愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ローマ-ラツィオ

2007-04-30 16:03:26 | セリエA
観戦日 4/30(月)       
 
愛丸’s チェック        
2位3位対決となったデルビー・ローマ。
両ティフォジは盛り上がってた。
あのオリンピコの雰囲気は独特のものがある。
周りはけっこう盛り上がってたが、試合自体にはそこまでの激しさを感じなかった。
2、3位とは言え、勝ち点差は11もある。
ローマはほぼこの位置が安泰で、CLのストレートインはほぼ確定。
ラツィオは3位だが、下との勝ち点差があまりない。
必死で行きそうなもんだが、取りに行ってやられることよりはしっかり勝ち点1を取りにいくサッカー。
ローマはホームで、なおかつラツィオホームでの試合では3失点を喫して負けているので、ベストメンバーで望んだ。
ベストといってもトッティの体調は完全ではなかった。
いつもの切れは感じられず。
それでもマンシーニ、タッデイ、ペロッタとキーになる選手はいた。
敵陣深くまで進入はするが、フィニッシュまでいけない。
ラツィオの堅いディフェンスに手を焼いた。
ちょっと手数をかけ過ぎた感が。
シンプルにいってれば、楽に崩せたかも。
パヌッチ、トネットとSBのオーバーラップも目立ち、いい感じのようには思えたが・・・。
点は入らなかった。
左で頑張ってたトネットがけがで交代したが、代わりはヴィルヘルムソン。
この男は自分のポジション右の前に入り、タッデイが左SBに。
ここでスパレッティの勝ちにこだわる気持ちが伝わった。
マンシーニ、タッデイのコンビでいくつかチャンスは作った。
それでも点は入らない。
ヴィルヘルムソンは気持ちばっかりが先行し、空回り。
これを考えると、トネットの負傷退場は痛かった。
ピサロ、デロッシと中盤センターからもいい攻撃はあったが、ダメだった。
こういう時はなにやってもうまくいかない。
トッティも最後まではプレーできず、この段階でジ・エンド。
今シーズンのデルビー・ローマは無得点。
ラツィオはたぶんプラン通り。
攻めに転じても、そんなに人数をかけず、前線の選手頼み。
ロッキ、パンデフにヒメネスが絡むぐらい。
これではあのローマDF陣をなかなか崩せない。
それも承知の上だろう。
試合終了時のロッシ監督のガッツポーズが全てを物語る。
ラツィオではベーラミのプレーに注目してたが、SBよりもひとつ前でプレーさせた方が活きてくると思うが・・・。
守備もそんなに悪くなかったが、ここが本職ではない。
オッドがいなくなったから苦肉の策だったのか。
ラツィオはこのサッカーが続けれれば、CL圏は取れる。
が、CLに出たところでこのメンバーなら苦しい。
補強が必要。
どうするラツィオ。
あの頃だったら、上を狙えたのに。

スコア 0-0
<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
ペルッツィ(ちょっとぽっちゃりして、安定感も感じられないが、ミスはしない。飛び出しも横の動きもまだ最前線でやれる)

A・ビルバオ-R・マドリー

2007-04-30 13:58:39 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/30(月)       
 
愛丸’s チェック        
フエラ、サン・マメスでも今のマドリーの勢いは止まらず。
ペースをビルバオに握られる時間が多かったが、決定力の差で見事に圧勝。
ビルバオは残留のために必死できた。
それが伝わってきた。
エリアへの進入数はビルバオが上回った。
なのに、この差が出たのは選手の質の差だろう。
さすがにバスク人だけってのはきつい時代になってきた。
それでもこの伝統は続けてほしい。
それもプリメーラで。
マドリーはチーム状態で言えば、明らかにバルサ、セビージャより上。
けが人も帰ってきており、さらなる上づみが期待できる。
この試合ではシシーニョが復活。
カシージャスとなにやら話し合いをする場面はあったが、そこまで守備での不安は感じられなかった。
攻撃では2点目をアシスト。
ディアラとのワンツーで右サイドを深いとこまでえぐりクロス。
これをニステルがきっちりカベッサ。
この時のFWふたりの動きが絶妙。
ラウルがニアに入り、そこにDFふたりがつられ、ファーでニステルがフリーに。
お見事だった。
ここにきてのこのふたりにコンビネーションの上昇と、状態の良さは目を見張るものがある。
最初からこうだったら、楽に優勝できてた。
CLでもまだ生き残ってただろう。
ラウルの起用方を間違ってたカペッロの罪はでかい。
それでもリーガは狙える状況にある。
この勢いで次のセビージャ戦を乗り切れば。
ここで復活した男がもうひとり。
グティ。
途中出場で、なおかつ4点目だったわけだが、これが今シーズン初ゴール。
1年2ヶ月ぶり。
どんな状況であれ、これはいい方向に向く。
今まで何度も言ってきたが、マドリーはラウル、グティの魂が必要。
きつい時期に突入するが、ここで活きてくる。
マドリディスモ全開で突っ走ってもらいたい。
ビルバオは惜しかった。
前半、いくつもあった好機のどれかを点に結びつけれたら。
特にイラオラ。
フリーで打てる場面で力みすぎ。
フィニッシュまでの動きが良かっただけに悔やまれる。
後半、なりふり構わず攻撃陣を投入。
ウルサイス、ジョレンテ、ジェステ、それに先発していたアドゥリス。
これでも取れたのはジェステのFKをジョレンテがカベッサで叩き込んだ1つのみ。
大器と騒がれたジョレンテもこれでやっと2ゴール目。
この男がウルサイスを押しのけるぐらい活躍せんと。
アドゥリスにも越されて、くすぶってる場合じゃない。
絶対セグンダに落ちてはいけないチーム。
ここでしっかりまとまってもらって、来シーズンもプリメーラで戦ってもらいたい。
若い選手たちの奮起を望む。

スコア 1-4
<得点者> 
A・ビルバオ   ジョレンテ
R・マドリー   S・ラモス、V・ニステルローイ×2、グティ
~愛丸's MVP~
ディアラ(中盤で気の利いたパスをよく出し、フィルター役もしっかりこなした。S・ラモスのシュートを邪魔したのは笑えた)

バルセロナ-レバンテ

2007-04-30 12:42:18 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/30(月)       
 
愛丸’s チェック        
バルサらしい攻撃を展開。
特にトリデンテ・マヒコはよかった。
メッシは右に固定だったが、エトー、ホナウジーニョは頻繁にポジションチェンジで決定的なシーンをいくつも作りだした。
それでも点がなかなか入らない。
モリーナの好守もあったが、それでも1点ってのは解せない。
ほんとフィニッシュにいくまでは完璧だったが。
エトーはちょっと問題ありか。
エースが決めんことには。
レバンテに決定機を与えなかった守備陣がいたからよかったが。
この辺が昨シーズンまでのバルサと違うとこ。
こうじゃなきゃ、ここまで苦しまない。
ライカールトが前節終了時に説教したみたいだが、そこまで効果はなかったか。
ただ、勝ったのはいいこと。
セビージャ、マドリーがすぐそこまで来てる状況で、プレッシャーもあるのだろう。
こういう時の格下相手は難しい。
それがまざまざと出た試合だった。
それと気になった点がひとつ。
両SBの攻め上がりが少なかったように思う。
ザンブロッタ、ジオと攻撃センスのあるSBを使ったにもかかわらず、ここからのチャンスはあまりなかった。
いい時はフィニッシュまで絡んでくるのに。
まずは守備の頭があったのか。
いつものバルササッカーに徹すれば、おのずと結果はついてきそうなのに。
レバンテは最後の最後に決定的なチャンスをひとつ作っただけ。
レッジの落としにカポが入ってきたが、ゴールできず。
これが決まってたらおもしろかったのに。
リガ、カポとスピードとテクニックをもった選手を2列目に配したが、ほとんど何もできず。
サルバにもいいボールは入らなかった。
ここが起点になるだけに、これではどうしようもない。
エティアンまで投入したが、スピードを活かすシーンはなかった。
バルサは守備が安定してる分、あの攻撃が蘇ってくると、リーガの3連覇は難しくないはず。
その片鱗は見せてる。
あとはフィニッシュ。
ホナウジーニョなんかは背中でのパスを披露するぐらい、プレーを楽しめてる。
アトレチコ戦をうまく乗り切れれば。

スコア 1-0
<得点者> 
バルセロナ   エトー
~愛丸's MVP~
メッシ(決定機を外したり、フィニッシュには問題があったが、あのドリブルはたいしたもん。取られるシーンはほとんどなかった)

ポーツマス-リバプール

2007-04-30 11:02:26 | プレミアリーグ
観戦日 4/30(月)       
 
愛丸’s チェック        
リバプール、X・アロンソを除いて完全ターンオーバー。
ジェラード、カラガー、クラウチは帯同もせず。
目標のためとはいえ、これはプレミアをなめすぎてる感が。
先発が初の選手もふたり。
CBのパレッタと左SBのインスア。
どちらも若いアルゼンチン人。
まだまだプレミアのレベルにはほど遠い。
もっともっと経験を積んでいかないと。
これといったパフォーマンスは見せれなかった。
この日のスタメンを見ると、ベニテスは来シーズン使える使えない選手を見極めたかったのか。
査定試合っぽかった。
この試合内容だと、誰も残れそうもない。
しいて言えば、ベラミーとヒューピアぐらいか。
ヒューピアはいけてなかったパレッタのカバーをしっかりこなして、CKからしっかり得点。
まだバックアッパーとしては貴重な存在になりそう。
この試合、唯一のレギュラーX・アロンソがこれまたいけてなかった。
この間のCLもそうだが、いいフィードが見られない。
パスミスが多い。
試合序盤からガツガツこられ、絶えずイライラ。
これだといいプレーはできない。
攻撃のリズムを悪い方に変えてた。
この出来を見ると、ミッドイウークのCLは使わない方がいいかも。
ポーツマスは中盤からのプレスがよかった。
あれだけこられると、どのチームも苦労するはず。
レドナップはほんとにいいチームに変えた。
あの運動量と魂はイングランドサッカーそのもの。
点の取り方もイングランド。
ロングボールに快速FWが反応してゴール。
そのロングボールはジェームスから。
弾丸キックがベンジャニまで届き、デュデクが出てきたが上を抜かれてあっさりゴール。
DFラインに問題ありだった。
ポーツマスはまだUEFA圏を狙える位置で、上位の順位が決まった今、ここの戦いが面白くなってきた。
スカパーさん、リバプールとアーセナルの試合はもういいんで、この5~7位争いの中継をお願いします。
熱い魂溢れる試合が見たい。
ほんと、この日のリバプールは失礼極まりなかった。

スコア 2-1
<得点者> 
ポーツマス   ベンジャニ、クラニチャル
リバプール   ヒューピア
~愛丸's MVP~
プライマス(けが押しての出場だったが、ミスなくCBとしてからだを張った。強さとスピードと申し分ない)

チェルシー-ボルトン

2007-04-30 00:16:00 | プレミアリーグ
観戦日 4/29(日)       
 
愛丸’s チェック        
チェルシー、ホームの無敗記録を62に伸ばす。
記録はリバプールの63、あとひとつ。
だが、この無敗記録、この試合では全く意味のないものに。
痛恨のドロー。
逆転したのに、追いつかれる始末。
2失点はともにセットプレーから。
得意としてるセットプレーの守備なはずなのに、2失点目はK・デイビスを完全にフリーしてのもの。
今までのチェルシーでは考えられない。
ここに来て、ユナイテッドとの差が出てきた。
リードすると完璧な試合運びで憎たらしいほど強かったチェルシーの姿はこの日のスタンフォードブリッジにはなかった。
点を取ろうと4-2-3-1の布陣にまでしたのに。
ドログバの下にカルー、J・コール、S・W・P。
これだけの超強力的にいっても、点は入らない。
これなら、前半の4-3-3の方が機能してたように思う。
ブリッジのオーバーラップも効果的だったし、ランパードももっとフィニッシュに絡めてた。
カルーも前半の方が目立った。
ドログバ、J・コールが入ると、ここばっかりのボールが集まる。
好調だからかもしれんが、ここを囮に周りを使うぐらいの余裕がほしかった。
ドログバに当てるのは悪くないが、近くに選手がいなかった。
不調なボルトンが相手だっただけに、ここはどうしても勝ち点3がほしかった。
というか、取らないとダメだった。
このドローでクアドルプルの夢はついえた。
CLに専念できるか、どうか。
悪い流れは簡単に断ち切れるものではない。
アンフィールドでこんなだと、リバプールにやられるかも。
R・カルバーリョのけがも気になる。
大きいものでないならいいが。
ボルトンはいつものボルトンサッカーではなかった。
放り込むことよりも、まずは守備。
あれだけ守れればたいしたもん。
魂を感じた。
逆転負けが続いており、この試合でも一度は逆転されたが、ここで諦めず追いついたのにはたまげた。
あの好調時のボルトンはもう今シーズンは見れないかと思っていたのに。
誰がよかったというわけだはなかったが、チームとしてよくやれてた。
この重要なゲームでビッグ・サムは途中でプレミア初出場の若手を2人も投入。
やることがすごい。
これで守りきったんだから、この若手たちは自信がついただろう。
チェルシーはまだトレブルは狙える。
CLに全てを賭けてきそう。
だが・・・。

スコア 2-2
<得点者> 
チェルシー   カルー、OG
ボルトン    ミハリク、K・デイビス
~愛丸's MVP~
ミハリク(先制点もさることながら、守備での貢献が大きかった。ドログバマークをしっかり全うした)

エバートン-ユナイテッド

2007-04-29 21:43:51 | プレミアリーグ
観戦日 4/29(日)       
 
愛丸’s チェック        
ユナイテッド、苦しい試合展開だった。
2点を先制され、キープはするが、なかなかゴールを割れない。
エバートンの若きGKターナーが必死で頑張ってた。
DF陣もからだを張って、ゴールを死守。
こういう魂のサッカーにユナイテッドというか、強豪チームは弱い。
それが後半の途中まで続いた。
この嫌な流れを変えたのは、ここまでMVP級の活躍をしていたターナー。
なんでもないCKをキャッチミス。
これをオシェイがきっちりゴール。
こういうとこを逃さないのが、ユナイテッドの強さ。
ここからもうユナイッテドのショー。
ここが、グディソンパークではなく、オールドトラッフォードじゃないかと勘違いするぐらいの猛攻。
追いつくまではあると踏んだが、いとも簡単に逆転するとは。
この底力には恐れ入った。
4得点中3点はエバートンのミス絡み。
ここをしっかり付けるのがすごい。
相手に助けられた感がないわけではないが、これでも勝ち点3は勝ち点3。
ほんとはCLを見据えて、休ませたい選手が多くいたと思うが、こういう逆転劇に参加してれば、気持ちが乗ってくる。
フィジカルよりメンタルでこの厳しい日程と戦いを乗り切っていくだろう。
その象徴がルーニー。
CLでの出来のまま、大ブーイングにも負けることなく、大車輪の活躍。
今シーズン、やっとエースになった感じ。
C・ロナウドとの相乗効果か。
エバートンは惜しい敗戦。
2点をリードしながら、ミスから逆転を許す。
流れの中でチャンスというチャンスを作れず、ずるずる下がる展開になってから、やられるとは思ったが、ここまで簡単にやられるとは。
ほんと攻撃的には振舞えなかった。
A・Jがいたらもうちょっと違った展開になったかもしれんのに。
アルテタもテクニックを披露できず。
点は取ったがM・フェルナンデスも守備に回る機会が多かった。
スコールズとのマッチアップだし、仕方ないか。
この仕事はそれなりにこなしたと思う。
OGを献上したP・ネビルは古巣へのプレゼントか。
同点弾だったし、なんかな~。
ユナイテッドファンはこの男に感謝しないと。
この勝利でプレミア制覇がグッと近づいた。

スコア 2-4
<得点者> 
エバートン   スタッブス、M・フェルナンデス
ユナイテッド  オシェイ、OG、ルーニー、イーグルス
~愛丸's MVP~
ルーニー(疲れ知らず。古巣相手に大活躍。あのブーイングを力に変えてた。この調子のままジュゼッペ・メアッツァへ乗り込む)

サン・ロレンソ-インディペンディエンテ

2007-04-27 22:02:04 | その他
観戦日 4/27(金)       
 
愛丸’s チェック        
点の取り合いになった、激しい試合。
カーサでなおかつトルネオ・クラウスーラでトップをいくサン・ロレンソが一枚上だった。
それにしても、取って取られてのスリリングな展開だった。
両チームとも中盤での激しい当たりでつぶし優先で戦ったが・・・。
サン・ロレンソのオリオン、インデのウスタリとアルゼンチンでも屈指のGK対決でもこれだけ点が入った。
どれもシュートが良かったから。
それにDF陣がちょっとぬるかった。
ここがアルゼンチンリーグの魅力と言えば魅力だが。
サン・ロレンソはラモン・ディアス監督の元、運動量の多い、ガツガツしたサッカーを展開。
中盤ではファール覚悟でのつぶし。
そこでボールを奪って、前線のシルベラ、ガストンがどうにかする。
このふたり、ほんとにどうにかしてくれる。
シルベラは強いし、うまい。
ガストンはうまいし、早い。
いいコンビの2トップ。
ここに、イルシグからの素敵なパスが出てくる。
イルシグは運動量も豊富で、魂も感じた。
インデはここをうまく止めれなかった。
インデは逆転してから、だいぶ試合を支配したが、追加点を奪えなかったのが大きかった。
ここまで攻撃の中心だった、モンテネグロがけがで途中交代したのが響いた。
ここから効果的なパスが出てただけに惜しまれる。
それに2得点を挙げたプシネリが下がったのも響いたか。
こういう好調男はいた方がいい。
何かを持ってたのに。
魂も感じてたし、ここは選手交代のミスだったか。
それにしてもこんな激しい試合はひさびさ見た。
やっぱりアルゼンチンリーグはおもしろい。

スコア 4-3
<得点者> 
サン・ロレンソ     シルベラ×2、ガストン、ボチネッリ
インディペンディエンテ プシネリ×2、デニス
~愛丸's MVP~
イルシグ(チャンスはだいたいこの男から。首位をいくチームの中心選手。あの運動量と魂は魅力的)

リーベル-ラシン・クラブ

2007-04-26 23:58:00 | その他
観戦日 4/26(木)       
 
愛丸’s チェック        
サポーターの騒動で、この試合はモヌメンタルではなくホセ・アマフルターニでの試合。
それでもサポーターは熱かった。
リーベルはトルネオ・クラウスーラが開幕して3連勝。
チームとしてのまとまりもいい。
ボカよりも完成度は上のような気がする。
補強した選手もしっかりフィットし、放出した選手の穴もしっかり埋めれてる。
イグアインの穴はファルカオが。
21歳とまだ若く、今、絶好調。
ゴールへ向かう気持ちが前面に押し出されていい感じ。
華麗とまではいかないが、ここでもっと技を磨いてもらいたい。
ファリアスとのコンビもいい。
これにベルッキが絡んで、ガジャルドの穴も感じさせない。
そのベルッキは新加入のボランチ、ポンシオといい関係を築けてる。
ポンシオがいるから、ベルッキは攻撃に絡んでいける。
この両ボランチはなかなかのコンビネーション。
欲を言えば、中盤の両サイドが充実すると。
その分、この試合は右SBのフェラーリが果敢にオーバーラップを試みてた。
1点目はこの男からの見事なクロスから。
その他でもベルッキのスルーに反応してフィニッシュまでいったりと、攻撃に関しては積極的だった。
世界一遅いフェラーリなんてばかにされてたが、アルゼンチン代表のトレーニングキャンプに呼ばれたのが自信になたっか。
ラシンもじょじょに調子を上げた。
開始直後は全く攻撃に転じれなかったが、時間の経過とともにボールを支配できるように。
セットプレーが武器なように思う。
1点目のCKはキッカーと決める人間の意思統一が見られた。
ソサのあの打点の高いカベッサがゴラッソだった。
ゴラッソだったのは、2点目のミドル。
ボールを受けてすぐに右足を振りぬいてあのドロップはすごい。
モラレスって選手はなんかやってくれそうな選手。
ラシンはこのあとペースを握って攻めたが、リーベルの底力に屈した。
気になってたM・サンチェスという選手がいたんだが、あまり試合に参加できてなかった。
若くていい選手らしいのだが・・・。
この試合、あまりにも熱くて途中でウォーターブレイクなるものが。
選手の水分補給の時間。
ちょっとびっくりした。

スコア 4-2
<得点者> 
リーベル   ファルカオ、ファリアス、ガルバン、サパタ
ラシン    ソサ、モラレス
~愛丸's MVP~
サパタ(後半から登場したが、後半の得点に全て絡む活躍。4点目となるFKはゴラッソだった。スタメンでの出場でもこれぐらいやれれば)

ボカ-ロサリオ・セントラル

2007-04-26 21:00:47 | その他
観戦日 4/26(木)       
 
愛丸’s チェック        
トルネオ・クラウスーラのボンボネーラ開幕戦。
それとこの地にリケルメが帰ってきた。
どれだけやってくれるか楽しみだった。
が、それほどの輝きを見せることはできなかった。
ロサリオ・セントラルは完全にリケルメマーク。
それなのに、ボカはリケルメにボールを集めようとしすぎ。
これではいくらのリケルメも何もできないだろう。
リケルメをおとりに、周りの選手を活かしていければ、もっとチャンスは生まれたはず。
カルドソなんかはよく動いてたから、そこにボールを集めてれば。
前節、フエラで4点取った攻撃は鳴りを潜めてた。
パレルモ、パラシオもいい時の動き、コンビネーションではなかった。
ボンボネーラの開幕戦ということで選手たちも緊張してたのか。
ガゴの穴も埋めきれてない。
バタグリアもいい選手だが、タイプが全く違う。
あんな気の利いたパスがここからは出てこない。
パラシオのスピードを活かすようなパスをもっと出してほしいのだが。
まだ2節目だが、ここでのエンパテがどう響いてくるか。
リベルタとの兼ね合いもあり、うまく選手をまわしていかないと。
ここではGKのボバディージャがお休み。
代わりはカランタ。
CKからの流れから失点したが、あれがボバディージャだったらどうだったか。
経験を積ませるための出場で負けなかったからよかったか。
ミスというミスもなかったし。
ロサリオ・セントラルは前半ディマリア、セラージャの2トップがなかなかの動き。
ボカ相手に臆することなくしっかりやれてた。
いいプレーをすれば引き抜かれるかもとか思ってるのか、モチベーションがかなり高かった。
いいと思ってた、セラージャだが、後半の終了直前、スルーに反応してGKと1対1になるも何を弱気になったか、横にいたディアスへパス。
これにはディアスもビックリでうまく打てず。
FWなんだし、ここは強気にいってほしかった。
その決定的なスルーを出したのはキリ。
ここにいたんだ。
もうだいぶ歳を重ねて、あのスピードはなかったが、ずるさは相変らず。
カピターンとして、このチームに貢献してほしい。
キリ、ディアス、リオスの中盤はけっこう魅力的だった。

スコア 1-1
<得点者> 
ボカ       パラシオ
R・セントラル  セラージャ
~愛丸's MVP~
カルドソ(右に左に積極的に動きまわってた。もっとうまくリケルメと絡めれば。時間とともにうまくいくはず)

アタランタ-ローマ

2007-04-26 15:21:51 | セリエA
観戦日 4/26(木)       
 
愛丸’s チェック        
こっちのネラッズーロが本家ネラッズーロの手助けを。
どの部分においても、ローマを上回った。
完璧な試合運び。
絶えず、これだけのサッカーができるなら、もっと上の位置にいてもおかしくない。
UEFA圏内を狙える位置にはいるが、そこはこだわらないみたい。
来シーズンもしっかり残留できるチームを今シーズンのうちからやっていくそうだ。
イタリアのプロビンチャはあまりヨーロッパ戦には興味を示さない。
まずは自国リーグ。
アタランタもこのメンバーのまま来シーズンを戦えるとも限らず、こういうチームのミステルはほんとに大変だ。
そのアタランタ、前線のコンビネーションがすばらしい。
いい時のローマを思わせる。
トッティとザンパーニャじゃ役割は全く違うが、2列目の選手の動きはまさにそれ。
右のF・ピント、左のアリアッティは豊富な運動量でポジションチェンジを繰り返し、ドニはよくザンパーニャを追い越していく。
チャンスはかなりあった。
ザンパーニャの出来がいいからこれだけのサッカーが出来てる。
しっかりポストが出来、足技も巧み。
献身的なプレーも惜しまずこなし、今のアタランタを支えてる。
2点目のレテは芸術的だった。
サイドからのマイナスのボールをDFを背負って半身の状態で受け、トラップをわざと浮かせてのクッキアイオ。
あの身なりからは想像できないような繊細なタッチだった。
一方、ローマはマンシーニ、ピサロ、メクセスがサスペンションでトッティが坐骨神経痛でお休み。
このメンバーがいないと全く別のチームに。
流れるような攻撃も安定した守備も見られない。
あのエクイリブリオはどこへやら。
ヴチニッチ、ペロッタ、タッデイはまだいつものようにやれてたが、両サイドのヴィルヘルムソン、タバーノは何もやれてない。
この両サイドがいけてないから、SBのオーバーラップがほとんどできなかった。
ピサロがいないため、デ・ロッシもアンカーに徹し、フィニッシュに絡むことはなかった。
この試合を見れば、いかにローマの選手層が薄いかわかる。
シーズンの序盤、中盤でこの弱点を晒さなくてよかった。
やっぱりトッティのチーム。
来シーズンもCLとの掛け持ちになるわけで、どれだけ補強が出来るかが鍵になる。
セリエではユーベが戻ってきて、ミランも必死に来るはず。
放出ばっかりが取り立たされて、大丈夫かローマ。

スコア 1-0
<得点者> 
アタランタ   ドニ、ザンパーニャ
ローマ     ペロッタ
~愛丸's MVP~
ザンパーニャ(このアタランタの好調を支えてるのはこの男。プリマプンタとして申し分ない働き。アズーリも目の前か)