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ひろしとのぶことミー子の日々。

紀ノ川

2007年10月07日 23時27分28秒 | Weblog
朝からすばらしい秋晴れ
そうだ 久しぶりに紀ノ川沿いを走ってみよう。

打田 粉河と過ぎて紀ノ川万葉の里へ。
駐車場からすぐに紀ノ川の土手に出られるようになっていた。
車椅子でもかんたんに土手に上がれるなんて うれしいこと!!

土手に出ると 目の前に紀ノ川 向かい側はかなた高野山へとつづく山並み
さんさんとまぶしいばかりの秋の日差し きらきらとかがやきながらゆったりとながれゆく紀ノ川

有吉佐和子の小説「紀ノ川」を思い出してしまう。
「お母さんはのし、この川を下ってお嫁入りしたんよし・・・・」と主人公の花が古い和歌山弁で語るのが印象的だったっけ。
いまよりもきっと水量が多かったのだろう 花嫁衣裳をきて舟にのって下る場面があったような・・・

私は一人で思わず土手を駆け下りて 目の前のきれいな流れに手を浸した。

   水澄めり光の中の魚の影

   水音の透きてさびしき秋の川

土手の方を振り返ると ひろしの車椅子がながーい土手の上にぽつんとひとつのかっていて ほかに見えるのは青空ばかり
このせせらぎとちいさな魚たちのすがたは 土手からはむりだなあ。