小学校の近くで初瀬川に合流する支流のサラシ川と平行に走る村道を東に向かって、1.5㎞のぼって行けば、チエちゃん家にたどり着きます。
春先、土手ではオオイヌノフグリが青のじゅうたんをつくり、スミレやホトケノザが咲き、つくしが顔を出しています。
その後には、サラシ川と村道の間に広がる田んぼにレンゲの花が咲き乱れ、あぜ道をハコベ、たんぽぽ、しろつめくさがおおうようになります。
学校の帰り道、ポカポカとしたこんな陽気のいい日に、どうして村道などを帰ることができるでしょうか。
家並みが絶えるお寺のあたりで、チエちゃんは村道を逸れて農道に入ることになります。
田んぼのあぜ道をあっちへ止まり、こっちで屈んで、つくしやタンポポ、シロツメクサを摘みながら、帰ります。
途中、サラシ川の中ほどにベッドのように平で大きな岩があります。
そこへと渡るちょうどよい飛び石があって、ポン、ポンと飛んで渡ると、チエちゃんはランドセルを下ろして、寝転びます。
川沿いには猫柳が銀色の穂をつけています。
きらめくサラシ川を覗き込めば、メダカか小ブナの影が流れに逆らってスイスイと泳いでいきます。
流れる雲を眺めて、羊の顔、獅子頭、犬・・・想像をめぐらせます。
しばらく、そうしたあとで、摘んできたシロツメクサを編んで花冠を作りました。
花冠を頭にのせたチエちゃんは、ようやく家へと向かってあぜ道を歩き出すのでした。
春先、土手ではオオイヌノフグリが青のじゅうたんをつくり、スミレやホトケノザが咲き、つくしが顔を出しています。
その後には、サラシ川と村道の間に広がる田んぼにレンゲの花が咲き乱れ、あぜ道をハコベ、たんぽぽ、しろつめくさがおおうようになります。
学校の帰り道、ポカポカとしたこんな陽気のいい日に、どうして村道などを帰ることができるでしょうか。
家並みが絶えるお寺のあたりで、チエちゃんは村道を逸れて農道に入ることになります。
田んぼのあぜ道をあっちへ止まり、こっちで屈んで、つくしやタンポポ、シロツメクサを摘みながら、帰ります。
途中、サラシ川の中ほどにベッドのように平で大きな岩があります。
そこへと渡るちょうどよい飛び石があって、ポン、ポンと飛んで渡ると、チエちゃんはランドセルを下ろして、寝転びます。
川沿いには猫柳が銀色の穂をつけています。
きらめくサラシ川を覗き込めば、メダカか小ブナの影が流れに逆らってスイスイと泳いでいきます。
流れる雲を眺めて、羊の顔、獅子頭、犬・・・想像をめぐらせます。
しばらく、そうしたあとで、摘んできたシロツメクサを編んで花冠を作りました。
花冠を頭にのせたチエちゃんは、ようやく家へと向かってあぜ道を歩き出すのでした。
ところで、チエさんはひとりで帰ることが多かったのですか?
おたまじゃくし、いましたねえ。
目玉がいっぱいついたみたいなの。
一人で帰るときとお友達と帰るとき、半々ぐらいでした。
家が近かったので、従姉妹と帰ることが多かったです。
お友達と一緒に道草する時もありましたよ。
みちくさのしようもなかったなあ。
今ではみちくさの楽しみすら犯罪の対象になってしまう。
つくづく嫌な世の中になったものです。
まさに、ここのテンプレートの女の子のような、花の冠を・・・。
知り合いの男の子に、「道草しないで、真っ直ぐに帰りなさいよ!」って声をかけたら、「真っ直ぐ行ったら、ぶつかってしまうよ!」って言われてしまいました。(笑)
たしかに・・・。
作った花冠を母にプレゼントしたりしたものです。
昔はいっぱいあったしろつめ草やレンゲが今ではなかなか見られなくて残念です((>д<))
まだ見ぬ私の子供が、私のために花冠を作ってくれる日が来るかなぁ~・・・
私の家はすぐ裏が学校だったので、土曜日の午後とかは、わざと遠回りして家に帰りました。近所に自動車の解体屋があって、そこに積み上げられている廃車に乗り込んでは未来のドライバーを想像しハンドルを切って遊んでいました。大人に見つかるとゲンコを貰って痛かった・・・
本当にたくさんありました。
そして花冠作りました
お友達とたくさんたくさん抱えるほどのシロツメクサを摘んだこと・・・思い出しています
いい時代だった・・・
こんな話を家族にすると
「さすが、田舎者
田舎者と家族に言われております・・・
ハイ
うわ~、学校まで5分、うらやましい。
そういうのに、あこがれてたなあ。
朝寝坊ができるもん。
だけど、近道と称して、他人の家と家の間を抜けたりしてませんでしたか?
> エーさん
えへへ、このテンプレートを見て、思い出したんです。
> グリさん
グリさんの世代もシロツメクサで花冠を作ったんですね。今の子ども達も作ってるのかなあ。
シロツメクサは写真のように見かけるけど、れんげは見かけなくなりました。
グリさんに冠をプレゼントしてくれる日がきっと来ますよ。
> 谷やん
ようこそ!チエちゃんの昭和めもりーずへ。
谷やんも自宅の裏が学校。うらやましい~。
男の子には男の子の道草があったんですねえ。
> aoiさん
田舎者でいいじゃないですか。
都会の人たちには体験できない、素敵なことをたくさん体験してるんだもの。
私は田舎者です。