森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

女性らしい想いが詰まった LUMINTOP IYP365

2016-08-19 18:45:54 | フラッシュライト
丁子屋(ちょうじや)さんで見つけた酒袋のポーチに挿してみました。

太陽がさんさんと出ていましたが昨日より湿度も低く、比較的過ごしやすい1日でした。いかがお過ごしでしょうか。
本日は久しぶりに懐中電灯ネタであります。エアコンをつけないとグヘッ。。エアコンをつけると背中から冷風があたり長時間もたないというこの時期の写真撮影。途中でLumieの電池が切れるはと日頃の行いの悪さが響きました(笑)いろいろお見苦しい点はありますがご容赦くださいませ。


IYP365」と変わった名前。。「365日」というのはすぐにわかるのですが「IYP」は何なのだろうと思ってモヤモヤしていました(笑)何気ないペンライトなのですが、ちょっと思い入れがありましたので入荷の連絡を受けてからAoniro Jさんのところで注文しました

「In Your Pocket for 365 days.私が名前を提案しました」とAoniro Jさん。
「なるほど」

Lumintopは基本的には余計な機能の無いストイックで保守的な量産品を作るメーカですがショップさんの意見を取り入れて製品をリリースするのは珍しいと思いました(反面おもっきし筐体で遊んでくることもあり好きです)。

そして意見を求めたのがガチガチのライトマニアではなく若い女性というところに興味を惹かれました。
若い女性がコンセプトに出した「IYP」の「You」は誰を想定しているんだろうということをなんとなしに考える日が続きました。おじさんは結構いやらしいんです(笑)


車内に閉じ込められた時にガラスを割るためのブレイカーとかホイッスルとかそういったものは一切ありません。手触りの良いきめ細かいHA処理と金色にお化粧されたリングでサラッとまとまっています。

HA処理というのは塗装のように塗っているものではありません。非常に硬くて擦れにも強くアルミ製の懐中電灯では当たり前のように処理されていますが中には素人目にみても「うーん」というものもありますがIYP365のそれは老舗らしい仕上がりです。


どこでも入手できる単4電池を2本(2AAAという仕様です)を使います。アルカリ乾電池でも良いですが、使うのが勿体無いので2−3年放っておいたら電池が液漏れしてしまった。。というぐらいならエネループなどの充電池でジャンジャン使ってあげたいです。



スイッチ側にも金色のリングが付いています。ゴテゴテとデコレイチブでもなくなかなかいい感じです。このリングをはめ込むため「本体パーツは分割式になっていて」と考えると手の込んだことをしているんだなぁと思います。

「そんな事するなら値段やすくしてくれよ」

といった声も聞こえそうですが既に十分購入しやすい値段だと思いますし、毎日持っていて欲しいものだからこそ見た目が良いものをといった考えなのかと思います。

懐中電灯に熟知していて実用性と性能のみを求める方には既にそういった製品が多くでています。これらの製品は必然的に男の子チックになるのですが、そういった製品を持ち歩くことに抵抗がある方もかなり多いかと思います。今まで「懐中電灯なんて」と思っていた方が「これなら」と思うような製品は人に勧めやすいしあげやすいので森のなかま的にはウェルカムであります。


スイッチキャップは金属製。多くの懐中電灯は滑りにくいシリコンゴムのような素材が使われるところですが埃を寄せてしまったりします。金属製のスイッチキャプであればポケットやバッグから出しても余計なものを釣り上げないですよね♪
指で押すところの面積が大きく取られていますので力を入れやすいですし指も痛くないかと思います。


そのおかげといいますかIYP365を立てて使う事もできます。「キャンドル立て」というもので屋内であれば天井に光を当てて間接照明として利用するというものです。

今でこそ停電はあまりありませんがキャンドル立てができる懐中電灯が1本あると何かと便利です。懐中電灯に興味がない同僚の出産祝いにあげたところ。。

「ヨメサンが寝ている時にオシメを取り替える時に便利だった♪」

と思いもよらない使い方を教えてくれました(笑)
IYP365は細長いのでそれほど安定が良いわけではありませんが、水平で平らなところであればショックを与えなければ倒れることはありませんでした。


懐中電灯の光を決めるリフレクター(反射板)はオレンジの表面のようにデコボコしたオレンジピールリフレクター(OPといいます)。デコボコが光を拡散して程よく見やすい光を作り出してくれます。近場を照らすのには最適なものの一つであります。

風防には透明度の高いガラスにちょっとしたコーティングがされています。取り立ててIYP365がスゴイのではなく現代の懐中電灯では当たり前の仕様となっています。

ここから先。。文字が多いです(笑)購入を考える時に改めて読んでみていただければと思います。


Nichia 219B Mid:25Lumens(25H), Low:1.5Lumens(50H), High:125Lumes(35M)
Cree XP-G2(CW): Mid:40Lumens(25H), Low:3Lumens(50H), High:200Lumes(35M)

メーカーが発表している点灯時間(ランタイム)のうち「Mid:25時間」「Low:50時間」は誇張だと思ってください(笑)実際は半分以下くらいの時間になります。
別に性能が悪いのではなく、電池の容量と明るさから考えると妥当な結果だと思います。このあたりはメーカの言い分もあるので一概に「ウソ」とか言えないので何とも言えません。でも。。ちょっと盛りすぎでしょうか(笑)

写真はNichia 219Bのものです。電球色のような暖かい色合いの光す。高演色LEDとよばれるもので一般的なLEDが苦手な肌色や赤の再現性が高く「健康的でベッピンさん」に見えます。森のなかまはこのLEDが大好きでイチオシであります。

CW: CoolWhiteというのは赤みをとった一般的な白色光になります。219Bよりも明るいので、少しでも明るいものを求められるかたはCW版がよいかと思います。

中心に程よいスポットがあるので中距離から近場まで。。つまり身の回りをスムーズに見渡す事ができるかと思います。平均的で優等生な配光であります。

「スポットが強くて真ん中しか見えないのでは?」

と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、写真で撮って全体が均一の明るさのライトは近場は良いのですが意外に暗く感じてしまう方が多いです。もっと広く、もっと遠くを具体的な欲求が出てきたらIYP365では力不足です。でも。。。これでも昔の単1電池を4本飲み込む豆球を使う赤いサーチライトより明るいんですよ♪

明るさが3段階ありますが、電源オフからカチンと押し込むと必ず「Mid:中」で点灯します。屋内や夜道を歩く分にはこれで十分かと思います。

カチンと音が鳴らないくらい押すと明かりが消えます。これを「半押し」といいます。
「Mid:中」から半押しすると「Low:弱」になり、さならに半押しすると「High:強」になり次は「Mid:中」に戻ります。

半押しが難しい時はカチンと一旦消灯し、もう一回カチンと点灯すれば良いです。
要は消灯している時間が2秒以上経つと懐中電灯は「本当に消した」と思って「Mid:中」に戻ります。


"In Your Pocket"といういう言葉から最初に思ったのは女性が恋人のポケットに「アタシがあげたペンライト毎日使ってね」と挿すようなシーンでした。逆は思いつきませんでした。

というのも男性が女性にプレゼントするとなるともっと小ちゃい単4電池1本ものになるかなぁと思うのです。男の子は高性能で小ちゃいものが大好き。軽量であれば持ち歩きにも苦にならないだろうと考えるからです。実に合理的。でも。。必ずしも男性が考える合理性が女性に通じるかというとそうでもなかったりします。

ワイフのお母さんは普段出かける時に森のなかまがあげた懐中電灯を持ち歩いてくれます。単4電池1本(1AAA)のものは小さすぎてバッグの中で迷子になりそうだし操作しにくいということで単4電池2本(2AAA)のものを使っています。

女性のバッグというのは男性が考えるそれとは全然違います。懐中電灯に興味のあるような男性のバッグは細かくポケットがあり「あれはココ。これはココ」と入れる場所が決まっているような事が多いです。しかし。。女性のそれは違います。
結構学ぶべき事が多く、最近森のなかまはバッグ内のポケットは使わなくなりました。

先日電池が液漏れして別な2AAAを上げたのですがスイッチが硬くて片手で操作できませんでしたのでワイフが「両手でやるといいよ」と言ってくれました。

IYP365は大きく作られたスイッチキャップで少ない力で押しやすく、バッグの中で迷子にならないちょうど良い大きさ。こんどはIYP365を贈ろうかなぁと思いました。

そっか。。

Aoniro Jさんがこのライトを「IYP365」して欲しいと思った相手は故郷のお母さんだったのかも。

「IYP365」してもらいたい「You」。そのことについて考えてみるのも良い機会なのかもしれません。

これから、こういった懐中電灯が世の中に出てきて色んな人のポケットに色んな想いが詰まったらと思うのであります。
そんな事を考えるのでありました。製品作りに携われるってことはなかなかステキなことですよね。


最初に紹介した丁子屋さんの酒袋。購入する時に奥から同じ柄の袋をたくさん出してくれました。

「何か違うんですか?」と森のなかま。
「内側の柄が違うんです」とご主人。

酒袋は首からぶら下げられるしっかしした紐がついています。寅さんよろしく前にかけて追加ポケットとして使っています。

それでは!
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする