森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

昔話1

2010-05-02 22:12:09 | ハーモニカに関連した話題
今から20年以上前でしょうか、当時浪人生だったオイラは市川にあるJazz屋でバイトをしていました。バイトのケンちゃんがHohnerのBluesHarpなるものをもってきてバフーバフーふいていました。
小学校の頃吹いたハーモニカよりも小さくてボディが木で出来ています。

「ブルースハープはバフーバフーや!」多分フォークの人がやるような感じだったと思います。
あれ?ハーモニカってメロディ吹くんでないの?と思いつつケンちゃんはバフーバフーです。

高校時代学校で3本指に入ると言われるギターリストに聞いたところ
「ブルースハープがまともに出来たらギター辞めてもいいね」
といって、ブルースのレコードを色々聞かせてくれました。
どれも同じような曲に聞こえましたが、ハーモニカがカッコよいんですわ。
友人もHohnerのBluesHarpを持ってみせてもらい自分用の楽器をお茶水に買いにいったのでした。

当時は金は無いけど時間と体力はあったので、安い楽器屋を捜し歩き谷口楽器を見つけました。
ブルースハープに似たハーモニカが沢山あって迷いましたが、結局選んだのがHohnerのMarineBandという機種でした。なんか名前とか雰囲気がかっこ良かったからです。
キーはブラバンで散々聞かされたBb(パーカッションだったのでスケールやってる時は暇やった)。

今にしてみれば谷口楽器を探し当てたり、BluesHarpではなくMarineBandを選択したのは運命的な出会いだったような気もしたりします。

まぁ、最初は2番吸いの音がでないとか、木が唾をすってもりあがって口を切ったりしましたが、鬼門であるベンドは根性と気合いで二日でできるようになりました。これは行けそうということでお金をためてKMPから出ていた松田幸一さんの教則本を買ってみたりという生活が始まったのでした。

昔話はひとまず終了。

写真は去年発売されたMarineBand CrossOver。
台所でカメラ、ハープ両方を手持ちで撮影(手抜きでんな)。
MarineBandは色々ファミリーがありますが、CrossOverはSUZUKIのFablousに並んで買った者を幸せにしてくれる10Holes!
カバープレートはアメリカンな感じでなんなのですが、エンボス、アーチング等のカスタマイズを施さなくても思い通りに鳴ってくれます。
音色はMarineBandのそれを更に明るくしたような音。それ程あげみを下げなくてもOverBlow/Drawを得易いので一本で色々なスタイルの演奏を楽しめます。

もちろん自分好みにカスタマイズすれば、それはそれはスィートハートな愛人になってくれます。

カスタマイズについては近年ネットで色々な情報が仕入れられるので本当に便利です。
オイラも色々試行錯誤したのでボチボチと書いていきたいと思います。

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