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1988年のアラン・ドロンさん主演作品『アラン・ドロンの私刑警察』
Ne rveillez pas un flic qui dort (1988)のフランス盤サントラLPをご紹介します。
この作品は公開当時に劇場で観ましたが音楽の印象があまりなく、
その後テレビ放映されたりビデオ化された映像を見てもやはりサントラの存在感に乏しかったのですが、
今回初めてこの音源を入手して一通り聞いてみて感じたことは、
いたって真面目にサントラ製作がなされていたのだなということでした。
ではいったい何が原因でこれだけ印象の薄い結果となってしまったのだろうかと、
フランス盤のDVDを購入して改めて見直してみて気付いたのは、
「正確な音が鳴っていない。」ということでした。
つまり映画で流れている音楽そのものの音量が小さいのです。
さらに1曲づつがシーンにおいて細切れに使われていることも印象を薄めている原因です。
もう少し音楽に対する編集者の理解力が高ければ、この作品の印象も変わったものになっていたはずです。
先の『ボルサリーノ』や『最後の標的』での音楽すり替え事件ほどの罪(?)は大きくないですが、
それでも大変もったいないことだったなと悔やまれます。
と言いますのも、このサントラには何とジャズ・ハーモニカの巨匠トゥーツ・シールマンスが
全面的にフューチャーされているからなのです。
我らがドロンさんの作品にトゥーツが参加していたという事実には本当に驚かされました。
次回はもう少し詳しくこのアルバムについてご紹介いたします。
Ne rveillez pas un flic qui dort (1988)のフランス盤サントラLPをご紹介します。
この作品は公開当時に劇場で観ましたが音楽の印象があまりなく、
その後テレビ放映されたりビデオ化された映像を見てもやはりサントラの存在感に乏しかったのですが、
今回初めてこの音源を入手して一通り聞いてみて感じたことは、
いたって真面目にサントラ製作がなされていたのだなということでした。
ではいったい何が原因でこれだけ印象の薄い結果となってしまったのだろうかと、
フランス盤のDVDを購入して改めて見直してみて気付いたのは、
「正確な音が鳴っていない。」ということでした。
つまり映画で流れている音楽そのものの音量が小さいのです。
さらに1曲づつがシーンにおいて細切れに使われていることも印象を薄めている原因です。
もう少し音楽に対する編集者の理解力が高ければ、この作品の印象も変わったものになっていたはずです。
先の『ボルサリーノ』や『最後の標的』での音楽すり替え事件ほどの罪(?)は大きくないですが、
それでも大変もったいないことだったなと悔やまれます。
と言いますのも、このサントラには何とジャズ・ハーモニカの巨匠トゥーツ・シールマンスが
全面的にフューチャーされているからなのです。
我らがドロンさんの作品にトゥーツが参加していたという事実には本当に驚かされました。
次回はもう少し詳しくこのアルバムについてご紹介いたします。
トゥーツ・シールマンスも意外ですが、やはりメイナード・ファーガソンの時も意外でした。既成概念無くても冒頭で直ぐに誰か分かってしまいましたから…。
初コメントありがとうございます。
メイナード・ファーガソンが『高校教師』のサントラに参加したのは
ドロンさんの引き合わせによるものということですが、今思えば奇跡の出会いですね。
他に彼の作品ではボブ・ジェイムスがプロデュースしたアルバム『征服者』や、
ビル・コンティのサントラ『アンクル・ジョー』での演奏も素晴らしいです。