ぶつぶつ地蔵

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東大寺 修二会 その1

2013-03-07 17:19:20 | 奈良
小さい頃、親に連れて行ってもらってたかもしれませんが、全く記憶にないので初めて行ったも同然。。。奈良に春の訪れを告げる風物詩。

修二会

お水の取りの名前の方が世間ではよく知られていますね。

オイラはもっぱらお薬師さんの花会式ばかり行ってて、東大寺さんの修二会にはちゃんとお伺いしたことがなかったんです。
ブログでのお知り合いの方に、東大寺さんに非常に詳しい方がいらっしゃるのです。
お話を読ませて頂いていると、修二会にも行かなければ!という気持ちになったので、この度ガッツリ聴聞に行ったのであります。

修二会とは何かをザックリ・・・めっちゃアバウトに説明致しますと、一年の穢れを観音様に報告し清めていただく法要のことです。
花柄式では報告するのがお薬師さんな訳ですね。
「穢れ」とは、知らず知らずに人々が溜め込む三毒=貪欲(むさぼり)・瞋恚(いかり)・愚痴によって生まれる罪過の事です。
これを懺悔(さんげ)し、心を清浄にしていただきます。
(先日教えて頂いたのですが、仏教用語では懺悔(さんげ)と読み、キリスト教では懺悔(ざんげ)と読むそうです。)
これを個人の単位でするのではなく、国家全体の懺悔を代わって行ってくれているのが修二会の悔過(けか)法要なのであります。

東大寺を開山した良弁僧正の高弟、実忠和上(じっちゅうかしょう)が夢で垣間見た、観音様にお参りする仏様の姿を人間界でも再現したい!と思って行ったのが今日の作法なんだそうです。
東大寺さんの修二会の素晴らしいところは、2度の焼討による伽藍消失の折も戦時中も、途絶えることなく続けられた行法であると言う事。
うち一回は、お寺的には今回は無理!って決断を下したのに、僧侶の有志によって規模を小さくしながらも続けたんだそうです。
今日、古の行法を体験させていただけるのは、そういった東大寺の僧侶とそれを支えた人々のお蔭なんですね。



さて、オイラが行きましたのは3月5日の実忠忌のある日。
なぜこの日にしたかと言うと、前述のブログで知り合った方にお勧めしていただいた日だったからです。
二七日(ふたなのか)ある法要の中身は、日によってそれぞれ微妙に違います。この日はこれをするけれど、この日には別の事をする・・・みたいな感じなのであります。
オイラが行った5日は実忠忌がある分、通常より法要が後ろにずれ込むのだそうですが、盛りだくさんを聴聞できて聴聞ニスト(っていうのか?)にとっては聴きどころ満載の日なのだとか。


朝は会社に行くより少しゆっくり目に家を出ました。
本当はいつも通りには出たかったんですが、ダラダラしてしまったんですよね^^;
奈良には10時半くらいに着いたでしょうか。

前もって予習していたこの日のざっくりとした予定は、
11:30頃 食堂作法
12:00頃 日中
13:00頃 日没
19:00頃 初夜(実忠忌含む)以降、晨朝まで法要はずっと続く・・・
と言ったもの。
ドットの真奈さんからも、いくつも時間割や見る場所などの説明のコメント返しを頂いてたのでバッチリ♪って思ってたのにぃ・・・
実際行ってみると、意外とどこがどうで何なんだからさっぱり解りません^^;
まず、お堂のどのへんで法要をするのか見当がつかず、お堂の職員の方にご説明をしていただきました。
その時職員の方がおっしゃっていたのですが、「行われている事はすべて行法ですので、扉を開けている、そのひとつにも意味があってしていることです。決して見ている人のために開いているのではないことを心に留めてください。我が我がの気持ちで無理に見ようとするのはだめですね」と。
もう、正しくおっしゃる通り!!激しく頷いてしまったわ(笑)
お堂の職員の方に説明してもらってもなお解らないことが多々あったので、見るからに観光客!って人を避け、聴聞に来てますって感じの方に声を掛けて、更に詳しく教えていただいたオイラなのでした。

あー。こーゆー時に人見知りで内気な人じゃなくってよかったと思います。
オイラ、旅の恥はかき捨てタイプなので(^ω^)

さて、ようやく法要の感想にはいろうかと思うんですが・・・
あまりにも長くなってきたので、続きはその2に書こうと思います。

その1は前フリだけで終わってしまった^^;
今回はほとんど写メ撮ってないんですが、その2には少しは修二会らしい写メをアップしますね。











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