題詠blog2009

こちらは「題詠blog2009」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

011:嫉妬

2008-12-23 | 011-020の歌
「011:嫉妬」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

投稿漏れはありませんか? 投稿は、題にふられた番号順にお願いします。

011:嫉妬(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
嫉妬した女が手にしていたものがスプーンだったからよかったが……

011:嫉妬(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
嫉妬心(ジェラシー)は男の方が強いとの言葉に思い当たる節あり

011:嫉妬(船坂圭之介) (kei's anex room)
伸びやかなそびら撓はせ少年の眼に火のごとき嫉妬絶ゆるなし

011:嫉妬(アンタレス) (思い出ずるままに)
裏切られ母の座をば守りしが心に潜む悲しき嫉妬

011:嫉妬(根無し草) (根無し草)
嫉妬心 なんか似てるね ジェットシン 今は筑波で カレー屋してる

011:嫉妬(蓮野 唯) (万象の奇夜)
嫉妬する程には好きになってない言い聞かせてる夕暮れの街

011:嫉妬(みずき) (空)
罪深きけふを嫉妬の風吹きて逆立つ髪を千千(ちぢ)に乱さん

011:嫉妬(うたまろ) (五と七と五と七と七)
満たされぬ想いが 胸でくすぶって 恋と嫉妬の まだら模様に

011:嫉妬(ひじり純子) (純情短歌)
わが心嫉妬不信を耕して疑心暗鬼の種を育てる

011:嫉妬(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
好きすぎて君のすべてに嫉妬する 夜に暴走膨らむ妄想

011:嫉妬(月下燕) (a swallow under the moonlight)
君の三つ編みをとかせた後輩にどうしようもなく嫉妬している

011:嫉妬(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
嫉妬などわたしの辞書にないコトバ あなたに出逢う今のいままで

011:嫉妬(小早川忠義) (Just as I am Returns)
嫉妬する暇などなしうたびとは先人を読め歌多く詠め

011:嫉妬(さかいたつろう) (流星文庫)
犬たちの交尾を邪魔するのが好きなだけで決して嫉妬ではない

011:嫉妬(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
嫉妬とふ語に女ふたり居て互ひに嫉(そね)み妬(ねた)み合ふとか

011:嫉妬(木村比呂) (*さよなら小鳩)
かみさまに嫉妬するより凛として火と積もらせてゆくエビデンス

011:嫉妬(柴田匡志) (スタートライン)
「大切な人を奪います」と言い放ち嫉妬を呼びたる真昼のドラマ

011:嫉妬(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
ラジオから古いシャンソン恋しさや嫉妬を鳥になぞらえながら

011:嫉妬(藻上旅人) (創作のおと)
もし君に嫉妬心がなかりせばと浮かれあのボケ空回りし

011:嫉妬(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
グロスから嫉妬が滲みだしている女が隠す憤怒の心

011:嫉妬(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
ただ君のアドレス聞かれただけなのに知らないふりは嫉妬だろうか

011:嫉妬(梅田啓子) (今日のうた)
梅のもやうの湯のみ茶碗に嫉妬したこんなに小(ち)さき茶碗もちし掌(て)に

011:嫉妬(はこべ) (梅の咲くころから)
サラダには嫉妬と愛をふりかけて ドレッシングはひかえめがいい

011:嫉妬(陸王) (Always Walking with Yu)
世の中の平和をまもるヒーローの辞書に「嫉妬」の項目は無い

011:嫉妬(かりやす) (彼方探訪)
井の頭池のボートにカップルで乗れば別れる弁財天(めがみ)の嫉妬で

011:嫉妬 行方祐美 (フーガのように)
嫉妬とは甚だ力の要る仕事もうわたくしは風を切る裸樹

011:嫉妬(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
「がんばれよ俺ならやるね」揺れている嫉妬妄想患者のまなこ

011:嫉妬 (穴井苑子) (猫のように純情)
きれいだと言われる人の顔芸が好きじゃないのは嫉妬かしらね

011:嫉妬 (わだたかし) (ファミレス短歌)
けっきょくは「嫉妬は愛」ということだ そうゆうことだそうゆうことだ

011:嫉妬(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
嫉妬心お庭に埋めた筈なのに掘り返されて君へ偏愛

011:嫉妬〈佐藤紀子) (encantada)
乙姫の嫉妬なるべし玉手箱に白き煙を詰め込みたるは(浦島太郎物語)

011:嫉妬(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
嫉妬さえなければこの恋うまくいくそう信じてた夏が終わった

011:嫉妬(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
嫉妬ではないけど、だけど、親指が黒いタイツを突き抜けてるよ

011:嫉妬(ウクレレ) (十線譜)
ウニ2つこころの海に棲んでいる愛と嫉妬のイガイガ野郎

嫉妬(鹿男) (もえないゴミ箱)
寝る前に充電をした髭剃りがすごく元気でなんだか嫉妬

011:嫉妬 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
接待と言い訳するだろう君を迎えるパンチ、1、2、some 嫉妬! (小沢健二「それはちょっと」)

011:嫉妬(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
嫉妬とは無縁なわれは氷点下四度の部屋で歌に打ちこむ...

011:嫉妬(鳥羽省三・再投稿) (見沼田圃の畔から)
嫉妬とふ単語に女ふたり居て互ひに嫉(そね)み妬(ねた)み合ひたり

011:嫉妬(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
ごはんには梅干が必要だからあなたにも嫉妬してあげている

011:嫉妬(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
人知るや恋の心の奥底に嫉妬の暗き炎燃ゆるを

011:嫉妬(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
くれないの迷子あなたに嫉妬する みずはらしおんみずはらしおん

011:嫉妬 (斉藤そよ) (photover)
嫉妬とは生涯無縁 まっしろな あいによく似たごまふあざらし (2009.02.14)

011:嫉妬(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
もう一度遇えるのだろうか不意に来る軽い嫉妬で始まる恋に

011:嫉妬 (新井蜜) (暗黒星雲)
寝室の鏡の裏をのぞいたら嫉妬している俺が見ていた

011:嫉妬(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
嫉妬する独占欲とかまだあるが燃えたりしない分別もある

011:嫉妬 (31pieces)
仲良しで幸せそうな友達の彼氏に少し嫉妬している

011:嫉妬(都季) (31pieces)
仲良しで幸せそうな友達の彼氏に少し嫉妬している

011:嫉妬  (水口涼子) (FANTASIA )
必ずや探し出されて君といるタイガーバームに嫉妬している

011:嫉妬(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
疑わしきは被告人の利益に(もっと激しく嫉妬してくれ) 

011:嫉妬(天国ななお) (お月様は許さない)
左手の感情線に表れた嫉妬深さに逆らい笑う

011:嫉妬(海里) (Now Here)
マウンドで輝く君に恋と呼ぶ嫉妬をしたる十のおとめご

011:嫉妬 (minto) (@100@)
デパートに購ひしチョコ嫉妬など練りこめたるか深き味はひ

011:嫉妬(原田 町) (カトレア日記)
嫉妬おぼえし才ある人のはや逝きて凡庸われが遅々と生きおり

011:嫉妬(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
白みゆく朝の冷気を感じつつわかいおんなの嫉妬は眠る

011:嫉妬(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
雲の上嫉妬もできぬ大きな差アイツとオレは同期の桜

011:嫉妬(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
ぎこちなく少年くさい嫉妬にも飽きてしずかな秋を束ねる

011:嫉妬(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
あなたへの嫉妬・嫉妬er・嫉妬est 最上級になるまでに来て 

011:嫉妬(みつき) (みそひと :: misohito ::)
嫉妬とは 秘めて孕みし毒の壷 人には見せぬ 我だけの蜜  

011:嫉妬(ふみまろ) (光る風の記憶)
AVの標本たちが嫉妬するほどのセックスを見せてやろうぜ

011:嫉妬(緒川景子) (ひらいた「れんげ」のはなは、ハスのはな。)
水槽にゆびをつつつとしてあるく さかなは嫉妬深いひとがすき

011:嫉妬(英田柚有子) (阿呆船)
嫉妬深いきみが海辺に立っている 温暖化は止まないと思う

011:嫉妬(湘南坊主) (カンタービレ be 短歌 )
嫉妬にはShit!と言ってしっとりと使途不明なる死闘をしよう

011:嫉妬(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
立ち竦む腋の下から地を這って我の嫉妬は四方へのびる

011:嫉妬 (佐東ゆゆ) (Putting Holes in Happiness)
想いより嫉妬ばかりがつのってく 春雨が降ってるんだってば、ねぇ、

011:嫉妬(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
金のこと考えること多かりき嫉妬をしなくなったこの頃

011:嫉妬(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
嫉妬とは限りなく欲情に似て胸板に甘噛まれた痣と

011:嫉妬(わたつみいさな) (乱切りくじら)
うつくしくないこと爪をかむしぐさ嫉妬してないふりのさよなら

011:嫉妬(音波) (短歌のなぎさ)
それぞれに嫉妬のあって六月のブーケは空をふっと横切る

011:嫉妬(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
嫉妬するくらいなら恋人がいないとできないこと(浮気)をします

011:嫉妬(O.F.) (O.F.)
都市ガスは嫉妬するほど美しく青く燃えますたまにオレンジ

011:嫉妬(祢莉) (suger drop)
六条御息所くらいには嗜んでます嫉妬心なら

011:嫉妬(ひわ) (十三夜)
嫉妬ってどうせ漢字で書けないし知らないままでいたっていいのに

011:嫉妬(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
底冷えの朝の冷水シャワーでもさめえぬたぎり これかよ嫉妬

011:嫉妬(ジテンふみお) (雲のない日は)
靴ひもに嫉妬しているサンダルは蝶々結びでベランダに干す

011:嫉妬(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
目の裏に嫉妬の蛇口ついている 稀にサンラータンが噴き出る

011:嫉妬(ME1) (FILL mobile)
  質問です。何色でしょう嫉妬色?問う瞳の奥翡翠は深く

011:嫉妬(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
ルミエールてふ純喫茶の名の意味を"嫉妬に狂ふ"と覚え直せり

011:嫉妬(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
嫉妬することが愛ではないからとさらりと言った恋の先輩

011:嫉妬(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
カラメルが溶け出す前に走らねば 嫉妬の影に喰われてしまう

011:嫉妬(岡本雅哉) (なまじっか…)
じょうずには鳥居みゆきになれません。嫉妬。END。乱。嫉妬。END。乱。

011:嫉妬(イマイ) (ゆびおり短歌)
かさついた指先にふれ物分かりよすぎるきみに嫉妬をさせたい

011:嫉妬(ほたる) (ほたるノオト)
黒々と眉間にとどまるはずなのに嫉妬の文字がうまく書けない

011:嫉妬(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
   私より大事なのかと嫉妬する「少年ジャンプ」に夢中な横顔    ふわふわと漂う吾の心つなぐ碇は君の素直な瞳

011:嫉妬(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
   私より大事なのかと嫉妬する「少年ジャンプ」に夢中な横顔

011:嫉妬(新井恭子) (MINI'S LIFE blog)
あでやかな君の門出を祝うため嫉妬に狂う桜が咲いた

011:嫉妬(暮夜 宴) (青い蝶)
パレットのうえの混沌 嫉妬ってこんな色だと思う5時限

011:嫉妬(只野ハル) (Ordinary days)
妖精のような君たちになれない 背伸疲れて 嫉妬ダウンだ

011:嫉妬(キャサリン) (コーラス♪(*^▽^*)カレンダー♪)
井の頭の弁財天(めがみ)の嫉妬に背こうと初デートしてゴールしました

011:嫉妬(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
嫉妬とかやめてよ何もないのにさ ちょっとうれしいけどムカつくわ

011:嫉妬(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
イギリス人の彼が「座る」と言うのを「それは嫉妬だ」と聞き違える

011:嫉妬(伊藤真也) (クラッシュボク)
電柱の陰からドアの隙間から不眠不休で見張る嫉妬師  

011:嫉妬(emi) (時計をはずして)
少年はまだ眠い朝かろうじて嫉妬心だけ抱えて歩く

011:嫉妬(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
妄想を公開してるこの身には嫉妬心すら公共のもの

011:嫉妬(健太郎) (モノクローム文芸館)
カフェテラスミルクを取りに席を立つ 視線の先に嫉妬の弾み

011:嫉妬(ノサカ レイ) (のーずのーず)
今、詠めと?今、詠みなさいと言ってるの?今、このあたしに、嫉妬の歌を?

011:嫉妬(はしぼそがらす) (紆余曲折)
退院!の華やぐ声にこみ上げる嫉妬と共に丸薬を飲む

011:嫉妬 (村木美月) (うたりずむ)
重力と闘っている込みあげた嫉妬が口から飛び出しそうで

011:嫉妬(青野ことり) (こ と り ご と)
ねっとりと嫉妬していた まといつくコールタールの海の深みで

011:嫉妬(ゆふ) (ゆっくりん)
嫉妬(ジェラシー)は冬の満月 愛憎は日に日に淡く恋は永遠

011:嫉妬(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
嫉妬など前菜に過ぎない 塩も振らずにどうぞ Lettuce only

011:嫉妬(吉里) (梢は歌う)
雛の日にもうすぐ春と浮かれれば 冬の嫉妬に降りしきる雪 

011:嫉妬(萩原健之) (猫とピストル会議室)
迷路の中を彷徨って日除けを覗くロブ=グリエの嫉妬する男

011:嫉妬(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
ピアスから嫉妬がもれて秋雨が頬を突き刺す北池袋

011:嫉妬(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
一日中誰かに嫉妬している娘さえも眩しい春は色めく

011:嫉妬(振戸りく) (夢のまた夢)
モニターに嫉妬しているかもしれない あなたがいつも眺めてるから

011嫉妬 (惠無) (なんでもない一日)
抱っこしてと言わんばかりの前足に嫉妬している夕焼け小焼け

011:嫉妬(みずたまり) (劣等性な優等生の本音)
 嫉妬はしないと少女は言った「お姉さん、ガラスの靴って痛いんでしょう」

011:嫉妬(月下  桜) (*月下  桜 の 世界*)
構ってよ ちゃんと言葉にするだけで 嫉妬の焔は初期消火となる

011:嫉妬(こけもも) (hotchkiss)
仕事だとわかっていてもじんわりと嫉妬なんぞしてみる土曜日

011:嫉妬(やましろひでゆき) (短歌とか短歌とか短歌とか)
三限目嫉妬の授業の代返は教授のチェックをかいくぐらねば

011:嫉妬(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
松として漕ぎ出す舟に嫉妬して斜に構えてるこの崖っぷち

011:嫉妬(藤野唯) (Sugarmint)
さらうことすらできないくせに君のその恋も嫉妬も忘れられない

[短歌][2009] 011:嫉妬(ezmi) (語りえぬことを。)
嫉妬するほどの何かがあるじゃなし見て見ぬふりも上手になって

011:嫉妬(詠時) (短歌の花道)
刺々しい【嫉妬】が宜し セロファンで包(くる)んだような【ジェラシー】よりは

011:嫉妬(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
しゃわしゃわと濡れそぼってくアスファルトに嫉妬していたビー玉の夏

011:嫉妬(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
しゃわしゃわと濡れそぼってくアスファルトに嫉妬していたビー玉の夏

011:嫉妬(美久月 陽) (白月夢)
縁日のべっこう飴に閉じ込めた嫉妬舐め取る舌先の蛇

011:嫉妬(Yosh) (☆生短歌☆)
「アンタなんかフン!」 ふくれた彼女の嫉妬すら愛情感じることもあるのさ

011:嫉妬(畠山拓郎) (あいうえおあお)
もしかして嫉妬じゃないかと思いつつ自意識過剰とコーヒーを飲む

011:嫉妬(太田ハマル) (とっても短い今日の歌)
コーヒーが大きく揺れてソーサーを汚すわたしは嫉妬している

011:嫉妬(酒井景二朗) (F.S.D.)
モテようとしないで嫉妬ばかりするそれは卑怯なことぢやないのか

011:嫉妬 (一夜) (短歌るBlog)
初ネイル施す若き美容師の長き指見て軽く嫉妬す

011:嫉妬(チッピッピ) (うたよみブログ)
夫との会話の途中で口はさむ娘の嫉妬に「オンナ」の片鱗

011:嫉妬(花夢) (花夢)
わたくしの嫉妬は柘榴になりました いつかあなたに許されましょう

011:嫉妬(春待) (三感四音)
逆立った髪の毛は今約10本嫉妬アンテナ感度は良好

011:嫉妬(空色ぴりか) (美利河的題詠百首2009)
そんなものは単なる一つの花言葉 嫉妬深いだとか純潔だとか

011:嫉妬(都) (miya-momoの日記)
鷹揚な君に嫉妬す何だってそんなに人を心配できるの

011:嫉妬 (象の鼻)
手を揉んで寒さをしのぐ春の日の嫉妬の心青い草色

011: 嫉妬 (きりひと) (風まかせ)
「嫉妬」なら夕べの夢に置いてきた やけにくすぶる半焼家屋

011:嫉妬(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
嫉妬なら中学生にも数多し 自分のできぬことをする子に...

011:嫉妬(遥遥) (たんかのきりかた2)
運動の第3法則従いて愛というなら嫉妬というなり

011:嫉妬 (月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
三日月のツンとすました横顔に嫉妬しているムーンストーン

2009題詠blog011:嫉妬(はづき生) (生さんま定食)
彼の目を一直線につらぬいて言った「わたしは嫉妬している」

011:嫉妬(橘 みちよ) (夜間飛行)
犬はねこに猫はひばりに嫉妬せむ蝋梅の香にむせぶ夕べは

011:嫉妬(ゆら) (コトのはじっこ。)
部屋のすみ小さくなってる「助けて」に ほんのちょっぴり嫉妬している

011:嫉妬(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
嫉妬心隠して微笑み浮かべてた君から恋の相談受けて

011:嫉妬(我妻俊樹) (半ドア)
紙ふぶきまじりの髪を拭きながら嫉妬が趣味よ、と右目をこする

011:嫉妬(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
こう見えて、いや、どう見えてるかは知らないけど、僕の特技の一つが嫉妬

011:嫉妬(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
凛と立つ君の孤独に嫉妬する 声にならない、恋にもなれない

011:嫉妬(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
するすると「嫉妬」という字書いているさらさら昨日のことなど忘れ

011:嫉妬(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
菜の国のをとこも嫉妬に灼きし身は南の風にさらしてをらむ

011:嫉妬(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
美しき王子に嫉妬せし老王乾きたる肌に香油塗りこむ

011:嫉妬 (ゆり) (森の歌)
才能も実力もない出たがりの出しゃばりさんに嫉妬なんてしない

011:嫉妬(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
うっかりと自分を好きになるなよと嫉妬がたまに点検に来る

011:嫉妬(森山あかり) (言葉の花かご)
親友と思いし友の言の葉に揺れていたのは微かな嫉妬

011:嫉妬(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
初めての嫉妬覚えて妹のおしゃぶり隠す3歳の姉

011:嫉妬(加藤サイ) (啖呵きって頂戴)
後ろ指さされて嫉妬されなさい 母の教えは腹底にある

011:嫉妬(雪原うさぎ) (ゆきうさぎのあしあと)
滲み出る下唇の血を舐めて嫉妬の味を覚えたあの日

011:嫉妬(蝉マル) (蝉の声)
わが逸れし道を真直ぐに行く友あり人間国宝となれ嫉妬に狂わせよ

011:嫉妬(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
わたしよりわたしのよわいとこ全部知ってるあなたに嫉妬しました ○どんだけ自分が大好きやねん

011:嫉妬(ぱぴこ) (テクテク)
正当な前売り券を持つ人に嫉妬しながら闇を横切る

011:嫉妬(萩 はるか) (Betty's second Bar)
飽きてきた嫉妬することされること時代遅れの口紅を差す

011:嫉妬(こうめ) (はこにわ相聞歌)
やすやすとチョコの歯形で局面を変えし手管で嫉妬を知りし

011:嫉妬(A.I) (Private Window)
切先を軟き果肉に滑らせて果物ナイフにすら嫉妬する

011:嫉妬 (若崎しおり) (ふたつのおでこ)
  我々は太古のムシのささやかな嫉妬の果ての進化のかたち  

011:嫉妬(ことり) (歌)
「嫉妬ばかりしてる雲なの」つぶやいて雪がひそひそ堕落してゆく

011:嫉妬(間遠 浪) (少女らせん)
嫉妬しても追う人はいない美しい足あとが草の原に消えていく

011:嫉妬(あみー) (正直なたましい)
嫉妬ってなあに? しっとりしてるもの? いいえ ドロドロしてる何かだ

011:嫉妬(みち。) (滑空アルペジオ。)
部屋中のいろえんぴつが嫉妬するようなあなたのむこうの夜明け

011:嫉妬(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
空っぽの化粧瓶に詰め込んだ嫉妬は砂に埋めるしかない

011:嫉妬(ユキヲ) (あじさいの戯言)
「嫉妬するならまだ恋ね」愛を知る女はそう言って

011:嫉妬(草蜉蝣) (低空飛行)
嫉妬してそっぽをむいた訳じゃない奥歯にかかる萌やしのびろびろ

011:嫉妬(香-キョウ-) (Sky on Blue)
本当は嫉妬してるよ 強がって見せてないだけ 素直じゃないの

011:嫉妬(遠野アリス) (gymnopedie)
もしこれが嫉妬と呼ばれるものならば よかったあたしも、おんなだったのね

011:嫉妬(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
キャンセル待ちの方がお二人、と聞いてこのなにか嫉妬のような感情

011:嫉妬 (沼尻つた子) (つたいあるけ)
疾と石、嫉妬のなかにありましてすごく疾く投げつける石つぶて

011:嫉妬(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
ねぢこんでごらんよ嫉妬してるならお門違ひの甘つたれやさん

011:嫉妬(羽根弥生) (ことらのことのは)
蛇のごとつながつたまま哀々と嫉妬の川を下りてゆきぬ

011:嫉妬(片瀬ふう) (星屑めとろ。)
嫉妬するほど恋をしていたなんて知らなかった知りたくなかった

011:嫉妬(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
おみなごの嫉妬なつかし山姥の心は疾(と)うに石となりけり

題詠2009-011:嫉妬 (七十路ばば独り言)
ぎりぎりと奥歯噛みしめ腿つねり嫉妬の炎が瞳にちらちら

011:嫉妬(須藤歩実) (月歩 [geppo])
自転車のブレーキ音に嫉妬する公園の錆びついたブランコ

011:嫉妬(駒沢直) (題詠blog参加用。)
火のついた体くねらせ泣き喚く嫉妬の壷の底の暗さよ

011:嫉妬(村本希理子) (きりころじっく2)
嫉妬深き男のやうな藪椿いちりん裁りてしばらくを愛づ

011:嫉妬(やや) (言の葉たち)
夜叉のような嫉妬のありて女とう罪を思はむ うすあをの空

011:嫉妬(やや)再投稿 (言の葉たち)
夜叉のやうな嫉妬のありて女とう罪を思はむ うすあをの空

011:嫉妬(しおり) (ヒロの独り言)
嫉妬やらわだかまりやら不安やらすべて消えゆく君に抱かれて

011: 嫉妬(ゆき) (ひたぶる君を)
嫉妬とふ黒き悲しみひたとみる御息所の裔なるわれは

011:嫉妬 (迦里迦) (香飄)
鏡にはわたしの後ろ背 隠したき恥ずかしいもの 尻尾しっぽ・・嫉妬

011:嫉妬(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
嫉妬にはやさしい色を教えてもうえからぬりつぶされてしまうね

011:嫉妬(ゆうごん) (夕星のうた)
切り抜いた嫉妬の裏で音もなくわなないている雫がひとつ

011:嫉妬(続木ミオ) (文庫箱)
右ビンタ左ビンタバカヤロー!嫉妬を喰らって喰らわせて 立つ

011:嫉妬 (如月綾) (お気に召すまま)
幸福な他人に嫉妬するひとがないようにみんな幸せであれ

011:嫉妬(こはく) (プラシーボ)
あなたの手あなたの声の向くさきのすべて苗床にして嫉妬は

011:嫉妬(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
いじましき嫉妬は制限なく割れて細胞膜にくびれ次々

嫉妬 (木下一(元くまさん)の短歌ブログ)
キテレツに嫉妬したのかコンピュータペンシル大人買いしたのび太

011:嫉妬 (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
ふかぶかと嫉妬の証爪痕の背にしみてくる朝のぬるま湯

011:嫉妬(21世界SUZUTO) (夏山千歳の手記)
嫉妬など とうの昔に 忘れたよ あんた好みの 恋にゃならんさ

011:嫉妬(こゆり) (おかっぱ短歌)
プリクラの落書きブースで「嫉妬」って殴り書きする横顔を見た

011:嫉妬(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
「嫉妬する?」「ううん、しないよ」その言葉パズルゲームみたいなものだ

011:嫉妬(田中ましろ) (ましたん)
劣情と嫉妬の狭間で狂おしく果てたい夜にだけ君を呼ぶ

011:嫉妬(nnote) (白い箱から)
産み付けたまま忘れ去りある春に嫉妬うすむらさきの翅持つ

011:嫉妬(ぷ~ち。) (玉兎の宴♪)
嫉妬することさえかなわないほどに遠くに行ってしまった君は

011:嫉妬(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
嫉妬嫉妬嫉妬しとしと嫉妬しとシト使徒嫉妬イヤな子わたし 

011:嫉妬(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
嫉妬とも言えない淡い感触を転がす夜の広いテーブル

011:嫉妬(志井一) (日記ホプキンス)
嫉妬する側にいるのは自分だと誰もがみんなそう思ってる

011:嫉妬(新津康) (GARDEN DRAGON)
マジョリティーに嫉妬する。いつになったら僕等は市井(おもて)に出れる?

011:嫉妬(hjr) (_blank)
エミチャンに嫉妬する日とアキチャンな可能性の日 架空だといい

011:嫉妬(村上はじめ) (雑感)
テーブルの上で組まれた指先見つめ嫉妬で苦味を増した珈琲

[うたう]011:嫉妬(しろうずいずみ) (花と石ころ)
嫉妬さえできないでいる本日のメインディッシュはぶりのあらだき

011:嫉妬(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
嫉妬なんかしている場合じゃないきみについていくのが精いっぱいで

011:嫉妬(やすまる) (やすまる)
晩春の草の香りのかぎろいを嫉妬と名付け育んでいる

011:嫉妬(フウ) (easygoing.)
君の住む街に仕事にもがいてる苦しみにわたしは嫉妬する

011:嫉妬(sora) (追憶~娘へ)
迷ひなくヒトリを選んだ初夏のあなたの勇気に嫉妬している

011:嫉妬(理阿弥) (車止めピロー)
オフタリデコンナジカンニドチラマデ?イッテラッシャイ(ファッキン嫉妬!!)

011:嫉妬(さと) (すばらしい日々)
嫉妬。赤い髪焦がし柘榴の実ひとつぶひとつぶひとつぶ潰し

011:嫉妬(市川周) (ミルミルを飲みながら)
嫉妬する努力はしない月をみる(きりがよいので七七はなし)

011:嫉妬 みぎわ (たづたづし)
嫉妬の二字もたぬ男と決めてゐし薄情もんのなんたらかんたら

011:嫉妬(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
熱い、あっつい、暑い、夜の、冷えた嫉妬を枕にして、風邪をひく

011:嫉妬(文) (f_blueな日々 題詠blog)
カフェにひとりラテの熱きをすすりつつ嫉妬妄想関係妄想

011:嫉妬(兎六) (一人暮らしの日記)
嫉妬などだれもしないよ幸せなとき幸せと言ってもいいよ

011:嫉妬(かずみん) (ふわふわ卵のオムライス)
「1番じゃなくてもいいよ」嫉妬心隠したままで座る助手席

011:嫉妬(こおなまぬがな) (うたかた短歌)
紫は嫉妬の色というらしいブルーベリーパイを真夜中に焼く

011:嫉妬(鴨居) (鴨居短歌)
きみからの嫉妬をぜんぶ預かって次の日一割利子つけ返す

011:嫉妬(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
すみっこで頬をぷくうとふくらませ嫉妬しているピノコなのよさ

011:嫉妬(やすたけまり) (すぎな野原をあるいてゆけば)
ひらひらのガラスの鉢におよいでる嫉妬は「上から見る」が正しい

011:嫉妬(のびのび) (のび短歌)
君たちは知らないでしょう?若さとは嫉妬に値するものなんだよ 参照記事:011:嫉妬

011:嫉妬(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
名古屋嬢 女同士の 嫉妬心 メラメラ燃えて 殿萌ゆる

011:嫉妬 (ちりちりピピピ)
水滴の音を数える 嫉妬する夜は長くて静かで暗い...

011:嫉妬(kei) (シプレノート)
一心にパン生地を捏ねているうちに嫉妬している私が見えた

011:嫉妬(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
せつなさや涙とともにありながら愛されないのと「嫉妬」は言った

011:嫉妬(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
あなたにはどうせあたしはコドモだし嫉妬もするしわがままも言う

011:嫉妬(斗南まこと) (野ウサギのように)
どうしても消えないのですあの夜のほとりで揺れる嫉妬のヒカリ

011:嫉妬 (お気楽堂) (楽歌三昧)
嫉妬などしている暇もあらばこそ終夜作業の窓に朝焼

011:嫉妬(紫月雲) (resume 1970-2009)
一生のテーマは「嫉妬」と言う君の眼の色深くあたたかい色

011:嫉妬(Re:) (プリズム)
バカみたい嫉妬じゃないし恋じゃない好かれていると思ってただけ

011:嫉妬(石の狼) (Wulfstan の confessio amantis)
憧れて 求め 否んで 追い 拒む 嫉妬の燃焼機関は消えず

011:嫉妬(優佳) (5月20日)
嫉妬せず貴方を想い焦がれ生く そんな女に我はなりなん

011:嫉妬(ちりピ) (ちりちりピピピ)
水滴の音を数える 嫉妬する夜は長くて静かで暗い...

011:嫉妬(日向奈央) (てのひらのきみ)
紫陽花と嫉妬が結びついている 雨が染み込む靴の感触

011:嫉妬(桶田 沙美) (31Words Runner)
噂した嫉妬の物の怪取り憑かれ緑の瞳のあたしに気付いて

011:嫉妬(文月育葉) (冷たい夜の向こう側)
ぎちぎちと嫉妬の鎖が絞めつける もうスキップで会いに行けない

011:嫉妬(フワコ) (きくとわたし)
メレンゲのような軽さのほどほどの嫉妬は出しても受けても甘い

011:嫉妬(矢島かずのり) (蟲短歌)
嫉妬するたび、親知らず(それも右下)が痛むと彼女は責める

011:嫉妬 (Insightの短歌)
万が一嫉妬に色があるのなら紫かもと君を見ている

011:嫉妬(本田鈴雨) (鈴雨日記)
苛立ちと淋しさすりかへすりかへて汝と蜜月の町に嫉妬す

011:嫉妬(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
愛がもし信じることにあるのなら嫉妬は正に表層にある

011:嫉妬(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
醜くて相手も自分もしんどいが必死に生きてる証さ嫉妬(ジェラシー)

011:嫉妬(佐藤羽美) (hinautamemo)
紫陽花がベッドルームを侵食しわたしの嫉妬を覆ってしまう

011:嫉妬(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
嫉妬する小さな自分許せずに 飛び込む海も熱さを増して

011:嫉妬(泉) (tannka たんか 短歌)
螺子1ヶ何処か足りずに生き来しか嫉妬に苦しむ夜も知らざるに

011:嫉妬(星川郁乃) (Air Station)
紫のことばをつむぐつまらない嫉妬といえばただそれだけの

011:嫉妬(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 女から男にすれば嫉妬とはダイナマイトで飛び散る石か

011:嫉妬(けぇぴん) (けぇぴんの公式ブログ「聲」)
大海を自由に回遊するマグロに嫉妬してゐる我が家の金魚

011:嫉妬(ムラニシミツナ) (COMET!)
いやなのよ、こんな気持ちになるなんて。うさぎにだって嫉妬しちゃうわ。

011:嫉妬(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
オクラホマミキサー踊る午後十時 嫉妬も優しくかき混ぜていく

011:嫉妬(つばめ) (ツバメタンカ)
翼あるものに嫉妬し「空なんか孤独を証明するためにある」

011:嫉妬(草野つゆ) (虹をこえて)
きっとそう いじめられて育ったせいだよ 嫉妬だらけのいまの人生

011:嫉妬(短歌サミット2009.しま馬子) (短歌サミットブログ)
今年初 嫉妬が観測されました 愛想笑いが手放せません

011:嫉妬(冬鳥) (ことのはうた)
やわらかな雨だ 嫉妬をくゆらせて晴海通りの夜を歩めば

011:嫉妬(珠弾) (seven seas tac)
ゼロ距離で突きつけられた嫉妬心 有効打突 避けて抜刀

011:嫉妬(椎名時慈) (タンカデカンタ)
キミが棲む心を少し切除する嫉妬で絆が壊死しないよう

011:嫉妬(tafots) (1年で1000首をつくる)
聞けよバカそりゃ嫉妬だと決めつけて聞いたつもりになるなよバカ

011:嫉妬(丸山程) (スクリブルタンカ)
それほどのものでもなかった 手に入れる前はあんなに嫉妬したのに  

011 嫉妬 (吹雪) (夢合わせ)
嫉妬心を隠そうとすればするほど炙りだされる黒い心臓...

011:嫉妬(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
堂々と嫉妬のできる性格を羨みながら食べる干し柿

011:嫉妬(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
前向きになれない夜は笑ってる明日の自分に嫉妬して泣く

011:嫉妬(下地杏) (杏ノオト)
嫉妬にも満たない微かな翳りから始まっていく逆光の恋

011:嫉妬(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
クレイマアとなつてしまひし母親の溺愛の果て我への嫉妬

011:嫉妬(すいこ) (すいこのうたおきば)
凡庸の王にもなれない僕ですがアマデウス観て嫉妬を癒す

011:嫉妬(おっ) (だいえいの短歌専門店)
変態に違いないのさ君の着るシャツやズボンに嫉妬したりして

011:嫉妬(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
「おめでとう」言うときなるべくまっすぐに嫉妬しないで言えますように

011:嫉妬(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
嫉妬してくれた僕の勝ちだから「君が好きだ」と笑いかけるよ

011:嫉妬(ちょろ玉)再投稿 (ちょろ玉のコトダマラソン)
嫉妬してくれたら僕の勝ちだから「君が好きだ」と笑いかけるよ

011:嫉妬(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
今たぶん嫉妬している青空にのばした手からこぼれるひかり

011:嫉妬(木下一) (リンダリンダタンカ)
参照記事:011:嫉妬 嫉妬した時にキーッと噛む為の君のパンティに似たハンカチ

011:嫉妬(風月堂) (言霊士の座卓)
虹のようで影のようで茨のようで産毛のようで狂おしく、静寂より静かで色がないほどに混沌になって愛していることだけが唯一つの核誰...

011:嫉妬(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
どろどろに黒い嫉妬は控え目に伸ばした爪の間に隠す

011:嫉妬(みかみかりん) (童話短歌)
握られた花束見上げ嫉妬する かすみ草は花の画用紙

011:嫉妬(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
「香水を変えた?」「貴方がくれたのよ」(私に嫉妬をしてっていうの)

011:嫉妬 (みなと) (海馬)
川沿いにカップルならべぽつぽつと嫉妬まじりの雨の降りかた

011:嫉妬(片秀) (うつしよはゆめ よるのゆめこそまこと)
怒れないひたすら涙が止まらない嫉妬がこんな哀しいなんて

011:嫉妬(稚春) (青いキリンの番外編)
嫉妬していることを暗に示すためワインレッドのセーターを着る

011:嫉妬(やや) (カラメルバニラ)
「行かないで」を言葉にできる君に嫉妬もしもあのとき言えていたなら

011:嫉妬(今泉洋子) (sironeko)
われに棲む嫉妬の気持ち払ふごとさわさと楠の葉の揺れ止まず

011:嫉妬(小林ちい) (ゆれる残像)
やきもちを嫉妬と書けば女達ばかりがするかのようで悲しい

011:嫉妬(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
こころまだ熱ければ湧く嫉妬心をんな偏なりわが裡に棲む

011:嫉妬 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
嫉妬できるほど簡単じゃありません「ここから過去」とは区切れませんから

011:嫉妬(絢森) ((右耳だけが知っている))
嫉妬とは枯れゆくほのおの容(かたち)して我を受け入れしづかに吼ゆる

011:嫉妬(春畑 茜) (茶話なごやん)
嫉妬とふ言葉に女ふたりあり葉月のをんな卯月のをんな

011:嫉妬(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
おさなにも嫉妬心ありておねえちやんのケーキのはうが大きいなど言ふ

011:嫉妬(内田かおり) (深い海から)
ねっとりと拭えぬ油の手のように嫉妬一滴絡まりており

011:嫉妬(扱丈博) (取扱)
気がつけば嫉妬は詰まり、あかあかと理性の切断面が光った

011:嫉妬(vanishe) (場所)
ひさかたの天(あめ)つ天使も嫉妬すやしろきつばさを汝(な)はもちぬめり

011:嫉妬(蟻) (Michael)
昼ドラの嫉妬鬼どもは恐ろしや怪談代わりに夏の涼とする

011:嫉妬(yui) (Romantic irony)
嫉妬とか自己卑下だとかがないまぜになってつかえた排水管だ

011:嫉妬(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
マンションの裏は湿りてゆうぐれを嫉妬のように柿の実みのる...

011:嫉妬(藤矢朝子) (トイレのうず/たんかん)
永遠に三十一文字をつむぎ出す星野しずるに嫉妬している

011:嫉妬 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
煮くずれてゆくじゃがいものしあわせを嫉妬しているグリーンピース

011:嫉妬 (蜂田 聞) (蜂田 聞(題詠blog))
「どうにでもなるこれから」に既婚者が嫉妬している あぁおせっかい...

011:嫉妬(よっしぃ) (J2ロードを共に歩こう。 ~goo annex~)
ハンサムも金持ちすらも羨まず 天然素材に嫉妬するだけ

011:嫉妬(鯨井五香) (くじら(独唱))
まっさらな半紙を黒く染め上げる「嫉妬」を今年の書き初めとして

011:嫉妬(ぱん) (向日葵 と 月)
ああ君も嫉妬するんだ鶏飯(けいはん)のスープを米は吸ってふくらむ

011:嫉妬(山の上のパン) (なしなし やしやし)
さりげない手がのせられた頭蓋骨 骨ごと換えてほしいと嫉妬

011:嫉妬(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
(嫉妬とかしてくれるかな)もう俺はすっかり君が好きだということ

011:嫉妬(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
いもうとが生まれた日より薔薇色のお菓子の缶に嫉妬を飼いぬ

011:嫉妬(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
嫉妬とかカメムシその他追い払いたきものあまた我が裡に棲む

011:嫉妬(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
物分り良すぎる彼が纏うのは嫉妬と言う名の己の姿

011:嫉妬(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
嫉ましい妬ましいって並べれば嫉妬にさえも男はおらず

011:嫉妬(Ni-Cd) (反実仮想)
地獄まで嫉妬されたい圏外の携帯握りしめて地下鉄

011:嫉妬(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
手のひらに残る爪痕知らないから嫉妬なんか握りつぶして

011:嫉妬(イダヅカマコト) (はじめてのぶんがくてきはーどこあ)
風呂敷につつめるほどのものだけに火も点けれずに嫉妬している

011:嫉妬 (夢雪) (浪漫)
嫉妬という肌にひりつく劇薬を上手く使いて愛人を飼う

011:嫉妬 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
妻看取るすべをめぐりて諍ひぬわれと子の思ひ嫉妬に近し

011:嫉妬(茶葉四葉) (ゆざまし)
おそらくは嫉妬と呼べば当てはまる心地が動く気配がすこし

011:嫉妬 (そのためのブログ)
沸騰を超えたら黙るだろうからそのまま嫉妬させとくヤカン

11:嫉妬(HY) (天然通信)
君の抱く飼い猫にまでに嫉妬する私は恋愛中毒かもね

011:嫉妬 (リッスン・トゥ・ハー)
名曲にうっとりとする君を見て僕はひそかに嫉妬しました