Extra

2016年11月23日 22時52分08秒 | バス関係
急に寒くなったせいか、先週から風邪をひいてしまいまして……。
熱は下がりましたが、おかげで2週間ほど何処にも行けていません。
とにかく喉を使う職業なので声の治りが遅く、隙あらば水分を摂取している毎日です。(笑)

さて、移動中に見かけた市バスのツーステップ車。


「二条城・金閣寺エクスプレス」で京都駅に到着した6405です。
休日の午前中だったので乗客はまばら、ツーステの収容力も持て余し気味でしたが、よく見ると……


見慣れない臨時マグネットが付いています。
上から「臨時 Extra」、緑帯の部分には営業所を示す「烏丸」の文字が。

これには訳がありまして、例によって(?)京都新聞HPより引用します。↓↓

【市バス安全確認用の小窓ふさぐ 京都、運転手が指示】(2016年10月29日 08時35分)

京都市バスの臨時バス計5便で今月、車内からの安全確認のため車体の左前方下部に設けているガラス小窓に、運転手が行き先表示板を貼ってふさいでいたことが28日、分かった。運行を受託している京阪バスと京都バスの運転手が指示に反したとして、市交通局は2社を口頭で注意した。
 京都運輸支局によると、窓ガラスに貼れるものは視野を妨げない車検のシールなどに限られ、今回の件は道路運送車両法に基づく保安基準に違反するという。
 問題があったのは京都駅と観光地を結ぶ「楽洛東山ライン」で、京阪バスが10月14日に運行した2便、京都バスが同1日に運行した3便。
 市交通局は定期便以外は行き先を乗客に分かりやすくするよう、フロントガラスの上側にある行き先表示幕に加え、運転席ダッシュボードの上に、外に向けて小型表示板を掲げるよう指示している。しかし、2社の男性運転手各1人が「表示板の文字がフロントガラスに映り込んで気になる」と、小窓に移動させていたという。京阪バスは「乗客に不安を与えた」、京都バスは「同様のことがないようにしたい」とコメントした。
 小窓は標準サイズで縦30センチ、横60センチ。安全対策として市独自に導入し、所有する804台のうち671台に設置している。市交通局は「今後はマグネットの表示板を車体に貼る方法に変えたい」としている。

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以前は臨時便と言えばダッシュボードに掲出された表示板が特徴で、




「臨時」の二文字にしても営業所ごとにサイズや書体が違ったり、愛称名や経路を図示しているものもあり、趣味的にはおもしろい観点となっていましたが、こうした問題を受けて見納めとなりそうです(現に、今月に入ってからは表示板を見ていません)。
記事のように小窓部分に掲出しているのは私は見たことがありませんが、京阪バスや京都バスの車両には安全確認窓のある車両があまり見られない一方で、市バスはどれだけ小さくても窓を設けていますから、交通局側としても少なからずこだわりがあるのでしょうね。
手間やコスト面を除けばマグネットの貼り付けは発展的解消と言えますが、これも時代の流れを示す一つのアイテム、今年度をもって全廃となるツーステとの組み合わせはごく短期間のうちに終わることとなります。


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