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日本文化のユニークさを8項目に変更

2012年10月27日 | 日本文化のユニークさ
日本文化のユニークさ:7つの視点のそれぞれに関係するこれまで記事を集約する作業を(4)まで続けてきた。ここまで来て、7つの視点にもう一つを付け加えて8視点とする必要があると思うようになった。これも、大陸から海で適度に隔てられているという日本の地理的条件に深くかかわるので(4)の次に新たな項目として付け加えるのが適切ではないかと思う。

7項目に付け加えて8項目とすると以下のようになる(太字の項目が新規のもの)。なお、これらの項目も暫定的なものであり、各項目の文章も含めて今後、さらに変更することもありうる。

(1)漁撈・狩猟・採集を基本とした縄文文化の記憶が、現代に至るまで消滅せず日本人の心や文化の基層として生き続けている。

(2)ユーラシア大陸の父性的な性格の強い文化に対し、縄文時代から現代にいたるまで一貫して母性原理に根ざした社会と文化を存続させてきた。

(3)ユーラシア大陸の穀物・牧畜文化にたいして、日本は穀物・魚貝型とも言うべき文化を形成し、それが大陸とは違う生命観を生み出した。

(4)大陸から海で適度に隔てられた日本は、異民族により侵略、征服されたなどの体験をもたず、そのため縄文・弥生時代以来、一貫した言語や文化の継続があった。

(5)大陸から適度な距離で隔てられた島国であり、外国に侵略された経験のない日本は、大陸の進んだ文明のの負の面に直面せず、その良い面だけをひたすら崇拝し、吸収・消化することで、独自の文明を発達させることができた。

(6)森林の多い豊かな自然の恩恵を受けながら、一方、地震・津波・台風などの自然災害は何度も繰り返され、それが日本人独特の自然観・人間観を作った。

(7)以上のいくつかの理由から、宗教などのイデオロギーによる社会と文化の一元的な支配がほとんどなく、また文化を統合する絶対的な理念への執着がうすかった。

(8)西欧の近代文明を大幅に受け入れて、非西欧社会で例外的に早く近代国家として発展しながら、西欧文明の根底にあるキリスト教は、ほとんど流入しなかった。






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