で強いジャブで試合開始直後から顔面を跳ね上げられ、強烈な右アッパーで再三ピンチに陥っていたルジマトフ選手。4回には2度この強烈な右アッパーを食ってあわやノックダウンという場面も見せながらも必死に凌いでいたウズベク人でしたが、試合終盤はバクティン選手のプレスに後退しロープ伝いに逃れるのがやっとの様子でほとんど有効な攻撃を返すことができていませんでした。
初回開始直後から明白になったミスマッチと言って良い実力差、ワンサイドに終始した試合展開から、レフェリーあるいはルジマトフ選手コーナーは早い段階で試合を止めるべきだったのではと感じてしまいます。試合後の悲劇的結末を知った上で見た試合だったのでそう感じてしまうのかもしれませんが・・・
依然危篤状態だというルジマトフ選手の回復を祈るばかりです。

バクティン選手は24勝(11KO)。ルジマトフ選手は6勝(0KO)4敗。

Bakhtin wins in virtual tragedy(Alexey Sukachev/Fightnews)

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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Unknown (EM)
2009-12-27 03:11:08
こういうことが起こるのがボクシングの怖さですよね。

もちろん競技の性質上起こりえることで全てのボクサーがその覚悟を持ってリングに上がるわけですが…


回復を祈るばかりです。
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Unknown (ドラクエ6)
2009-12-27 12:00:04
すいません、サーシャの試合どこで見れるか教えてもらえませんか?
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Unknown (管理人)
2009-12-27 12:14:33
>EMさん
圧倒的な実力差で中盤以降は試合を続ける意味を見出せない内容でした。
ただこれは結果的に事故が起きてしまったからそう感じるのことなのかもしれません。
深刻なダメージを負ったと見ていてはっきりとわかる場面は最後の最後までなかったですから。

>ドラクエ6さん
動画が見つかれば記事に貼ります。
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