~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

~『毎日かあさん』~ ※ネタバレ有

2011-02-12 20:55:03 | 映画【日本】


  『毎日かあさん』:公式サイト

絵本酒

西原理恵子さんの実体験に基づく同名漫画を小泉今日子と永瀬正敏主演で映画化。
漫画家の妻リエコ〔小泉今日子〕と元戦場カメラマンの夫カモシダ〔永瀬正敏〕、
二人の子供達との日々を描いた物語。

リエコが離婚届を用意してカモシダに書かせる場面は異様な空気だったな。。。

リエコが漫画の原稿に”公園”と文字を書く時、”□”を先に書いていたね。
漫画での文字は普通の文字と書き順が違うのかしら?
(私が仕事柄使ってきた製図文字でも普通の文字と少し書き方が違ったりするのがあるで。)

カモシダが公園で水鉄砲持っている見ず知らずの子供を叱りつける場面で
その子供の母親役で登場したのは遠山景織子。
私は遠山景織子を映画で観るのは久しぶりです。
遠山景織子は小泉今日子と親交があるらしいですね。
友情出演なのかしら?

 遠山景織子 - Wikipedia

漫画家という専門職だと近所の人からも一目置かれて孤立しそうなものだけど、
リエコは普通にママ友と仲良しですよね♪
しかも、リーダー的な感じ☆
売れっ子漫画家であっても天狗になっていないから仲間受けが良いのだろうね。

戦場での体験からのトラウマでアルコール依存症に陥った夫を抱えながら、
二人の幼い子供を育てていかなければならない。
リエコの母の助けもあったからこそ頑張れたんだと思うけど、
弱気にならないし、威勢が良い肝っ玉母さんだよね。
まっ、こういう繊細な男を好きになってしまったのなら、
女は必然的に強くならなければないだろうけどね。

リエコは息子のブンジが円形脱毛症になったのは両親の離婚に心を痛めての事だと思って
ブンジの好きな料理ばかり作ってあげていたら、
単にたんこぶが原因だったと医師から聞いたら途端に
ブンジの好物を作るのをやめちゃったのがなんか可笑しかったよ。^^

カモシダが亡くなって遺体の傍にいる
リエコは泣き続けているようには見えなかったんだけど、
(小泉さんは泣きの芝居は上手くないような・・・?
 ファンの方、すいません。m(_ _)m)
子供二人がヘン顔してリエコを元気づけようとしている姿にウルッときましたよ。

なんか最近、“子供が親を殺害する”物語の日本映画を2本立て続けに観てしまった私なので、
お父さんであるカモシダがアルコール依存症施設に自ら入所していまい
お父さんに会えない寂しさから幼い兄妹が二人で川を下って会いにいこうとしたり、
カモシダが病死してからブンジが窓越しにお父さんであるカモシダに話しかけている場面は
親子愛が感じとれて心が洗われるような気持ちになりましたよ。

私的に西原映画に外れはないです。
良い作品に出逢えて嬉しかったです。(*^-^*


P.S.
西原理恵子さんのパートナーだった
鴨志田穣さん原作の『
酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は未見なのですが、
鴨志田さんの視点から家族について描かれているそうですね。

ジャンル:
ウェブログ
コメント (10)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ◆『冷たい熱帯魚』◆ | トップ | 次の記事へ »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
終わってから号泣^^; (kira)
2011-02-12 22:34:02
号泣というのとはちょっと違うけど、、
エンドロールのあたりからナゼか決壊しました。

あのブンジの円形脱毛症のあたりの親の勘違いって、
子供が小さい頃はちょっとしたことで結構ありましたよ(笑)
今では笑い話ですが、親とはそうしたものです(笑)

>まっ、こういう繊細な男を好きになってしまったのなら、
>女は必然的に強くならなければないだろうけどね
云えてます(笑)
この夫婦。表現者としても人間としても、理解できるってこと以上に、
同じニオイがした。というその一点に、凄く説得力があった家庭でした。
Unknown (KLY)
2011-02-12 23:22:22
良い話でした。原作の漫画も読みましたが、沢山あるエピソードから上手い具合に抜き出して綺麗にまとめられていたと思います。個人的には妹がお兄ちゃんの靴をドロドロにしちゃうとこで「お兄ちゃんの僅かな気遣い台無し」ってのが何か好きで。(笑)

『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は鴨志田さんがわの目線でアル中の治療を中心に描いてました。観るとこの部分の話に理解が深まるように思います。役者は永作博美さんと浅野忠信さんで、この2人も小泉・永瀬に負けず劣らす良い芝居でしたよ。^^
パートナー。 (BC)
2011-02-13 01:05:32
kiraさん、こんばんは。

エンドロールの曲や写真も印象深かったですよね。

私の親なんかは子供のかすり傷一つ見つけただけで、
色々推測してしまって時に勘違いしたりしてしまっていたけど、
それは子を心配する親ならではの愛情からくるものなのでしょうね。

漫画家の西原さん、元戦場カメラマンの鴨志田さんは専門職で著名人ではあるけど、
子を大切に思う気持ちは一般的な職業の親と同じだと感じとれた
エピソードだったなぁと思いましたよ。

>この夫婦。表現者としても人間としても、理解できるってこと以上に、
同じニオイがした。

感覚的にお互いを認め合えるパートナーだったのでしょうね。
ナレーション。 (BC)
2011-02-13 01:44:44
KLYさん、こんばんは。

>個人的には妹がお兄ちゃんの靴をドロドロにしちゃうとこで「お兄ちゃんの僅かな気遣い台無し」ってのが何か好きで。(笑)

小泉さんのナレーションも味がありましたよね。
何気にツボな面白い場面が多かったですよね。^^

『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は西原さんもご出演されているらしいですね。
まだ上映されている地域もあるようだけど
京阪神では上映が終了してしまったので
レンタル化されたら観ようと思います。
園を口から書く (KGR)
2011-02-13 08:29:20
全く気付きませんでした。

私が気づいたのは(全然別のことですが)
表札が「西原」と「鴨志田」になっていたこと。
チラシではカタカナになっているのに普通に漢字ジャン、と思いました。

全体に鴨志田へのレクイエムでした。
夫婦には~ (cyaz)
2011-02-13 09:12:01
BCさん、こんにちは^^
TB&コメントありがとうございましたm(__)m

西原さんの生活の一部を元夫婦が演じる。
そこに目では見えない何かが、いい意味で味付けになっていたと感じました。
その後の二人の関係が決して悪くないということを
TVの対談で感じた次第です。
夫婦には夫婦しかわからないことが多々あります。
そういう意味で鴨志田氏はある意味幸せ者で、ある意味バカ者だったのかもしれません。
園を□から。 (BC)
2011-02-13 21:33:39
KGRさん、はじめまして。

園を□から書いていたのは単に書き順を間違えていただけなのかなぁ~?
とも思ったのですが、
小泉さんは以前も漫画家役を演じておられましたし、
この作品のサイバラリエコ役に関してもキチンと役作りされていると思うので
もしかしたら漫画文字の書き方は一般文字とは違っていたりするのかな?
と思ったりもしましたよ。

>表札が「西原」と「鴨志田」になっていたこと。
チラシではカタカナになっているのに普通に漢字ジャン、と思いました。

そして、離婚した後は表札が「西原」だけになっていましたね。^^

>全体に鴨志田へのレクイエムでした。

きっと、そうなのでしょうね。
お二人の絆。 (BC)
2011-02-13 22:20:12
cyazさん、こんばんは。

元夫婦とはいえ、仕事なので演技者同士として取り組んでいたとは思うのですが、
お互いを知り尽くしている元夫婦だったからこそ
遠慮なく思いきりぶつかっていける演技も出来たのでしょうね。

>夫婦には夫婦しかわからないことが多々あります。
そういう意味で鴨志田氏はある意味幸せ者で、ある意味バカ者だったのかもしれません。

そして、離婚しても鴨志田さんを放っておく事が出来なかった西原さんも
ある意味幸せ者である意味お人好しだったのかもしれないですね。
同じニオイがするお二人の絆でもあったように感じましたよ。
BCさんへ♪ (mezzotint)
2011-02-21 12:37:34
こんにちは♪
私も「「酔いがさめたらうちに帰ろう」も
観たのですが。あちらも良かったです!
まさに西原さん目線と鴨志田さん目線で
微妙に違う感じですが、、、。
これ2つ観ると面白いです。
目線。 (BC)
2011-02-22 20:14:20
mezzotintさん、こんばんは。

>まさに西原さん目線と鴨志田さん目線で
微妙に違う感じですが、、、。
これ2つ観ると面白いです。

女性は現実を多少美化しがちで、
男性はリアルな社会をそのまま捉えているように感じている私なので
女性視点で描いたこの作品と男性視点で描いた『酔いがさめたら~』を観比べる事で
見えてくるものもあるかもしれないですね。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。