WBOフライ級タイトルマッチ
アルゼンチンの安定王者、オマール・ナルバエス選手(Omar Andres Narvaez)が米国からのレイオンタ・ウィットフィールド選手(Rayonta Whitfield)の挑戦を10回ストップで退けて15度目の防衛に成功しています。
ナルバエス選手のイージーな勝利でした。身長差がかなりあるように見えた両者でしたが、小さなナルバエス選手が前後左右縦横無尽に動き位置を変えながらタイミングよく当てるパンチにウィットフィールド選手は翻弄され続けます。
攻防両面に勘の良さを感じさせるソツの無いナルバエス選手のボクシング。挑戦者のパンチをほとんど全て無力化させながら自在に試合をコントロールし続けます。
ペースを完全に掌握したナルバエス選手がその攻撃に強いパンチを交える比重を徐々に増やし、9回には左ストレートや右フックの正確なコンビネーションで挑戦者を棒立ちにさせます。続く10回に再び連打でチャンスを掴んだ場面でレフェリーが一方的になっていた試合をストップしています。
格の違いを見せ付ける完勝で15度目の防衛に成功したナルバエス選手。この勝利でカルロス・モンソン選手が保持していたアルゼンチン人の連続防衛記録を塗り替える偉業達成となっています。他団体王者との統一戦などの勝負に踏み出さない限りこの防衛記録はまだまだ続いていきそうな感じです。
ナルバエス選手は29勝(18KO)2分。ウィットフィールド選手は22勝(11KO)1敗。
Narvaez stops Whitfield!(Fightnews)
Narvaez Retains Title In Impressive Style(Seconds Out)
Narvaez retains title, eclipses record(ESPN)
Omar Andres Narvaez Surpasses Countryman Carlos Monzon's Record - Has Now Made 15 Defences Of Flyweight Title(East Side Boxing)
Omar Narvaez Retains WBO Flyweight Title by Knockout(Ringsidereport)
写真
ナルバエス 10回TKOで王座防衛
オマール・ナルバエス対カルロス・タマラ(2008/01/25)
アルゼンチンの安定王者、オマール・ナルバエス選手(Omar Andres Narvaez)が米国からのレイオンタ・ウィットフィールド選手(Rayonta Whitfield)の挑戦を10回ストップで退けて15度目の防衛に成功しています。
ナルバエス選手のイージーな勝利でした。身長差がかなりあるように見えた両者でしたが、小さなナルバエス選手が前後左右縦横無尽に動き位置を変えながらタイミングよく当てるパンチにウィットフィールド選手は翻弄され続けます。
攻防両面に勘の良さを感じさせるソツの無いナルバエス選手のボクシング。挑戦者のパンチをほとんど全て無力化させながら自在に試合をコントロールし続けます。
ペースを完全に掌握したナルバエス選手がその攻撃に強いパンチを交える比重を徐々に増やし、9回には左ストレートや右フックの正確なコンビネーションで挑戦者を棒立ちにさせます。続く10回に再び連打でチャンスを掴んだ場面でレフェリーが一方的になっていた試合をストップしています。
格の違いを見せ付ける完勝で15度目の防衛に成功したナルバエス選手。この勝利でカルロス・モンソン選手が保持していたアルゼンチン人の連続防衛記録を塗り替える偉業達成となっています。他団体王者との統一戦などの勝負に踏み出さない限りこの防衛記録はまだまだ続いていきそうな感じです。
ナルバエス選手は29勝(18KO)2分。ウィットフィールド選手は22勝(11KO)1敗。
Narvaez stops Whitfield!(Fightnews)
Narvaez Retains Title In Impressive Style(Seconds Out)
Narvaez retains title, eclipses record(ESPN)
Omar Andres Narvaez Surpasses Countryman Carlos Monzon's Record - Has Now Made 15 Defences Of Flyweight Title(East Side Boxing)
Omar Narvaez Retains WBO Flyweight Title by Knockout(Ringsidereport)
写真
ナルバエス 10回TKOで王座防衛
オマール・ナルバエス対カルロス・タマラ(2008/01/25)
15回防衛っていうと現役では最多防衛でしょうか。いまだ無敗だし、どこまで記録が伸びるか楽しみです。ここまで来たら、統一戦とか見てみたい気もしますけど。
会場の盛り上がりも凄かったですねー。やっぱ英雄的存在なんでしょうか。
ジョン選手、エルディ選手が10回で続いてますが現役王者では独走状態ですね。
この日のナルバエス選手は大きな相手を軸に動き回るボクシングで、最近のパッキャオ選手を彷彿させました。パッキャオ選手ほどの運動量を感じさせませんでしたが、最小限の動きで相手を翻弄する上手さが感じられました。
>プクーさん
たまに欧州へ出て行っての防衛戦もこなしているものの、イマイチ影が薄い気がするのはやはり本場米国リングでの活躍が無いせいなんでしょうかね。とは言っても米国へ出て行っての魅力的な相手も少ないですし(ドネアがいますが)アジア勢の強いこのクラスだけに統一戦ってのは難しいのかもですね。
日本にこういう動きのできる選手がいたらとついつい思ってしまいます。
15度防衛しているのが頷けるボクシングですよね。相手の強いパンチを食わない以前に、強いパンチを打たせない技術・ポジショニングに非常に長けているように見えたこの日の試合でした。