涙のあと、幸せはやってくる。
■監督 ロマン・ポランスキー
■脚本 ロナルド・ハーウッド
■キャスト ベン・キングスレー、バーニー・クラーク、ハリー・イーデン、ジェイミー・フォアマン
□オフィシャルサイト 『オリバー・ツイスト』
19世紀のイギリス。 救貧院に連れて来られた、オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は、粗末な食事に腹をすかせた孤児を代表してお粥のおかわりを要求し、追放処分になる。 一旦は葬儀屋に奉公するが、不当な仕打ちに耐え切れず逃げ出してしまう。 行く当てもない天涯孤独な身の上では、目の前に延びる街道を遥かロンドンまで、目指すしかなかった。 7日間歩き通して、大都会に辿り着いたオリバーは、スリの少年ドジャー(ハリー・イーデン)に拾われ、食事と寝床にありつけるからとフェイギン(ベン・キングスレー)という男に引き合わされる。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
ディケンズの原作を読んだことはないが、かつて何度か映画化していることで目にしている。 ディケンズ特有の色と匂いをそのまんま映像にのっけているポランスキー監督。 今の裕福な時代にこのテーマはどうなのだろうか
『戦場のピアニスト』ではポランスキーにしてはわかりやすい内容になっていたし、直接観客に訴える力はあったのだが、この映画については過去同様に映画化され、原作に忠実に描かれているとしたら、なんだか二番煎じのような気がしてならない。
まあ、ポランスキー監督自体にわかりやすい映画を作らせる方がどうなのかという気もしないではないが、相変わらず暗いトーンでこれでもかこれでもか的な部分は否めない。
とはいっても、主人公オリバーを演じるバーニー・クラークは素晴らしい素質をもった新人であり、期待を裏切らない素晴らしい演技だったと思う 撮影当時11歳だったそうだが、オーディションで彼が選ばれたのは当然のような気がする。 それは彼の表情や言葉に出ているような気がした。 端正な顔立ちが邪魔するのかと思いきや、意外にも時代背景や取り巻く環境にもめげず(笑)、しっかりした演技をこなしていた。 少し憂いある表情と優しさは、このオリバー・ツイストという役柄には不可欠な要素ではなかっただろうか。 彼の演技があったからこそ、成り得た作品だと言っても過言ではない
スクリーンに映る彼の表情を観ながら、昨年、僕のお気に入りだったフレディ・ハイモア君を思い出していた それは『ネバーランド』での彼であったり、『チャーリーとチョコレート工場』での彼であったり。
それにしても、フェイギン役のベン・キングスレー。 ポランスキーは贅沢な使い方をするなぁ(笑) 彼はサーの称号を持つ正統派の俳優である。 この役どころを上手く演じることは彼にとっては朝飯前なのだろうが、この役、何もこの風貌でなくても通用するのではなかったのだろうか? 原作の設定はどうであれ、今まで僕たちを魅了してくれたとおりのベン・キングスレーを観たかった気もするのだが・・・。
そうそう、ドジャー役のハリー・イーデン、時折見せる表情があのリバー・フェニックスに少し似ている部分を感じませんでしたか ・・・やっぱ、ぼくだけかなぁ(笑)
余談ですが、リバー・フェニックスは当時ジョニー・デップが経営するバーで倒れて、そのまま帰らぬ人となってしまった。 ・・・享年23歳。 生きていれば35歳だったんだなぁ・・・。
ロンドンまで70マイルかぁ・・・。 そこまで辿り着くまでのエピソードがもう少し欲しかったなぁ~
やった!
もうリバー・フェニックスの名前が出てきたらコメントせずにはおられませんよ!
ずーーっと彼のファンでしたから!
ハリー君、確かに時折見せる表情は似ていました!
バーニー君もハリー君もいい役者さんに成長していって欲しいな~。
ベン・キングスレーですが、あんなメイクしなくても充分雰囲気出そうですよね。
まるでハリポタに出てくるほどのメイクでした(苦笑)
>あ、もしかしてTB一番乗りですか~?やった!
そのようですね^^ いつもありがとうございます!
>もうリバー・フェニックスの名前が出てきたらコメントせずにはおられませんよ!
なるほどなるほど(笑)
>ハリー君、確かに時折見せる表情は似ていました!
ですよね^^ それほどリバー・フェニックス好きのミチさんも感じられたのであれば、間違いないですね^^ ひとりぼっちでなくて良かった(笑)
>バーニー君もハリー君もいい役者さんに成長していって欲しいな~。
そうですね! いい意味で育って欲しいですよね^^
>ベン・キングスレーですが、あんなメイクしなくても充分雰囲気出そうですよね
むしろツルツル(失礼)でも良かったかも(笑) ?!
バーニーくんは、儚げで母性本能くすぐり系のコでした。
だからおすぎもヤラれたのかな。。。?
ポランスキー作品は好きなんですけど、
内容的には、もうちょと面白くてもよかったのに、、、と思ってしまいました。
スリのレクチャーは面白かった♪
オリバーの目線から見る当時のロンドン
の社会性?とゆーのは、ホントあまりにも
過酷だったと感じました。
物語的には、やや弱い感じも受けたので
すが、雰囲気のあるいい映画かと。
リヴァー君好きの私、予告編で感じたものはそれだったのかも!?
>バーニーくんは、儚げで母性本能くすぐり系のコでした。だからおすぎもヤラれたのかな。。。?
それは多分この映画の宣伝マンかスタッフを気に入ったのでしょう(笑) あまり子供は好きでないみたいですよ!
>内容的には、もうちょと面白くてもよかったのに、、、
確かに消化不良的ではありましたね^^
>スリのレクチャーは面白かった♪
そうですね^^ でもああいうシーンがないと重くなっちゃいますもんね(笑)
>オリバーの目線から見る当時のロンドンの社会性?とゆーのは、ホントあまりにも過酷だったと感じました。
ま、確かにその時代背景は僕らも良くわからない部分がありましたが・・・。
>物語的には、やや弱い感じも受けたのですが、雰囲気のあるいい映画かと。
なるほど、ポランスキーらしさというか、なんとなく丸くなった感じがしたのですが(笑)?!
>その名前が出るなら私も見ないといけませんね! リヴァー君好きの私、予告編で感じたものはそれだったのかも!?
じっと見てるとそうでもないのですが、ちょっとした瞬間に重なる部分も見え隠れしたりして^^
感想、待ってますね~♪
>そこまで辿り着くまでのエピソードがもう少し欲しかったなぁ~
そうですね。どこか物足りない印象でした。私はポランスキー監督って結構好きなので、期待が膨らみ過ぎてしまったようです。おすぎさんのTV CMは、少々ヤリ過ぎな気がしてしまってます...。
あとドジャー役ハリー君の今後もスゴイ気になりますねw
この映画でちょっと彼らのファンになりました(^^)