初心者のクラシック

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アニメ「のだめカンタービレ」11話

2007年04月01日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシックを見てはいかがですか?

今日はアニメ「のだめカンタービレ」11話です。

今回は4月の番組改編時期という事もあって、3月29日(木)の深夜には放送が無かったのでいつもこのブログでは2話ずつ紹介してましたが、ちょっと間があいてしまうので、若干変則ですが11話のみでお送りします。アニメ「のだめカンタービレ」は4月以降もまだ続きますので引き続き追いかけていきます。

そんな訳で11話ですが、前回のだめたちが学園祭の前夜際として、Sオケで「ラプソディ・イン・ブルー」をピアニカを使って演奏していましたが、
今回はいよいよ千秋がAオケと共にシュトレーゼマンの指揮でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏します。


Sオケの本番を終えた直後の、のだめはマングースのきぐるみを着たまま千秋の演奏会場に向かいます。そして演奏本番!

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が始ります。冒頭のピアノの和音は、演奏会場をバックに音がひとつずつ響くたびに、落ちた水滴が水面に輪を書いて広がるようなアニメーションがとても神秘的に描かれていきます。
ピアノが激しくなりオーケストラが入ると・・・、まるでN響アワーのように、曲名の題字が表れます(おお~!)

曲と同時に付けられたアニメのセリフを抜粋すると~、「一瞬にして引き込まれた・・・、人を緊張の糸で縛り付けて、いきなり横殴りするようなピアノの序奏から、繊細ながらも力強い心臓を突き刺すようなアルペジオ・・・、そして・・・、オーケストラの津波!、ああ!なんて美しいラフマニノフ。」

曲は続きオーケストラとピアノ演奏のアニメーションが見事に描かれていきます。ピアノを演奏する千秋の手元がとても繊細に描かれていきます。(アニメでここまでやるのはスゴイ!)そしてヴァイオリンは勿論、クラリネット、ホルン、ファゴット、ティンパニ、等など、次々に描かれる楽器がスゴイですねホントに、チラッとですが、フルートやクラリネットのトリルまで見事に描いていたのが圧巻ですね。

こうしてCMまでの前半をほぼ曲の描写に使っていきます。さすがに1楽章全部を流せるほどの時間はありませんが、それにしてもアニメでここまで演奏シーンを延々と流す番組も、そうはないと思います。

そして演奏が終わると、千秋の演奏に周りの人間も影響を受けていきます。長野の音楽祭から取材を続けていた音楽誌の記者は千秋を絶賛し、峰くんは千秋の実力に改めてガックリと肩を落とし、のだめも、「ピアノ、ピアノ弾かなくちゃ!」と走り出し、必死でピアノを演奏します。

その頃千秋は、学園祭が終わって4日間シュトレーゼマンに連れまわされて、キャバクラを渡り歩いていたのでした。気が付くと酔っ払ってホテルの部屋でぐったりとしながら目を覚ますのでした。

なので、千秋が大学に欠席の連絡を入れるとそれを聞きつけたサエコ(千秋の元カノ)は千秋の家を訪ねます。千秋が学園祭でのサエコのオペラを批評すると、ショックのせいで部屋の片隅にうなだれてしまいます。「私が音楽を辞めたら千秋とうまく付き合えるのかな・・・?」なんてしんみりしてしまいます。
酔い覚ましでシャワーを終えた千秋が部屋に戻るとサエコの姿はなく、代わりに千秋の演奏を聴いてピアノを練習し続けたために、真っ白に疲れ果てたのだめが訪ねてきています。変わり果てたのだめを見て彼女のために食事を作って無理やりに食べさせようとする二人の姿を、実はまだ帰っていなかったサエコが物陰から眺めているのでした・・・。


のだめ、千秋、サエコの、おっと微妙な三角関係?!が始りそうな微妙な展開になって来ましたが、だんだん面白くなってきましたね。次回からはまた2話つづきで書いていきたいと思いますので、アニメ共々お楽しみに!


≪原作マンガ≫
のだめカンタービレ第6巻
のだめカンタービレ (6)

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≪のだめカンタービレ9・10話の記事はこちら≫


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