好きな~シリーズは予想に反してなんだか続いている。ネタをメールや電話で提供してくださる知人友人などもいる。多種多様なオタク衆が様々に「こんなのはどう?」と云ってくれるのだが、その度に自らの苦手ジャンルがこれまた結構多いものだと嘆息する羽目になる。
まぁそれはさておき、建造物繋がりで次は橋。残念ながら海外のものはどれも未踏。「渡ってみたいなよその橋」てな感じで。
【日本の橋】
日本橋
東京を愛する者としては日本橋を外す訳にはゆかない。現在は高速道路の高架の下に埋もれるようになってしまい、その全景はよく判らない。とはいえここはまごうことなく日本の交通の拠点[ゼロ地点]であった。並ぶもののない欄干飾りの豪奢さよ。
錦帯橋
日本三大名橋かつ日本三大奇橋・・とは誇らしいのかなんなのか。肩書きなぞなくとも、美しいものは美しい。木造ならではの重厚なのに繊細な構造は、かつて岩国の城下を結び、国の美しいシンボルとなっていたことだろう。江戸期のそれを見てみたいものだ。
猿橋
奇橋と云われても仕方のない肘木の積みあがったスタイル。トラスを和物にするとこういうふうになるものだろうか。橋幅の細さと周囲を覆う雑木のさやけさとが相まって、自然に決して溶け込めないはずの構造物が、不思議と自然と仲良く寄り添っているように見える。だから建造物でなくて名勝指定なのか?と妙に納得。
吾妻橋
維新以後最初の鉄橋として,明治20年鉄トラス橋として架け替えられ、大阪の天神橋・天満橋と並ぶ長大な支間を誇っていたが、震災で焼失。昭和6年再建。夜のライトに映える赤いトラスが美しい。両国本所という立地もグー。
白鬚橋
名にし負はば・・の業平の歌にある通り、今でも昼間には隅田川を都鳥が舞っている。乱歩の小説ではこの橋の丁度真下に死体が流れてくる。夜のライトを照り返す白々とした無機質な感じが美しい橋だ。
瀬田の唐橋
地味である。云われはあるが、近くで見ると本当に地味である。
お勧めなのは、石山寺の上のほうまで登ったところにある茶屋の外縁からはるか眼下に見下ろす瀬田の唐橋だ。このアングルを一押ししたい。
河津ループ橋
湯河原から天城に向かう山道がぱっと開けると、どこかにワープしたいのか?という風体の二重ループ橋が現れる。山を断ち切り全景が一望できるループ橋は珍しいらしい。45mの高低差も圧倒的だし、眼下にはひなびた露天風呂を覗き見ることもできる(今はどうか知らない)。小さすぎて何がなんだか見えないけどね。
横浜ベイブリッジ
夜に限る。ライトアップされたベイブリッジを見るのもよし。ベイブリッジ越しに赤く彩られた東京のビル群を見るのもよし。港で休息する船や横浜みなとみらいの高層ビルと観覧車を眺めるもよし。海外からしんどい思いをして帰国したその足でこの夜景を見ると、涙が出るのだ。
【海外の橋】
カレル橋
プラハ最古の石橋。宗教戦争時代には処刑された人々の首晒し場ともなった場所だが、今では大道芸人の集う歩行者天国であり、欄干に立ち並ぶ数々の聖人像が道行く人々を見下ろしている。聖人ではないがサブキャラとしてちょんまげ日本人の像もあるので訪れた際は是非探してみて欲しい。
ポンテ・ヴェッキオ
迷うことなく私の橋リストナンバーワン。小学生の頃にフィレンツェに憧れたことが私の美術屋人生のはじまりとなった。ヴァザーリの廊下の映像は幼い私の心を掻き乱したのだ。
まぁそれはさておき、建造物繋がりで次は橋。残念ながら海外のものはどれも未踏。「渡ってみたいなよその橋」てな感じで。
【日本の橋】
日本橋
東京を愛する者としては日本橋を外す訳にはゆかない。現在は高速道路の高架の下に埋もれるようになってしまい、その全景はよく判らない。とはいえここはまごうことなく日本の交通の拠点[ゼロ地点]であった。並ぶもののない欄干飾りの豪奢さよ。
錦帯橋
日本三大名橋かつ日本三大奇橋・・とは誇らしいのかなんなのか。肩書きなぞなくとも、美しいものは美しい。木造ならではの重厚なのに繊細な構造は、かつて岩国の城下を結び、国の美しいシンボルとなっていたことだろう。江戸期のそれを見てみたいものだ。
猿橋
奇橋と云われても仕方のない肘木の積みあがったスタイル。トラスを和物にするとこういうふうになるものだろうか。橋幅の細さと周囲を覆う雑木のさやけさとが相まって、自然に決して溶け込めないはずの構造物が、不思議と自然と仲良く寄り添っているように見える。だから建造物でなくて名勝指定なのか?と妙に納得。
吾妻橋
維新以後最初の鉄橋として,明治20年鉄トラス橋として架け替えられ、大阪の天神橋・天満橋と並ぶ長大な支間を誇っていたが、震災で焼失。昭和6年再建。夜のライトに映える赤いトラスが美しい。両国本所という立地もグー。
白鬚橋
名にし負はば・・の業平の歌にある通り、今でも昼間には隅田川を都鳥が舞っている。乱歩の小説ではこの橋の丁度真下に死体が流れてくる。夜のライトを照り返す白々とした無機質な感じが美しい橋だ。
瀬田の唐橋
地味である。云われはあるが、近くで見ると本当に地味である。
お勧めなのは、石山寺の上のほうまで登ったところにある茶屋の外縁からはるか眼下に見下ろす瀬田の唐橋だ。このアングルを一押ししたい。
河津ループ橋
湯河原から天城に向かう山道がぱっと開けると、どこかにワープしたいのか?という風体の二重ループ橋が現れる。山を断ち切り全景が一望できるループ橋は珍しいらしい。45mの高低差も圧倒的だし、眼下にはひなびた露天風呂を覗き見ることもできる(今はどうか知らない)。小さすぎて何がなんだか見えないけどね。
横浜ベイブリッジ
夜に限る。ライトアップされたベイブリッジを見るのもよし。ベイブリッジ越しに赤く彩られた東京のビル群を見るのもよし。港で休息する船や横浜みなとみらいの高層ビルと観覧車を眺めるもよし。海外からしんどい思いをして帰国したその足でこの夜景を見ると、涙が出るのだ。
【海外の橋】
カレル橋
プラハ最古の石橋。宗教戦争時代には処刑された人々の首晒し場ともなった場所だが、今では大道芸人の集う歩行者天国であり、欄干に立ち並ぶ数々の聖人像が道行く人々を見下ろしている。聖人ではないがサブキャラとしてちょんまげ日本人の像もあるので訪れた際は是非探してみて欲しい。
ポンテ・ヴェッキオ
迷うことなく私の橋リストナンバーワン。小学生の頃にフィレンツェに憧れたことが私の美術屋人生のはじまりとなった。ヴァザーリの廊下の映像は幼い私の心を掻き乱したのだ。