ここに見える道から下のたんぼと青いネットで囲われた左側のたんぼはうちのたんぼで
す。この二年、下のたんぼを岐阜から来た地縁のないワタシ曰く『わけわからん人々』
に貸しています。こちらが休耕田になったたんぼを草刈りが大変だから、作ってくれる
人に貸し出す・・・と募集したわけではなく、JA職員だった人がこちらに一言もなく
この『わけわからん人々』に「○○に作らないたんぼがあるから一度聞いてみたら」と
教えたため、やってきてうちの年寄りは若夫婦(私達)が草刈りも、熱心にしないから
無料で一年ごとの契約で貸すことになったのだが、最初の年は 近隣に笑われるくらい
の『わけわからん農法』でお米は採れず、一年たんぼを荒らしてしまうことに。翌年、
なんとかお米として作れたんだけど、三年目になって図々しくたんぼを増やしたいと
年寄りに交渉し、年寄りは私達に事後報告のかたちで言ってきた。あと二枚貸すのには
「これでこの『わけわからん人々』がおびただしい複数形になって、ここもあそこも貸
してくれとなったらどうすんのよ。おまけに貸すたんぼにこげのグランドがはさまれて
水を落とすために、そこも貸してというに決まっている。あかん、あかん、一枚しか
貸さない。」と私が反対していままでのと新しく一枚を貸す・・・ということにしぶし
ぶした。新しく貸すほうはわけわからん人の夫の名前で契約書が返ってきた。今までの
たんぼは4月末の期限なのでその頃やって来るかと思ったんだけど、こないまま5月に
なってしまった。2月に道で会った時に私は契約書ができたら連絡しますと言ったんだ
けど、そのあとわけわからん夫が新しく借りるたんぼの契約書をとりに来た時に、もう
ひとつのたんぼの契約書はできているので4月末に来てくださいと言ったはずだけど。
どっちにしろ(私の連絡ミスか?)今年の契約書は写真のたんぼに関しては交わして
ないのだ。昨年の契約は切れてんのに乾燥牛フンのようなものを撒いて帰っていた。
撒いた当日はクサかった、なにを撒いていったんだろ…と思ったわ。
正直、このわけわからん人には私は関わりたくないのだ。上富田の友達に話すと
「そのひと、西牟婁郡内でもけっこう有名やったで。学校に非常勤講師で行っていた
ようやけど、なんか型破りで、農業も借りてやったけど最後は放棄みたいでどっかに
行ったと思ったら、あんたとこかい~」やっぱりな、私がふんだとおりの人物や。
まぁ学校に勤めてると聞けば、田舎の年寄りは間違いないとおもうわなぁ。
そうこうしてるうちに、週末耕運機で耕して帰ったわ。うわさでは、この近くでたんぼ
を作っていたお年寄りが入院することになって、そこのたんぼをわけわからん人が作る
ことになった・・・と聞いたから、今年はうちのを作らないんじゃないかとも思ったの
だけど、どうやらあっちもこっちも手を広げはじめたのか?だんだん怪しい雲行きやな
新しく作るうちのたんぼは、同類の若手がやってきて草を刈ったり、たんぼを耕したり
してるし散歩コースの折り返し点に畑を借りて、天井まで網を張った畑を作ってる。
この人も地縁のある人間ではないのだ・・・。山奥で電気も引かず夫婦と子供で生活
していて、以前新聞に載っていた串本にできた親子で参加するサロンのようなところで
「東京から串本町にやってきて、近所に子供がいなくて、こんなところができてよかっ
た」、っておいおい、おめ~さんたちが山奥に住みながら周りに子供が無いって言い方
ないやろ!これも噂だけど、子供は保育園に入ったけどシカだかイノシシだかの鳴き声
ばっかしやて。やはり同類もわけわからん・・・。
私は嫌いなんや、この人々。うちの年寄りは「悪い人でもなさそうやけど」と言うけど
自然飼育の玉子をもらって丸めこまれているのではないかと思う。非難する私を逆に
「そこまで言うのがおかしい」とまで言い出す親に、まったくもって不可解、怪怪であ
る。
ご両親の作れなくなった休耕田(放っておくと耕作放棄地になるよ)を
代わりに活用してくれる、Iターンの人々の方がまともだと思うよ。
(同様のパターンで、歓迎している、お年寄りの声もよく聞くようになったし)
>「そこまで言うのがおかしい」とまで言い出す親に、まったくもって不可解、
ご両親に限らず、近所の方々や、このブログを読まれた方々も
おかしいのは、あなたでは?と、感じられていると思います。
たぶん、あなたもその空気を感じていて、Iターンに対するジェラシーから
この様な、書き込みを繰り返しているのかも知れませんが
それは、あなたのイメージを、マイナスの方向にしてしまいそうですよ。
せっかく田舎に帰って来たのですから、田舎の人らしい暮らしも
楽しまれてはいかがですか。
世の中にはいろんな物事に関しての考え方があるので、疑問人さんの考え方もありですよね。県内各地でもIターンで来て農業をやっている人もいますが、私はなにもそれを『我が家のたんぼ』でしてほしくないだけです。たとえ貸すことにしても、普通にたんぼの見回りをし、ほかのお米を作ってる人とも協力して水路を清掃したりする人をと思っていたわけです。だけどこの人達には、究極的な自然農法で虫が発生しても消毒もしない、薬を使わない・・それではまわりのたんぼにも影響しますよね。いままでそんなことはなかったわけで、貸主としては迷惑を周りにかけるのは困りますよね。他の人は消毒もして害虫の発生を抑えるのですから。私もそうやって手伝ってきました。無農薬を徹底するなら山奥のたんぼはあるのです、そこで自分が安心する農業をしたらいいと思いませんか
?
たんぼだけど土地です。昔のように書類が無くても、人間関係だけで貸し借りをできた時代ではなくなっています。黙っていたら、勝手に倉庫を建てられたり、徐々に面積を増やしていくというたんぼに限らず、畑でも宅地でもそんな話を聞きます。私は持っている土地を守らなくてはならないので、貸し借りのめんどくさいことはなくしたいと思っています。この人達は本気で農業をする気なら、なぜ今までによそのたんぼで最後までできなかったのかも疑問です。田舎の人らしい暮らしを、この人達はしたいわけですよね、のんびりと晴耕雨読の・・・。実際は晴れでも雨でも普通のみんなたんぼを思って見回ります。
台風時に「たんぼの見回りで流され死亡」というニュースは全国各地でみられます。そのほとんどが高齢者です、私達の親も止めても出て行くのでそれもあって米作りをやめました。子供の私達は命を落とすかもしれないから、そんな時は出て行きません。米作りをしたことが無い人は「なにもそこまでせんでも 雨がやんでから行けばいいのに」と思うでしょうが、水路にゴミがかかって溢れたらとか、うちの所有物がよそのたんぼに飛んでいってないかとか、他所のたんぼに異常があったら電話で教えもします
ほったらかしにはみんなしてないのです。植えれば勝手に育ち、雨だけで育つ、ではないのですがねぇ・・・。
疑問人さんの言われることも一理といえばそうですが、Iターンに対するジェラシーって、こんな手をかけずにお米作りして、さぞ楽やな、とは思ったけど。ご意見ありがとうございました。