2019年7月26~29日の4日間、勝浦市にて、福島から4家族12名をむかえた夏保養を無事に成功することができました。
台風が心配されましたが、無事にすべてのプログラムが実施できました☆
■第16回目の千葉保養は、多くのボランティアに支えられました。
カンパなどのご支援をいただき感謝申し上げます。
詳しくは、会報『NEWS LETTER』で報告いたします。
参加された家族の方の感想より
◎毎回、開催していただき感謝
震災から8年が経過し、原発事故にたいして関心をもつ人が少なくなり、今でも水道水を飲ませなかったり、福島県産品を極力食べない人たちのほうが、肩身の狭い思いをしていると思います。
国や県はあてにならないので、親として子どもたちを守りたいと思います。
毎年、保養を開催していただき、感謝しております。
(Aさん)
◎仲間を信じてがんばる
昨年に続き、2回目の参加ですが、今年も大変お世話になりました。
今年は参加者も少なかったけど、子どもたちも保護者もトラブルもなく、のんびりすごせて良かったです。
私は保養に来て皆と話をして、いろいろな情報をもらえるのが、なにより勉強になります。普段、福島で生活しているなかで、気持ちに迷いが出た時は、仲間がいること、今やっている努力はけっして無駄ではないと信じて頑張ります。
なにより、子どもたちが元気で、笑顔で、育っていってくれることを願っています。
(Bさん)
◎毎回の再開がとても楽しみ
初めて参加したのが2013年の冬で、娘が4才の時でした。今年、娘は11才になります。
福島の現状はさほど変わりなく見せかけの復興が進んでいます。
娘は千葉保養を毎回とても楽しみにしています。
久しぶりに会える友達や大好きなスタッフさんたちと過ごす時間は本当にたくさんの笑いとても楽しそうでした。
今回はいつもより一泊少なかったのが残念でしたが、また来年もぜひ参加したいと思います。ありがとうご
ざいました。(Cさん)
◎心に寄り添ってくれる安心感
原発事故から8年以上が経ちますが、事故当初からたくさんの「後出し」や嘘、いろいろなことをごまかされて、私たちは、自分自身で信用できるものを見極めなければならなくなり、そんな日が何年も続き、とても疲弊してしまいました。
私は福島からは引っ越してしまいましたが、あの喪失感や絶望感は一生忘れないと思います。
今でも、何かのタイミングで時々思い出しては激しく落ち込み、さまざまな思いが心をしめつけます。
「原発事故」
「東日本大震災」
私のまわりでは、もう口にする人はいません。
時々、話題になっても、気にかけている人など、めったにいません。
今回の交流会で「今まであまり考えたことがなかった」とおっしゃっていた方がいましたが、そのような方にも「保養」というもの、あまり知られていない現実を知っていただけて良かったと思います。
何かして欲しいと言うのではなく、自分たちのこと、子どもたちのことを考えて下さる。
それだけで、母たちは『がんばろう』というモチベーションが上がる、保たれる。
そう思います。
いつも思いますが、こちらの保養では子どもたちのことを考え、心に寄り添って下さる安心感があります。
とても心地よいです。
これからもどうか長いご支援をお願いいたします。
(Dさん)