□作品オフィシャルサイト 「グーグーだって猫である」
□監督・脚本 犬童一心
□原作 大島弓子「グーグーだって猫である」(角川書店刊)
□キャスト 小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、林直次郎、伊阪達也、大島美幸、村上知子、黒沢かずこ、高部あい、田中哲司、でんでん、山本浩司、江口のりこ、マーティ・フリードマン、大後寿々花、楳図かずお、松原智恵子
■鑑賞日 9月13日(土)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
キョンキョンの持っている特性を犬童監督が最大限に引き出した作品だと言える。そして吉祥寺を舞台に大島弓子氏の同名小説を、暖かく、てほのぼのとした作品に仕上げていた。
愛するペットを亡くした辛さは誰しも経験のあることだろう。
主人公の麻子(小泉今日子)も愛猫のサバが亡くなり、そのショックで漫画が書けなくなる。 彼女の回りアシスタントのナオミ(上野樹里)たちは心配しながら見守っていた。 悩んだ挙句、麻子はペットショップでアメリカンショートヘアの子猫と出会い、グーグーと名付けて一緒に暮らし始める。
小泉今日子の持つ柔らかい独特のリズムで周りを和ませる雰囲気は原作の麻子がこうなのかどうかはわからないが、中心に猫と、そして彼女のスタッフとのゆったりとして嫌味のない生活が全体のトーンを作り上げていたようだ。
キョンキョン自身も愛猫家のようなので、共演者のグーグー(笑)との関係も良かったようだ(笑)
キョンキョン曰く、吉祥寺に住んでみたいと思っていたようで、映画でありながら吉祥寺住人を疑似体験できて満足なようだった。 余談だけれど『転々』でもそんな雰囲気あったなぁ(笑) これから公開の『トウキョウソナタ』も楽しみ~
その他、上野樹里、加瀬亮らも持ち味を出していたし、異色だが森三中の面々も映画に笑いを吹き込んでいた。 樹里ちゃんはこの映画の影響で実際に猫を飼い始めたようだ(笑)
そういえば大後寿々花ちゃん、ちょっとイメージ変わっていませんでしたか
いつもタブーな部分に触れてきた犬童監督。 今回はそういうテーマはなかったものの、劇中で80歳の擬似体験をやらせていたあたりは監督らしい演出だったのかもしれない。 監督自身は素直に『グーグーだって猫である』という大島さんが描かれた原作の持っているものをできるだけシンプルにちゃんと伝える映画にならないかと思ってこの作品を作ったそうです。
特に感じたのはキョンキョン自身によるナレーション。 妙に心にしみ入る声だ。 FMなどでも時々語りかけるような彼女の声が流れてくると聞き入ってしまう。 和み癒される彼女の声は歌手としての声よりも楽しめる。
誰しも、誰もいない部屋に帰ったとき、“ただいま”と言える相手は欲しいものだ。 たとえ“おかえり”と言えないペットでも。 キョンキョンは愛猫を“おかあさん”と呼んでいるそうだ(笑) 一人身ではないが何となくわかる気がする。
あとこの映画、配給がアスミック・エースなのでパーティ・シーンで会場にいた中には昔一緒に仕事した人たちが結構登場していて楽しかったし懐かしかった(笑) 特にS氏やI氏やO氏は(笑) そういえば声のデカいT氏が居なかったのが不思議だった(笑)
あっそうだっ。 犬童監督、脚本はやはりアノ方に任せたほうが良かったかも
『グーグーだって猫である』の公式サイト
楽しめました
ところでいつもcyazさんの感想には、感心させられます。
映画鑑賞の心得があるのは、たくさん映画を観ているからだけではないのですね。
以前のお勤め先が映画の配給会社だったからなのですね納得です/choki/}
この作品は、しめっぽくなり過ぎず
また猫との距離も良いですよね
つい猫可愛がりになるものですが、
麻子さんと猫との交流がほのぼのと感じられました
>映画鑑賞の心得があるのは、たくさん映画を観ているからだけではないのですね。
そうでもないですけどね(笑)
>以前のお勤め先が映画の配給会社だったからなのですね納得です
いえいえ、これは関連であったと言うことで配給会社ではありません(汗)
>この作品は、しめっぽくなり過ぎずまた猫との距離も良いですよね また猫との距離も良いですよね
つい猫可愛がりになるものですが、麻子さんと猫との交流がほのぼのと感じられました
猫好きさんにはたまらない映画ですよね^^
原作の雰囲気はわからないのですが、ほのぼの温かい感じは出ていましたね^^
その思いが伝わるような、優しい作りだったと思います。
この映画の元になったものは知らないのですが、大島弓子さんの漫画は結構好みだったので、その空気がにじみ出てました。
すいません。
分かります~。猫が欲しくなる映画ですよね。
小泉さんの声は、本当に優しく癒される声ですね。モデルになった大島さんもこんな人なのかなと思えてしまうほど、麻子さんというキャラにはまっていたように感じました。
>あとこの映画、配給がアスミック・エース・・・
それって、他の人には分からない凄く面白いシーンですよね。凄いなと思いました。
そうそう、忘れてました、
80歳の疑似体験は、
高齢化社会なのに
お年よりの気持ちを考えない風潮に、
犬童監督からの
メッセージ的なものを感じました
誰だって、どんなに若くて元気でも、
すごい仕時に就いてバリバリ働いていても、
そのうち歳をとるんだ。
そんなふうに思いました。
キョンキョンは、
「ほんわかしてる女性」なかんじが
いいですね~
「転々」でもそうでしたよね。
「ごく、弱火でも?」
>犬童監督は、大島弓子さんの漫画に大きな影響を受けてきたようですね。 その思いが伝わるような、優しい作りだったと思います。
なるほど^^ でも今までの犬童監督の作風とは違っていましたね(笑)?
>この映画の元になったものは知らないのですが、大島弓子さんの漫画は結構好みだったので、その空気がにじみ出てました。
漫画は全く読んでなかったのですが、それでもキョンキョンの雰囲気は合っていたように感じました^^
>タイトル、失礼になってました。すいません。
ノープロブレムですよ^^
>分かります~。猫が欲しくなる映画ですよね。
ホント、そうですね^^
>小泉さんの声は、本当に優しく癒される声ですね。モデルになった大島さんもこんな人なのかなと思えてしまうほど、麻子さんというキャラにはまっていたように感じました。
仰る通りだと僕も思います^^
>それって、他の人には分からない凄く面白いシーンですよね。凄いなと思いました。
不思議な感じもしますが、笑えます^^
>80歳の疑似体験は、高齢化社会なのにお年よりの気持ちを考えない風潮に、犬童監督からのメッセージ的なものを感じました
そうですね^^ この部分だけ今までの犬童監督の流儀を発揮していましたね!
>キョンキョンは、「ほんわかしてる女性」なかんじがいいですね~ 「転々」でもそうでしたよね。
色々経験して女優として味も出てきましたね~
若いエキスも吸って(汗)
TB有り難うございました.
小泉今日子好きです.
1984年に我が母校の学園祭に出演して吃驚して以来のファンです.
「センセイの鞄」も良かった.小泉はおとなしめのほのぼの調を演じているのが好きですね.