最近はレジ袋が有料になった。
3円、5円で買えるけど１度使ったレジ袋を三角に折りたたんでポケットに入れている。
今日はレジに並んでいる時、前の人が「レジ袋ないの？」と声をあげて探していた。
見える範囲には見当たらず困っている。
いつもポケットに３枚位持っているので咄嗟に「良かったらどうぞ、差上げます」と一つを渡した。
自分は２枚有るので大丈夫です、とその人は４０代土木作業員風の強面の風情で「有難う」と云ってくれた。こちらもいいえ、と会釈する。
驚いた事に、レジの精算が終わるまでに６～７回も有難うと云う。恐縮してしまう。
その人が１枚のレジ袋を貰っただけで、そんなに何回もお礼を言うとは思わなかった。
自分ならおそらく「有難う」は１回しか云わないと思う。
その人は水とおにぎり１個を買ったもので、レジ袋が無くても大丈夫な品数。
袋が無くても大丈夫なのに、沢山の「有難う」が云えるのだろう。
見ず知らずの人だけれど素晴らしい生き方をしている方と思った。