自閉スペクトラム症の息子

息子の発達障害による出来事の記録等

情緒は意外と育まれる

2023-03-02 23:46:00 | 日記
低学年の頃通級の先生からも言われたが感情の表現が2つになっていると言われた。
プラスの感情は全て『笑う』。それは問題ないけど、悲しさ、寂しさ等マイナスの感情は全て『怒り』で表現。『怒り』で表現できない時は『笑う』。複雑な感情が読み取れないから表現も同じなのだろうという見解。親や先生が教えても理解できなかった。結局小学生の間は友だちと触れ合う(トラブル込み)ことで情緒というものを習得する事ができた。

中学卒業式間近になり、先生や友だちと離れ離れになることを実感したり、目をかけてくれた先生たちが息子にいろいろ話しかけてくれたそうで、息子も涙を流してしまったとのこと。そして「今までありがとうございました」と先生方にお礼を言っていたそうだ。
担任の先生からは電話で
「最後にとてもありがたいお手紙をくれて大変うれしかった」とお礼の電話をもらった。息子が見せてくれたので恐る恐る(文章や字がメチャクチャな事が多いから)手紙(日々の日記帳)の内容を見ると、
『3年生になり新しいクラスでうまくやっていけるか最初は不安でした。でも先生が優しいのと、クラスのみんなが優しいおかげでクラス全体と仲良くなれました。iPad(保存したある息子の自作動画)で笑ってくれるような優しい先生でとても幸せでした。先生は僕の中で1番大好きな教師でした。先生のことは死んでも忘れません。1年間本当にありがとうございました。』
という内容。
正直息子がこういう文章を書けるほど成長した事に驚いたし、全部読める字で書いてあった事にも感動。こういう思考で文章にできるほど息子は成長し、情緒も育まれた事に泣きそうになったけど卒業式まで取っておきたいので我慢した。
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