ぴょこぴょこ。

サキヒナは、帰宅するなりトイレに駆け込むことが多いです。
サキタが1年生の頃からそうなのですが、ヒナタも同じようにトイレに駆け込むので、いったい何なのか。
学童でトイレに行ってから帰って来いと言っているし、実際そうしているそうなのですが、不思議なことに帰り道の上り坂を登っている時に、トイレに行きたくなるのだそうです。
それまでは全然平気なのに、なぜか登り坂で。謎です。
しかしサキタのみならずヒナタも同様に催してくるので、何かあるのかもしれませんね。その坂道に。
私は通っても催すことはナイので、男児であることが条件の1つなのかもしれません。

さてそんな様子を見ていて、ふと思い出したことがありました。
学童のママから聞いた話ですと、彼女の息子くん（ヒナタのクラスメイト）が、小学校の小便器にギリギリ届いて良かった、と話していたそうなのです。
息子くんの身長がどんなもんか覚えてはイナイのですが、少なくともヒナタはクラスで1，2を争うチビであったことは確実です。
ということは、もしかして、ヒナタはアウトなのではナイか？

「ヒナタよ、学校の男トイレの立ってする便器、ちんちん届く？」

するとヒナタは、しょぼんとした顔を作り、ちんちんの辺りを押さえてぴょこぴょこ跳びながら言うのです。

「届かないんだよ～　（´・ω・｀）　（跳ねながら）こうすると届くんだけど」
「いや、それは色んな意味で危ないからやめておけ。じゃあトイレ、どうしてるの？」
「先生が、洋式に座ってやってイイよって言ってくれたから、そうしてる」

まさか先生も、そんな許可を求められるとは思っていなかったのではなかろうか。
いや、小学校の先生あるあるかもしれない。

学童のトイレは、縦に長いタイプで床まであるから、多少チビでも何とかなるのはわかっています。
しかしサキタに聞いたところ、小学校のトイレは、丸い小便器が腰の位置にあるようなタイプらしいのです。
低学年、せめて1年生のところだけでも、チビ対応便器にして欲しかった…。（T▽T）
幸いヒナタ本人は気にしている様子はナイので、気になっちゃう前に身長が伸びてくれることを切に願う。

私が子どもの頃なんかは、男子は個室に入ろうものなら散々からかわれることになり、青い顔して我慢していたり、児童の来ない先生のトイレにこっそり入ったりしていたものでした。
女子からするとくだらないの一言なのですが、男子は必死だったなぁ…。
今はそのようなからかい方はされないと思われますが、間違ってもヒナタがそんな目に遭いませんように。

男子のトイレ事情、女子とはまた違った面倒くささがありそうです。