【市長は千葉市民を被曝させた!】
たくさんの千葉市民を被曝させました。
放射線に関する報道について
メディア報道に左右されず、冷静な対応をお願いします。
千葉県では毎時間放射線について測定を行っており、その数値は昨日17:00に最大値0.313マイクロシーベルト/時を計測しましたが、
その後は0.03台に落ち着いています。人体に全く影響のない数値です。
放射線医学総合研究所やその他の専門家も「1000マイクロシーベルト/時であっても一時的であれば問題ない」と説明しています。仮に原子力発電所周辺で高い数値が計測されても距離がありますので、その間に拡散し、人体に影響のないレベルに薄まります。
X線が50マイクロシーベルトですが、一瞬でこの量を被曝する場合と、長時間で同量を浴びる場合では後者の方が圧倒的に健康への影響は少ないですから、仮に5マイクロシーベルト/時となっても短期間であれば健康への影響はないと考えるのが一般的です。
そもそも、健康への影響を考えるのであればタバコの方がよっぽど発がん性が高いわけです。
この程度の数値を気にするということは禁煙はもとより、身の回りに喫煙する人を全く近づけない生活をすることと同じことになります。
放射線を出す温泉にも多くの人たちが入っている現実もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/94/5aca37d63f99a9bee23814010d71f026.jpg)
【2011年4月24日更新】都道府県別放射性物質累積降下量:首都圏にも大量の放射能が降っている
19日以前のデータとヨウ素セシウム以外のデータが全く公開されないことに相変わらず不信感を募らせています。マスコミは3月15日の時点ですでにレベル7に相当する放射能約19万テラベクレルが排出されていたとようやく認めましたが、この前までは3月23日時点でレベル7になったとか言ってました。でも実は3・11は最初からレベル7だったんですけどね。
とにかく最初の頃、御用学者、政府、東電はやたら自信満々で安全キャンペーンやってましたが、肝心な情報はすべて隠し、言ってることも嘘ばかりでした。
特にひどいのが、人々の目を意味のない「放射線」に向けさせるという情報操作です。
原発事故で最も危険なのは体内被曝をもたらす「放射性物質」ですが、放射線量を測っても放射性物質の量は分かりません。特に地表面以外の空気中で計測した放射線量には意味がありません。
地表に放射性物質が降り積もっている場合、人間が接している地表の放射線量を測ればある程度の放射性物質量を予測することは可能ですが、モニタリングポストのあるビル屋上の放射線量と地表の放射線量とでは桁が違ってきます。
身の回りの放射能の危険度については、放射性物質の累積降下量を知っておく必要があります。
以下に文科省発表の都道府県別放射性物積降下量の累積値をまとめておきます。ただしここにも注意点があります。
気象庁の3月11日 予報および原子力安全委員会の4月11日見解から、原発事故発生直後の数日は桁違いの量の放射性物質が東日本・首都圏に降っていたと考えられます。
下の数値は19日以降の累積なので、3月11日から18日の最初の1週間のとんでもない量の放射能分がすっぽりぬけています。
最初の分を入れたらたぶん下の数値の数十倍から数百倍にもなると思います。また一番肝心な福島と宮城のデータの多くが「計測不能」とかなっています。そしてヨウ素131・セシウム137以外の放射性物質の降下量データが全く公表されていません。
他にもセシウム134やテルルやストロンチウムやプルトニウムなどいろんな放射性物質が放出されているのですが。政府の隠蔽体質によって、放射性物質降下量のデータもまた危険性を判断する上で十分なデータとはなっていません。
米国政府の降下量調査データから少なくともセシウム134はセシウム137と同量以上降下していると考えられますので、放射性セシウムの全体量は下の値の2倍以上と考えてください。
■ 放射性物質累積降下量(3月19日以降)
2011年3月19日(データ公開日)から4月24日までに地表に降った放射性物質の累積量(百万ベクレル/km2)。
原発から放出されている数十種類の放射性物質のうち計測・公表されているのはヨウ素131・セシウム137の2種類のみ。
3月11日~18日の桁違いに大量の放射性物質下降量はデータ未公表のため含まれていません。
セシウム134の降下量データは公表されていませんが、米国の降下量データによればセシウム137とほぼ同じ量が降下しています。どういう影響が考えられるかについてはこちらへ。
ヨウ素131 セシウム137 備考
福島 未公表 未公表 3月28日福島市:ヨウ素131=23000・セシウム137=790
宮城 未公表 未公表
茨城 212726 28625
東京 84939 6911
山形 68692 8667 3月29日~4月3日までデータ未公表
埼玉 68574 3801
栃木 61312 2809
千葉 45787 4894
群馬 21844 1460
岩手 8186 801
山梨 8018 836
神奈川 5773 551
静岡 360 139
■ 3月11日放出分の降下量は桁違い!
4月11日の原子力安全委員会の発表では、11日の事故発生直後の数時間には1時間あたり1万テラ(テラ=兆)ベクレルが放出されていた(現在は1時間あたり1兆Bq放出中)とのこと。(15日は1時間あたり10兆テラと発表)
このデータと気象庁の予報データと上記の降下量データを用いて、3月11日放出分の放射性物質が東京にどのくらい降ったのかを推定してみた。まず3月11日放出分の総量を低く見積もって3万テラBqとして、4月上旬の一日あたりの放出量を24テラBqとすると、4月上旬一日に比べて3月11日の放出量は1250倍であった。
次に気象庁予報データによると、3月11日放出分の14日までの首都圏への降下量濃度は福島原発周辺の1万分の1(これも低く見積もっている)、4月4日放出分の7日までの首都圏への降下量濃度は同10兆分の1なので、3月11日放出分の降下量濃度は10億倍となる。1250X10億=12.5兆。4月7日の東京におけるヨウ素131降下量に12.5兆をかけると、65.6テラBq/km2(公表されている3月19日から4月10日までの東京のヨウ素131総降下量の700倍以上)というとんでもない数字になった。
もっとも、東京に一様にこのような超高濃度放射能が降ったとは考えにくいため、あくまで風向きによっては東京でもこのくらい降った場所もあったであろう、という考え方になる。
このことを裏付けるような情報がある。
チェルノブイリ災害時に米国調査団代表を勤めたチャム・ダラス氏が都内の地表すれすれの放射線量(地表に降り積もった放射性物質の放射線をキャッチできる距離での計測)を調査したところ、新宿区と江東区の一部で福島県郡山市よりも高い放射線量の地域が見つかったという。
こうしたエリアの都民の被曝量は相当なレベルだと考えられる。
いずれにしても災害発生直後の数日のデータがないことは、累積降下量を考える上でとんでもないミスリーディングをもたらすということが分かった。