アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

新ブログに引越!My new blog http://gayjapaneseexpat.blogspot.com/

プライド・デー

2005-06-12 12:25:21 | Weblog
今週末は、ゲイとレズビアンとトランスジェンダーとバイセクシャルのプライド・デーで大賑わいでした。1週間前の天気予報では夕立があるといってたけど、結局、快晴。気温もぐんぐん上昇してうだるような熱気の中、土曜日は大行進が行われ、日曜はいろんな催し物が開かれた。

ロングビーチに住んでいる元カレ、JudsonからのEメールによると、LAも今週末がプライドデーなのだとか。一方、ゲイのメッカ、ニューヨークは、毎年、6月の最終週末に開かれると決まっていて、それ以外の都市は、NYとバッティングしないように6月の前半から中盤にかけてプライドデーが開かれる。

そして、アメリカのプライドデーでお決まりなのが、有名人。ゲイやレズビアンの有名人が来ることもあれば、ゲイやレズビアンに人気のある有名人がやってきて、"Happy Pride Day!"っていうお決まりの文句をステージで叫んで、上半身が半裸のゲイやレズビアンが”Yeah!”とかいって奇声をあげるっていう感じ。

去年は、Queer as Folkで、マイケルの恋人役を演じるロバート・ガント(昨日のブログの写真の右側)がゲストだった。僕なんか、ロバート・ガントがサイン会をしているテントまで行って、数歩離れたところからナマのロバート・ガントを見たもんねー。それにしてもカッコエガッタ~。

で、今年はというと、ゲイポルノのディレクター、Chi Chi LaRue。ドラッグ・クイーンの出で立ちで、ドスのきいた声、それですさまじい歌詞の曲を熱唱。彼女(彼)、歌手だったの?!ってつっこみたくなりました。本業はポルノビデオの監督なんだけどね。多彩ですね、この道の人たちは。歌詞の一部をご紹介すると、"Boy's sucking in the boy's room..."とか、"You're addicted to porn"とか。身も蓋もない歌詞ですが、楽しく笑えました。曲と曲の合間には、自作のポルノビデオのDVDを観客に餅投げのようにばら撒いてました。

そして毎年、このプライド・デーは楽しい一方、僕にとっては心傷つく日でもあるんです。とにかく、この地域のゲイであれば、全員がとりあえずは会場にやってくるので、否が応でも昔、デートしたことがあるとか、付き合ったことがあるっていう人に会ってしまう。しかも、今、その人がつきあってる恋人と一緒に。去年は、Lukeとそのフィリピン人の恋人が一緒のところを目撃。そして、今年は、つい数週間前にデートしたばかりのドイツ人、Rupertを目撃してしまった。しかもRupertの恋人(多分)も一緒に。6フィート6インチのRupertだけど、恋人は5フィート7インチあるかどうか、っていうくらいの小柄(特に、白人の割に)。だけど、顔立ちはカッコカワイイ感じ。シャツを脱いで上半身裸だったけど、脱ぐだけあって、大胸筋の発達したキレイなカラダでした。(完全敗北。)

傷ついたのは実はこれだけじゃない。アジア人ゲイもかなり沢山、繰り出してたのだけど、中には、カッコいい恋人なんかと一緒にいちゃつきながら、『ハッピー』を振りまいているカップルも20組くらいは見かけた。「うらやましぃ~」、と勿論口には出さなかったけど、心穏やかでなかったのは事実。友達とつるんでプライドデーに行くのも、なんか自分の負け犬度合いを強調する気がして嫌だったので、今年は一人でプライドデーに行ってきました。どっか心ラクな反面、一人で地べたに座ってランチを食べてると空しさがこみ上げてきました。その後、結局は、会場で友達と出会って、後半、ずっと一緒だったのだけど。毎年このプライドデーに思うのが、「来年こそは、恋人と一緒に・・・」っていうこと。だけど、なかなか実現しません。さて、来年はいかに。

一見は百聞にしかず。昨日、今日のパレードなんかでじゃんじゃん写真を取りまくったので、皆さんにもお見せします。どれがChi Chi LaRueかわかる?彼女以外にも、何人かセレブが写ってるんだけど、日本じゃ有名じゃないかも。写真はこちら

最新の画像もっと見る