□作品オフィシャルサイト 「007 慰めの報酬」
□監督 マーク・フォースター
□原作 イアン・フレミング
□脚本 ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
□キャスト ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、イェスパー・クリステンセン
■鑑賞日 1月17日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
今回はシリーズ22作目。 監督は前作のマーチン・キャンベルからマーク・フォースターにバトンタッチ。 『ネバーランド』や『君のためなら千回でも』等、感動作が多い監督がアクション物にチャレンジするのも期待するところだった。 関係ないけど誕生日が僕と同じだ(笑)
前作『007 カジノ・ロワイヤル』から約2年。 歴代ボンド役に比べるとややインパクトがないと思いつつも観てみたら意外や意外に合格点かもと思いつつ面白く観終わった記憶がある。
当然ながら今回も先行で観てみることに。 今気がついたことだが、前作も今作も脚本家の3人は同じニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギスだった。
アクション性としたら、かなり高度な感じを受けたし、展開もかなりスピード感があった。 しかし前作同様寂しかったのはボンドカーの特殊な仕掛けがなかったこと。 イントロのカーチェイスでも何か新しい武器がでるのかと思って期待していたのだが何も出なかった。 結構、あのボンドカーの仕掛けが好きで期待している人も多いと思うのだが(笑)
そうそう今回悪役でマチュー・アマルリックが起用されているが、前作の『潜水服は蝶の夢を見る』のあの目の演技の印象が強すぎて、イマイチ迫力にかけていた。
ボンドガールもあまりストーリーに絡んでいるとも思えず、そしてお色気シーンや男と女の粋な言葉のやり取りも少ない。 このシリーズでは結構Mが自身で動いているシーンも多いがこれも少し違和感がある。 新しいボンド像を創造しているのかもしれないが、もっと単純明快なストーリーと、さりげないシャレたボンドとボンドガールの絡みや、ボンドカーの新仕掛けをもっと観たいところだ。
展開にスピード感があるのはいいことだが、早過ぎて前後左右の関係が理解し辛く、観てる側が置いていかれる感があるのはちょっとスピード違反(笑)ではないだろうか。
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新しいジェームズ・ボンド像を作っていくつもりなのかも知れませんが、それでも最低限Qの登場、ボンドカーの特殊仕様、ご都合的なスパイグッズは外さないでほしいですよ。
>ボンドガールに大人の絡みがないとやっぱり『007』って感じがしません。
ホント、そうですよね~^^
>それでも最低限Qの登場、ボンドカーの特殊仕様、ご都合的なスパイグッズは外さないでほしいですよ。
やはり007ファンとしては必須条件ですよね!
歴代ボンドとダニエルクレイグの違い。
ダブルオーこそ名乗っているものの
まだ若葉マークのボンドは
上司の命令なんのそので
組織からも孤立してそれでも
自分の信じるままにどんどん行動しちゃう。
そこにはストイックな思いだけがあって
優男のかけらもなく、ましてや
恋の痛手をひきずったままだから
ラブアフェアもないときた。
車は大破しただけで姑息なグッズもなかったし。(笑)
ミチさんによれば、あと2作は続投とか。
なんだかこの線で突っ走っちゃうと
とんでもないアクションの果てに
殉職しちゃうんちゃうかと。
それはそれで強烈なインパクトのある幕引きか?
・・・1,2と硬派で作っちゃったから
いまさらチャラチャラしてほしくないし(!)
でもそうなるとボンドじゃね~とも思うし。(笑)
ゴールデンアイをちょこっとだけ見たけど
この違いを個性と思ってくれるのは
2作目が限界だろうな・・・。
>上司の命令なんのそので組織からも孤立してそれでも自分の信じるままにどんどん行動しちゃう。
未熟やからねぇ、まだ(笑)
>そこにはストイックな思いだけがあって優男のかけらもなく、ましてや恋の痛手をひきずったままだから
ラブアフェアもないときた。
ここは若葉マークとはいえ、挿入しておかねば(笑)
>車は大破しただけで姑息なグッズもなかったし。(笑)
男性陣はそこに重きを置いて観ているのに(怒)
>ミチさんによれば、あと2作は続投とか。なんだかこの線で突っ走っちゃうととんでもないアクションの果てに殉職しちゃうんちゃうかと。それはそれで強烈なインパクトのある幕引きか?
最初から2・3作で交代なのか(笑)?
次のボンドがもしかして内定していたりして??
もっと凄い人かも(笑)
>ゴールデンアイをちょこっとだけ見たけどこの違いを個性と思ってくれるのは2作目が限界だろうな・・・。
ふむ、それは“反対の賛成”なのだぁ by バカボンドのパパ
まさしく、そんな感じの映画でした。
もう少しストーリー性が欲しかったですね。
ボンドカーの仕掛けは私ももっと見たかったです。
>もう少しストーリー性が欲しかったですね。
そうですよね~ メリハリが欲しいですよね!
>ボンドカーの仕掛けは私ももっと見たかったです。
これは絶対条件だと思うのですが(笑)
もともと初期の映画作品や原作には仕掛け満載のボンドカーや非現実的な秘密兵器わ登場しなかったわけで、世間的な007のイメージとは異なるかもしれませんが、この「慰めの報酬」のようなシリアスな作風こそジェームズ・ボンドの真髄であると言えるのではないでしょうか?
個人的にシリーズ最低の20作目「ダイ・アナザー・デイ」でのあまりにもやりすぎなボンドカー、その他もろもろの演出で今後のシリーズに不安を覚えていた私的には、ダニエルボンドのシリアスな作風には満足しています。
私は現在19歳ですから、娯楽要素満載のピアース・ブロスナン世代なのですが、どちらかというと過去の作品でもシリアスな作品(ロシアより愛をこめて、女王陛下の007、消されたライセンス)が好みです。
007シリーズは派手な娯楽作とシリアスな作品が交互に作られてきた歴史がありますから、次回からはボンドカーや秘密兵器も復活するのではないでしょうか。個人的にはダニエルボンドのシリアスさと上手く融合された作品に仕上がることを期待しています。
>この作品と前作に関して言えば、登場しないほうが雰囲気に合っていると思います。
半人前の序章とも言うべきボンドの生い立ちですから仕方がないとは思います。ただその過程で1作目はOが少し細工してましたから、その1時間後であったとしても何か新しいツールがあっても良かったのではと思ったのが本意です。
>シリアスな作風こそジェームズ・ボンドの真髄であると言えるのではないでしょうか?
シリアスであり、女性を口説くテクニックみたいな柔軟な設定がボンドの真髄だと僕は思っています。少なくとも殆どのボンドシリーズを観ていますので^^
>私は現在19歳ですから、娯楽要素満載のピアース・ブロスナン世代なのですが、どちらかというと過去の作品でもシリアスな作品(ロシアより愛をこめて、女王陛下の007、消されたライセンス)が好みです。
なるほど、そうでしたか^^
各年代によっても感じ方、嗜好は違っているかもしれませんね!
>次回からはボンドカーや秘密兵器も復活するのではないでしょうか。個人的にはダニエルボンドのシリアスさと上手く融合された作品に仕上がることを期待しています。
そうですね! 僕もそう願いたいです。
しっかりとしたコメントを戴き、嬉しかったです。
映画好きな僕としては貴殿のコメントに久々燃えました(笑)
できれば次にはURLをお願いしたいものです。
え?なんで?と考えてると完全に置いてけぼりを食らうので
できるだけ考えないようにしてついていくようにしたのですが、
やっぱりよく分からなかったです(;・∀・)
まぁアクション映画ってそうゆうの結構あるのでいいのですけどね~。
>え?なんで?と考えてると完全に置いてけぼりを食らうのでできるだけ考えないようにしてついていくようにしたのですが、やっぱりよく分からなかったです(;・∀・)
この監督の従来のスタイルではなかったですよね~
>まぁアクション映画ってそうゆうの結構あるのでいいのですけどね~。
ダブルオーになったのだからもう少し大人な感じが欲しかったかも(笑) でも1時間後じゃ仕方ないですかねぇ(汗)