愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ニューカッスル-マチェスター・C

2007-04-04 23:56:37 | プレミアリーグ
観戦日 4/4(水)       
 
愛丸’s チェック        
CLにも負けないなかなかの熱戦。
St・ジェームス・パークでの試合は激しくなることが多い。
この試合もいい感じでヒートアップした。
が、ニューカッスルに関しては問題が山積み。
前半は攻撃の核、マルティンスがなかなかボールに絡むことができなかった。
その分、ダイアーにはいいボールがいくつか入ったが、これを活かすことができない。
代表にも定着しつつあるが、どうもコンディションが落ちてきる。
ちょっと前に見た時は、マルティンスといいコンビが築けてたのに。
どうしたんだろう。
それとダフ。
全くいいとこがなかった。
前節は左SBをやらされてりで、うまく自分がコントロールできてないみたい。
シティの20歳の右SBオヌオハに仕事をさせてもらえず。
まだまだ老け込む年ではない。
ローバーズで輝いて時を思い出してほしい。
ソラーノは唯一合格点を与えられる出来。
右からいいクロスを連発。
フィニッシュに絡むこともしばしば。
ニューカッスルはもっとここを活かしたかった。
後半途中、ミルナー、シビエルスキを投入し、いけそうな雰囲気をかもし出したところで失点。
前がかりなったとこの隙をムペンザにやられた。
シティはこの男に尽きる。
前線で広範囲に動いて、よくボールを引き出してた。
これにサマラス、バッセルがもっと絡めればよかったが。
バッセルのサイド起用はどうもしっくりきてないような。
いいクロスを上げるわけでもなく、中に切れ込んで打つわけでもない。
これなら、純粋に2トップにして、センターにアイルランドを置いた方が、ムペンザも活きてきそうだが。
守備陣は終了間際にバタバタしたとこがあったが、全体的に見るとなかなかのでき。
先に触れたオヌオハにダンとディスタンのCB、それに19歳の左SBのジョンソンがしっかりやれてた。
高さと強さのCBに若く活きのいい両SB。
とりあえず、しっかり残留してもらって来シーズンの楽しみにしよう。
FA杯を見た時は終わったチームかと思ったが、ここにきて調子を上げてきた。
これも強固なDFとムペンザのおかげ。
ムペンザはいい補強だった。

スコア 0-1
<得点者> 
マチェスター・C   ムペンザ
~愛丸's MVP~
オヌオハ(20歳とは思えない落ち着いたプレー。あのダフに全く仕事をさせず。こちらサイドからのピンチは皆無だった)

PSV-リバプール

2007-04-04 21:05:14 | チャンピオンズリーグ
観戦日 4/4(水)       
 
愛丸’s チェック        
リバプールファンのみなさん、準決勝進出おめでとうございます。
まだ2legがって思う人もいるかもしれませんが、そんなやる必要はありません。
いくらサッカーは何が起こるかわからないといいますが、今のPSVにこれをはね返す力はない!
アーセナル戦とは全く違うチームに。
あのこ気味いいパスサッカーを全く披露できなかった。
安定した守備もできなかった。
キープレヤーがあれだけけがしてるとどうしようもないか。
前線ではA・コネがいない。
中盤ではアフェライがいない。
DFではアレックスがいない。
これではどうにもできない。
頼みの綱だったファルファンも前半は全くいいとこを見せれず、後半頭で交代。
この選手を戦術的に外すとは考えづらいから、おそらくけがだろう。
PSVは呪われてる。
前半に失点し、後半はもう気持ちが切れ掛かってた。
ほぼ自滅。
DFラインでのパスミスが目立った。
それをリーセに拾われ豪快なミドルを叩き込まれた段階でジ・エンド。
このままだったら、まだどうにかなるかもって思えるが、好調クラウチがダコスタの遥か上からのヘッドで3点目をゲットし、ベスト8での敗戦がほぼ決定。
チーム状態が悪い時にこの対戦があったことを恨むしかない。
クーマンは2年連続でラファを倒すことは不可能になった。
リバプールはこれといって特別いいってわけではなかった。
しっかりアウエーでの試合をしていき、いいとこで得点。
相手のミスに乗じて追加点をとり、ダメ押しもゲット。
省エネサッカーで快勝。
3月にゆっくりできたのがよかったか。
それとプレミアでのいい流れを引き継げた。
これでアーセナルの敵討ちができた。
選手はそんなこと微塵も思ってないはずだが・・・。
F・アウレリオがけがして途中交代したが、これは長期離脱になってもそんなに痛くないはず。
代わりはいる。
もうこのCL1本でいけるから、ひょっとしたらとひょっとする。
ラファのことだから、油断は生じないだろう。
ここにきて楽に2legを戦えるなんて思ってもなかったろう。
PSVはどんなサッカーをするか、それだけが楽しみ。

スコア 0-3
<得点者> 
リバプール   ジェラード、リーセ、クラウチ
~愛丸's MVP~
ジェラード(中をやったり、右だったり、このキャプテンよくやってる。あの先制ヘッドがリバプールにこの流れを呼んだ)

ACミラン-バイエルン

2007-04-04 19:00:38 | チャンピオンズリーグ
観戦日 4/4(水)       
 
愛丸’s チェック        
いやいや、なかなか興奮した試合だった。
前半のミランはセリエではなかなか見られないような攻撃的な振る舞い。
この一戦に賭ける熱いものが伝わってきた。
最近、切れが失われつつあったピルロが攻撃の起点に。
裏を狙うロングボールもけっこうな回数通してた。
これでFWがピッポだったら、裏をつくボールの選択肢も増えてたんだが・・・。
ジラは今までのCLよりは動けてた。
が、周りとのコンビネーションが。
カカはやっぱりブラジル人とのコンビがやりやすそう。
このジラ、しっかり決めるべきとこで決めなければいけなかった。
これが後々大きく響いた。
レンジングが当たってたとはいえ、それでも・・・。
CLにこの男は向いてないのか。
それにしてもレンジングの左手には神が宿ってた。
アンブロジーニのヘッドを止めたのも左だし、ジラのも左。
このビッグセーブはこの若いGKの財産になるはず。
ミランは飛ばしすぎたせいか、後半の半ばぐらいから足が止まった。
ここをバイエルンは途中出場のピサロ、レルがしっかりついた。
ヒッツフェルト、恐るべし。
見事な選手交代。
後手後手のアンチェロッティとは大違い。
バイエルンはマドリー戦でもそうだが、アウエーでは後半違ったチームになる。
前半は相手に合わせ、後半攻め立てる。
どちらも追いかける展開ではあるが。
それでしっかり結果が出せるのがすごい。
守備ではからっきしだったV・ヴイテンが貴重な2ゴール。
特に終了直前のゴールはよく決めた。
守備はいまいちなんだし、FWに転向してみたら?
この諦めない力が俗に言う、ゲルマ○魂か。
この試合、カカ、ルッシオのマッチアップは見応えがあった。
セレソン同士の戦い。
カカは完全に勝利することはできなかった。
レフェリーに助けられたが。
ミランの2点目のペナルティはあれはない。
なんか怪しいなにかを感じたが、バイエルンは負けなかった。
こういうシチュエーションはドイツのチームにもってこいか。
この結果はインテルと同じ。
ってことは・・・。
2legをお楽しみに。

スコア 2-2
<得点者> 
ACミラン   ピルロ、カカ
バイエルン   V・ヴイテン×2
~愛丸's MVP~
レンジング(カーンの不在が痛いものにならなかった。別の意味でマラドーナ以来のゴッドハンド。あの左手には恐れ入った)

バレンシア-エスパニョール

2007-04-04 00:01:34 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/3(火)       
 
愛丸’s チェック        
難敵エスパニョールをカーサで粉砕。
エスパニョールは6戦負けなしの好調な状態だっただけに、またメスタージャでって心配もあったが・・・。
休ませる選手はきっちり休ませ、しっかり勝利。
休養を与えながら、CL用のシステムも試せた。
これはでかい。
リーガも重要な状況でよくやれたと誉めてあげたい。
お見事、キケ。
その新システム、アジャラのパートナーに左SBのモレッティ。
空いた左SBにはデル・オルノ。
ピボーテにアルビオル。
この試合、もうひとりのピボーテはマルチェナだったが、この男はインテル戦でのサスペンシオンで2試合出れない。
ここは休養十分なアルベルダがいるから問題なし。
課題も見つかりいいテストになったはず。
アジャラへの負担が大きくなるが、ここはこの男がしっかりやってくれるはず。
が、この試合でタムードに肘を食らいほほに怪我。
これはあまり心配ないと思うが、アディショナルタイムにピッチに倒れこみ担架で運ばれたのは心配。
WOWOWの実況陣は時間稼ぎだと軽く流してたが、違うと思う。
もっと勉強してくれ。
デル・オルノはまだ攻守に不安が。
ビルバオの頃の輝きは当分戻ってこないだろう。
古巣相手にひとつ暴れてほしいが。
攻撃陣に関してはビセンテ、ホアキンの元代表コンビがそこそこの出来。
あの当時の切れはないが、現状ではベストの状態かも。
ビジャはリーガで約2ヶ月ぶりにゴールし、気持ちの面でも上昇。
スーペルゴラッソなジャンピングボレー。
いい状態でCLに挑めそう。
エスパニョールは非常にいいサッカーをしたが、あと一歩足りなかった。
デ・ラ・ペーニャのスルーは芸術的。
それを信じて周りもしっかり動けてる。
L・ガルシアをパンディアーニに代えてくれたのはバレンシアにとってありがたかった。
けっこうやられただけにほっとしたはず。
ルフェテがひさびさのメスタージャで活き活きとプレー。
フィニッシュにも絡んできて怖い存在だった。
途中交代の時はメスタージャから盛大な拍手が。
ここはあったかい。
勝負のCLベスト8。
相手の方が2枚ぐらい上だが、いつものサッカーが出来たらなんとかなるかも。
よそいきにだけはならないでほしい。

スコア 3-2
<得点者> 
バレンシア   ビジャ、ビセンテ、アングロ
エスパニョール L・ガルシア
~愛丸's MVP~
ホアキン(右サイドはホアキンのものに。スピードは明らかに落ちてるが、テクニックはあの時に戻りつつある。2アシストは立派)