LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

『LE GITAN』

2006-06-14 | THE SOUNDTRACKS
アラン・ドロンのサントラ探索もここまでで予定の約3分の2が経過しました。

今回は『ル・ジタン』の音楽が聴けるレコード及びCDです。
(最下段の写真はジャケット写真とは関係ありません。)

音楽の担当はオリジナル劇判がクロード・ボランClaude Bolling
さらにジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardtの既成曲がメインタイトルに印象深く使用されています。

上段左側はロードショー公開された当時に発売されたEPレコードで、
A面にLICKが唄う『ル・ジタンのテーマ』、
B面にクロード・ボランが故ジャンゴ・ラインハルトに捧げた曲『いとこのジャンゴ』
の2曲が収録されています。
そして中段はその『いとこのジャンゴ』が収録されているクロード・ボランの作品集CD、
『ボラン・ストーリー』です。
残念ながら、『ル・ジタンのテーマ』は未だCD化はされていません。

そしてメイン・タイトルに使用されていたジャンゴの曲ですが、
アマゾンで彼のCDを片っ端から試聴して最近ようやく探し当てました。
その曲名はずばり“Blues”というもので、
上段右のCD4枚組みボックスセットのDISK2に収められています。

このマイナー調のブルース曲は、主人公の悲哀に満ちた生き方を表現するのにぴったりな曲であり、
既成曲でありながら、まるでこの映画のために作曲されたのではないかと思えてしまいます。
ドロンがこの曲を選曲したのかどうかはわかりませんが、
最終的にこの曲を採用することに同意したのはまぎれもなく映画のプロデューサー・ドロンであり、
このセンスは大変素晴らしいものであったと思います。

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