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ひろしとのぶことミー子の日々。

丹生都比売神社

2007年10月12日 23時52分24秒 | Weblog
秋の一日 紀ノ川にそって走った日 ぜひたずねてみたいと思っていた高野山の麓 天野{あまの}の里の丹生都比売{にうつひめ}神社までいった。

世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の丹生都比売神社境内として世界遺産に登録された神社である。
天野の里にはいるとなにかなつかしいふるさとのたたずまい のんびりとしたほんのりとした里  こんもりとした杉木立のなかに朱色の太鼓橋が見え 丹生都比売神社についた。
 
車椅子で境内におりたつと目の前に堂々たる楼門
息子が厄年にはいるので厄除けのご祈祷をお願いする。

「お父さんもどうぞお上がりください」といってくださり 階段は無理なので横のでこぼこ道を車椅子を押して楼門まであがる。
拝殿に通していただき 正装に着替えられた 宮司さんが わたしたちふたりのためにご祈祷の儀式をしてくださった。
 
ご祈祷の終わった後 ていねいにこの神社の歴史をかたってくださった。

丹生都比売大神 は天照大御神の妹神で1700年前の神代にこの天野の地に当社を創建 されたという。
弘法大師はこの神から神領である高野山を借り受けて1200年前に開山 ゆえに丹生都比売大神は 真言密教の守り神として高野山にも祀られているとのこと 

このようにこの地に神仏が融合した古代からの日本人の信仰が今に残るということから 世界遺産に登録されたということ。
異宗教が融合しているということが 他の民族からは考えられないほど不思議なことらしい。

私たちは普段は無宗教的な生活をしているのに いざというときは
「ああ 神様 仏様」と つい思って手をあわせてしまう。
典型的な日本人だなあと顔をみあわせた。
神様 仏様に息子の厄除けの祈願ができて ほっとひと安心の平凡な両親でした。